概要
遠隔励起増幅技術と波長多重技術を組み合わせ、無中継伝送距離と伝送容量を拡大した「離島通信用海底ケーブルシステム」を開発しました。
具体的には、海底ケーブルの途中に光ファイバアンプを配置し、陸揚ビルからその海底光ケーブルを通じて励起光(波長1.48μm)を送り、当該アンプを動作させることで信号光(波長1.55μm帯)のパワーを増幅し、従来よりも伝送距離を延ばしています。また、この励起光はラマン光増幅の効果も誘導するため、より一層長い距離を伝送することができます。さらに、信号光を波長多重することで、大容量化を実現させています。
このシステムを実現するため、信号光と励起光の波長帯において低損失で、かつ大光パワー(1W程度)での光ファイバ長期信頼性を有する海底光ケーブルを開発しました。これにより、信頼性のある長距離の無中継伝送システムが実現されました。
また、海底光ケーブルを確実に建設・保守するため、遠隔励起増幅方式に対応した成端・試験システムを開発しました。本システムは、大パワー信号光が通る海底光ケーブルを安全に成端するとともに、従来より長延化された海底ケーブルを両陸揚ビルから試験・監視します。

