未来ネットワーク(大容量コンテンツ配信)

技術領域
情報流通プラットフォーム技術

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概要

NTT研究所では、HDTVの4倍の解像度を持ち、毎秒60フレームの超高精細映像を複数束ねて低遅延・高品質に双方向伝送することにより、超臨場感あふれるコミュニケーションを実現する超高精細映像コラボレーション技術の研究を行っています。本技術により、ネットワークを介したシームレスな遠隔協調作業の場を提供することができます。また、劇場やホールを利用したスポーツやコンサートなどのライブ中継、教育機関での遠隔講義などに利用できる超高精細映像配信サービスも実現します。

超高精細映像のビットレートは、6Gbit/sを超えます。NTT研究所で開発した超高精細映像IPストリーミングシステムでは、JPEG2000と呼ばれている符号化方式で映像を300〜800Mbit/s程度に圧縮して配信します。また、このシステムは、映像配信先の環境に応じて、解像度の低い映像を送信するスケーラブル機能や、伝送誤り耐性を高める高速な誤り訂正技術を実現しています。また、複数の超高精細映像を、複数の超高精細映像ストリーミングシステムで配信する場合、それらのシステムは完全に同期することができます。それによって、複数の超高精細映像を1つの大きな映像として扱うことができます。また、多チャンネル音声伝送により、臨場感の高い音響環境も実現します。

本システムを用いて、2009年12月に、日米間のIPネットワークを用いて、複数の超高精細映像を完全に同期して送るマルチ超高精細映像伝送実験を行いました。


図版