ページの先頭です。

NTTのロゴ トップページにリンクします

+NTTグループ内検索
閉じる

文字表示

トライアスロン 田山寛豪
コンテンツエリアはここからです。

TRIATHLON 田山選手 TRIATHLON 田山選手

家族の支えで掴んだ4大会連続オリンピック出場

田山 寛豪

ATHLETE MANIFESTO Vol.02 田山 寛豪

ギリギリで掴んだオリンピック4大会連続出場

リオデジャネイロ2016オリンピックを目指す事実上最後の選考レースで、出場を決めたときの心境は?

そうですね。アジア選手権を優勝するしか私にはオリンピックの道はないという状況だったので、最後ここでダメだったら、あきらめがつくというくらい自分を仕上げて臨みました。そこで自分の思い通りのレースができたことは、「本当にあきらめなくてよかったなー!」というのと、たくさんの人に支えてもらって掴みとったので、「幸せー!やったぞ!」という気持ちになりました。

現在のコンディションはどうですか?

オリンピックまであと約一ヶ月半になりますが、強化合宿をしながら今はしっかりと3種目のベースをつくっている段階です。

前回大会までとは違い、唯一の男子代表となりますが、お気持ちとしてはいかがでしょうか?

残念という気持ちですが、オリンピックに向けての最終合宿に、ロンドン2012オリンピックや北京2008オリンピックで一緒に戦った選手たちと合同でトレーニングを行うので、最後チーム一丸となって、みんなに押してもらうような形でオリンピックに臨めるので、出場するのはひとりでも、チームジャパンとして臨む大会だと思っていますから心強いです。

家族の支えが今大会への力

ご家族ができて初めての大会ですが、心境の変化はありましたでしょうか?

娘がもう2歳になるんですけど、どんなに疲れて帰ってきても「ととー!おかえりー!」って言って寄ってきてくれる笑顔を見ると、疲れが吹き飛ぶというか、家族のために俺も頑張りたいと思わせてくれる存在なのですごく大きいです。

奥様は元選手ということで、理解も深く力になりますよね?

はい。元選手なんですけど、トライアスロンだったり、私の足の痛みのことに関してはまったく聞かないんです。それが、どれだけ私に対する優しさなのかというと、やっぱり「田山足どうだ?」と言われると、痛いけど痛いと言えない葛藤があるんですね。でも、「足がどう痛いの?」とか、自分がシップを張ったり、足をマッサージしててもまったく聞いてこないで、娘の話とか、楽しい話に切り替えてくれるので、これはやっぱり妻が元選手だったからこそ、そういうふうに私を支えてくれているのかなと思ってます。

田山選手が得意なのはスイム

トライアスロンの魅力を教えてください。

まずスイムからいうと、競泳と違ってひとり一コースではないんですね。50名近い選手がコースロープのないところで一つのブイに向かって泳ぐ。そうなると選手同士のぶつかり合いになります。「あ、あの選手遅れた」「あの選手、後ろから上がってきた」というところは見ていて楽しいと思います。つぎに、自転車に関しては集団が分かれると思います。その集団内で、先頭集団、第二集団と分かれて、国は違うんですけど集団内に意思の疎通ができ、「絶対この集団で逃げような」「絶対この集団で先頭まで追いつこうな」という、チームワークが生まれるんですね、一瞬。この国対抗じゃない部分が自転車にはあるので、そこがすごく魅力的です。あとは、ランニングはもう最後の10kmどこまで力を振り絞って走るかというところ。順位がここで決まるので最後の駆け引きも見ていて楽しいと思います。

田山選手がトライアスロンをはじめるきっかけとは?

3歳から水泳をやっていて、高校3年生まで水泳部だったんですね。高校2年生のときに駅伝部のメンバーが足りないということで、駅伝部の監督に、「じゃあ田山ちょっと走ってくれ」ということで走ったら、「お前、泳げる、走れる、あと自転車やったらトライアスロンいけるぞ」と。私が高校3年生の次の年から、ちょうどオリンピックでトライアスロンが正式種目になって、新聞でも取り上げられたりしていたので、「あ、水着で走るんだ」「ここに何かこう、数字を書いて走るんだ」という印象はもっていました。結局、その先生から「お前、水泳もやって、走るのも少しずつ速くなってきた。自転車やったらオリンピックいけるぞ。」という言葉があって、ここまで来ちゃったという・・・(笑)。

トライアスロンをやっていて、しんどいと思ったことはない

トライアスロン日本代表で最年長となりますが、体力的な不安はありますか?

私ね、トライアスロンをやっていて、しんどいと思ったことはないんですよ。足の痛みとか怪我とかの悩みはあるんですけど、きついからもうやめたいな、というのはまったくないです。私はこのトライアスロンが楽しくてしょうがないというか、スイム、バイク、ランって色んな組み合わせがあるので、練習しているだけでも楽しいです。

プライベートで気をつけてることはありますか?

サンダルを履かない。足の爪の保護だったり、アキレス腱を冷やさないように、足元から温めることは意識しています。夏とかは特にサンダルでかっこいいファッションってあるじゃないですか。あれはもう引退してからやろうと思っています(笑)。

あきらめちゃいけないってことを学んだ

第一線で活躍し続けることができるのはなぜだと思いますか?

ロンドン2012オリンピックのときも、今回もそうですけど、やっぱりあきらめちゃいけないんだなぁ、という言葉に支えられました。「田山は、もうオリンピックは行けない」とか言われるなかで、1%の可能性がある限り、自分は行けるんだと思えば結果はどうあれ、次につながる。トライアスロンで、あきらめちゃいけないことを学びました。

2020年の田山寛豪

現在、若いアスリートを指導する立場にもいますが、東京2020オリンピックで期待することは何ですか?

私が指導している学生には、お前たちはもう失うものはないんだから、とことん行けと、それで行ったあとに必ず見つかる。だから守りのレースはするなと、常に言っているんです。恐れずに、攻めの気持ちをもってほしいですね。

2020年は39歳、東京にも出場したいという想いはありますか?

ギリギリあるかもしれないですけどね(笑)。今はリオデジャネイロ2016オリンピックのスタートラインに立ったときに、「あぁ、もうやった」と思えるように、その準備をしていきたいです。

指導者の夢として、「田山さん、もういいですよ」と言って引導を渡されるのが夢なんです。今、指導している選手が東京2020オリンピックで活躍してもらえれば、言うことないですね。
フッタエリアはここからです。