ページの先頭です。
コンテンツエリアはここからです。
研究開発マガジン

よもやまツウケン Vol.7 ナノサイエンスの研究と成果発表の場”、今昔物語

「研究」あるいは「研究開発」の仕事と聞いて、みなさんはどのようなイメージを思い浮かべますか。 試験管が並ぶ部屋で白衣姿の人が顕微鏡をのぞいていたり、コンピューターを前に研究員が思案していたり、研究員同士が議論を交わす様子などでしょうか。

幅広い分野のテーマに取り組むNTTの研究所では、そればかりでなく、世界中の大学や研究機関とも協力をして研究をしたり、国内外の研究者が集まる国際会議を催し、講演や意見交換をしたり、お客さまと共にトライアル実験をして、ご意見をフィードバックしていただいたり・・・
実に多様な活動をしながら、日々研究開発をすすめています。

今回はそのうち、NTTの最先端の研究成果を紹介する場として、毎年厚木研究開発センタで開催している『サイエンスプラザ』をレポートします。

開かれた研究所としての情報発信『サイエンスプラザ』
量子物理学を主なテーマとして研究している“物性科学基礎研究所(別ウインドウが開きます)”では、「機能物質科学」、「量子電子物性」、「量子光物性」という三つの研究分野において、新しい原理・概念を探求し、革新的な技術の研究開発をすすめています。またオープンラボラリーとして、NTTの事業だけではなく広く学術的貢献を果たすために、量子物理に関する『国際会議』、世界の若手研究者を対象に量子物理をテーマとした『BRLスクール』、さらに、開かれた情報発信の場としての『サイエンスプラザ』を開催しています。

「ナノサイエンスが拓く量子の世界」をコンセプトに掲げる『サイエンスプラザ』は、専門家による講演や、半導体を製作するクリーンルームや実験設備などの研究所内を巡るラボツアー、研究テーマの紹介など、最先端科学を「聴く・見る・触る」ことができるイベントです。
外部研究者や学生の方々に“物性科学基礎研究所”の研究をご理解していただき、NTTの研究者とじかに意見交換や交流ができる場として1999年より毎年実施しています。さらに2007年からは、フォトニクス研究所 、マイクロシステムインテグレーション研究所からのポスター発表も加わり、より幅広いテーマでご来場の方々と交流ができるように発展してきました。

研究所内が熱い議論の場に
『サイエンスプラザ 2009』は、2009年11月27日にNTT厚木研究開発センタで行われ、多くの研究者・学生の方にお越しいただきました。

さまざまなプログラムの中でも、“ポスターセッション”形式で行われた研究テーマの紹介は、発表する研究員にとっては、面識のないご来場の方々から新鮮で貴重なご意見をいただく場であり、一方で、来場された方にとっては疑問をどんどんぶつけ、研究員と熱くディスカッションをする場となりました。

その場所というのが、写真をご覧いただいておわかりになりますでしょうか。
イベント会場でも、会議室でもありません、何とここは研究所の廊下です。普段は静かな廊下がこの日だけは活気にあふれる交流の場と化しました。

建物の2階から4階までの壁にずらりとポスターを貼ること、その数は40枚以上になり、それぞれのポスターの前に研究員が立って説明をしていきます。見学される方は入れ替わり立ち替わり、興味のある研究テーマを探して、説明をきき、質問を投げかけていて、四方八方から、日本語、英語等交えて熱心な議論が聞こえてきました。

特に学生の方々は、自分の専攻する研究テーマや興味がある研究テーマのポスターで、熱心に担当者と話し込んでいました。さらに研究内容だけではなく、研究所の雰囲気や、研究開発の仕事についても踏み込んで尋ねられる光景も見受けられました。

普段はなかなか体験できないラボツアー(施設内見学)も好評でした。極低温物性実験設備を見学する「不思議な量子の世界への誘い」のコースでは、最先端の研究環境に驚嘆の声があがり、質疑応答では実験内容についての質問が飛び交っていました。また、「究極の半導体を創る」や「ナノメートル半導体が放つ光を検出する」コースも設定され、「クリーンウエア(無塵服)を着用して実際にクリーンルームに入るという貴重な体験ができました」という声が聞かれました。

ナノサイエンスの世界に興味を持つ方へ
このように、NTTの研究所では外部の方にお越しいただき、遠慮なく素直な意見を求め、ディスカッションする機会を大事にし、「開かれた研究所」といった姿勢で研究開発に取り組んでいます。
研究員も、ご参加いただいた数多くの方の声に耳を傾けて、さらに進んだ研究成果をご覧いただけるよう励んでいます。

最新の研究成果はホームページでもご覧いただけますが、このコラムを読んで興味を持たれた方は、次回開催時には直接足を運んでみませんか。関心がある方であれば国内外問わず、どなたでもご参加いただけますので、みなさまのご来場をお待ちしております。

今回紹介した研究やイベントの詳細については、下記にてご覧いただけます。
[先端技術総合研究所 物性科学基礎研究所](別ウインドウが開きます)

フッタエリアはここからです。