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研究開発マガジン

よもやまツウケン Vol.8 NTT技術史料館 オリジナルペーパークラフト

NTTには電電公社時代も含めた通信技術の歴史的な史料を集めた「NTT技術史料館(別ウインドウが開きます)」があります。

この程、オリジナルペーパークラフトを2種類作成しました。

「黒電話」ペーパークラフトの写真 1つ目は「黒電話」です。黒く重量感のある形状をしています。【写真】

モデルは、第二次世界大戦後の電気通信省時代に開発し、(1950年に量産化された「4号黒電話機」です。

ペーパークラフトは、説明書がついていて、30分程度で作れます。

デザインを担当された史料館の野村課長は
「現物にできるだけ忠実に作りたいと考えました。しかし、紙製ゆえに加工の点では限度があります。また一方で、子どもでも簡単に作れるようなものにしたいと思いましたが、現物に忠実にしたいと思うほど、使うパーツも手がける部分も増えてしまい、作りやすさという点では難易度が高くなります。そこで、子ども向け雑誌の付録制作で有名な会社さんに依頼して、限度めいっぱいに工夫していただきたい、とお願いをしました」と語ります。

特にこだわりがある部分は、受話器のもち手です。尖っているのが写真でおわかりになりますでしょうか? ここが4号黒電話の特徴です。

また、紙製ながら、ダイヤルがちゃんとまわる(戻らないけど)し、“指トメ”という部分も作られています。送話器(話す部分)と受話器(聞く部分)の部分も、穴の数が違って描かれているのも本物と同じ。
他には、絵に濃淡の印刷をすることで、平面の紙でありながら、くぼみや立体の部分を上手く表現しています。
受話器と本体をつなぐコード“機紐”は、今の電話機はカールしているものですが、昔はカールしていませんでした。これも本物と同じです。

「大形赤公衆電話機」ペーパークラフトの写真 2つ目はさらにバージョンアップ。出来上がったら貯金箱になる「大形赤公衆電話機」です。【写真】

こだわりは、(1) 硬貨を入れると、「回収箱」に落ちるしくみです。ここが、貯金箱になります。
硬貨の投入口から「回収箱」まで、“選別軌道”と“蓄積軌道”に相当するダクトをつくり、中に落ちるようにしました。
この「回収箱」も本物そっくりです。

(2) コインの投入口のサイズもこだわりました。当時は10円玉しか使えませんでした。この貯金箱にも入る大きさは10円玉までにしました。 

(3) 当時の「硬貨返却口」はプラスチック製でしたが、ここも紙素材で再現しました。

(4) 昔の電電公社のマークが入っている金色の帯。

(5) 背面の銘板の取付

この電話機は、市外へ電話をかけようとするなら「0」を回せば電話ができるようになった型でした。
それまでの(帯がない)電話機は、市外通話をするには、交換手を通す必要があり、通話が終わった後に、交換手から料金を請求されるので、その分だけお金を入れるという仕組みでした。
その電話機と区別をする為に、赤い電話機本体と帯の色がマッチし、かつ品位が保たれる金色の帯がデザインされたのでした。

(6) 素材が本当に全て紙。プラスチックだった部分は透明の紙、金色の帯の部分も紙で再現しました。色合いも、本物そっくりの黒味を含んだ赤にしました。

といった細部にまで及んでいます。

いずれも、出来あがったらぜひ電話の底側をご覧になってみてください。
それぞれの電話についての説明が、わかりやすく書かれています。

これらの電話機をなつかしく感じた方も、全くみたことがなく新鮮に感じた方も、技術史料館には実物だけでなく、その他にも貴重な史料がたくさん展示されています。
原則毎週木曜日午後、公開されていますので、どうぞご来館ください。お待ちしております。
(ご参加方法はこちらをご参照ください。)
[NTT技術史料館:利用案内](別ウインドウが開きます)

NTT技術史料館の展示コーナーの写真

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