概要
高齢者や障がい者、IT技術に不慣れな人など、あらゆるお客さまにとって使いやすいサービスやIT機器を実現するため、ユニバーサルデザイン技術の確立をめざしています。NTT研究所では、Webアクセシビリティ標準規格に基づいたウェブコンテンツの制作や評価を支援する文書やツールの開発を進めています。
インターネットが普及し、外出が困難な高齢者や障がい者にとっても、Webでの情報入手や情報発信は社会との重要な接点となっています。しかし、現在のWebサイトには、文字が小さく操作しづらい、用語が分からない、音声読み上げソフトで正しく読み上げられないなど、多くの問題が存在します。
今までに、あらゆる人にとって使いやすいWebサイトをデザインする指針として、「ウェブコンテンツユニバーサルデザインガイドライン」を作成しました。このガイドラインは、JIS X 8341-3:2010「高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス−第3部:ウェブコンテンツ」を基に、各項目に解説と具体例などを付けた61項目から成っています。
また、高齢者に特化したウェブデザイン上の配慮指針を、「シニア向けウェブデザインガイドライン」として策定しました。このガイドラインは、高齢者に実際にウェブサイトを使っていただく実験から観察された問題点を分析して、高齢者特有の特性を抽出し、その特性を基にデザイン要件を導出したものです。
昨今、自治体サイトなど公共性を求められるWebサイトについては特に、Webアクセシビリティが強く要求されています。これらのガイドラインは、Web作成時の指針として、また、作成したサイトの評価項目として、ご利用いただけます。

