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JAPAN WALK GUIDE REPORT
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共生社会実現に向けたきっかけの1歩、
ユニバーサルデザインマップ 〜ジャパンウォークin SENDAI 2017〜

障がいがある人もない人も一緒に運動を楽しむウォークイベント、「ジャパンウォーク」。歩きながら歩道の小さな段差に気づいたり、障がいがある人たちと触れあうことで街や人の心にある「バリア」について考えるきっかけを作る、共生社会型ウォークイベントです。わたしたちNTTは、ユニバーサルデザインマップ”JAPAN WALK GUIDE” でこのイベントをサポートしました。

笑顔とやさしさいっぱいのウォーキング

鮮やかな青空が広がった会場に、朝からたくさんの参加者が受付テント前に集まってきました。
「障がいのある人もお年寄りも、誰もが当たり前に一緒に暮らせる社会が理想。お互いが接する機会として、このようなイベントがたくさんあるといいですね。今日はゆったり楽しみながら歩きたいです」
と話してくださったのは、歩くのが大好きという元ケアマネジャーの参加者。
出発式では、”いつもたくさんご声援をいただいているので今日は私が皆さんを応援したい” と、オリンピアン・パラリンピアンがハイタッチで見送りました。元気をもらった約1,500人の参加者は、15kmのロングコースと4kmのショートコースに分かれて仙台の街へと歩き出しました。それぞれがそれぞれの歩き方で、互いに気づかい合い、声をかけあいながら楽しく歩きます。

青空のもと、「4kmのコースをあっという間に歩ききってしまいました!」 と、笑顔でゴールをされていた車いすの参加者は、「普段の生活で、何かに困って、誰かに声をかけてほしいと思うこともあります。でも、声をかけたくてもかけにくい、という気持ちもわかります。困っている側が何か意思表示をできればいいかもしれませんね。今日のようなイベントで交流することで、手助けする側もしてもらう側も、ハードルが下がるのではないでしょうか」と、おっしゃっていました。

わたしたちのまわりにある、さまざまなバリア

自分が当然と思っていることが、ほかの誰かにとっては当然ではないこと。自分が体験したことがないから気付かない、気付けない、そんなことが少なくありません。同日に行われた車いす体験会では「車いすって、見たことはあるけど乗ったこととか、押したことはないです。」という参加者が多数。
体験の前に車いすの操作について、介助の仕方、走行の仕方についての座学を受け、二人一組でウォーキングコースへ出発。実際コースに出ると、普段歩く道では意識していなかった傾斜で進路が曲がってしまったり、小さな溝に車輪が落ちて身動きが取れなくなったりと、初めて乗った車いすの難しさを実感。

参加者の声

  • 「自分の目線が低いため、車の運転席からこちらが見えているか心配になりました。」
  • 「普通に歩く人のスピードに合わせようとすると、相当がんばらないとダメということにも気づきました」
  • 「すれ違う人や自転車が大きく見える」
  • 「歩道の装飾の凸凹も、車いすだと不快に感じる」
  • 「下り坂で油断すると車いすが進んでいってしまいそうで怖い。どう押したら車いすの人が快適かを考えながら押しました」

など、慣れない車いすに戸惑いながらも、ユニバーサルデザインの必要性を考えさせられる貴重な体験となりました。

明日のために〜あなたの少しの思いやりが、困っている誰かの一歩につながる

“JAPAN WALK GUIDE”では、段差や坂道、バリアフリー設備などをスマートフォンやタブレットの地図上で確認することができます。ウォークイベントでは、コースの近くにあるユニバーサルデザイン設備(スロープ、トイレなど)、注意すべきポイント(信号機や段差、階段)、町の魅力などを教えてくれるガイドを参加者のみなさんに使っていただきました。「トイレの場所がわかって助かった」 「これから通る道の情報を事前に確認できるから安心」との声も聞くことができました。
さらに音声ガイド機能をオンにすると、情報を音声で通知。歩きスマホを避けて、より安全にウォーキングができます。また、大きな特徴の一つが、誰でも気づいた情報をすぐに地図上に登録できること。ウォークイベントでは体験で感じたバリアなどをたくさんの方々にご登録いただきました。

参加者の声

  • 「自分が登録した情報が、今日のウォーキングで誰かの役に立っていたのを感じられて嬉しい。」
  • 「自分にとっては何でもない箇所がほかの誰かにとってはバリアになるかもしれないということを多くの人が理解して、情報を登録する人が増えたらいいですね。」

と、ユニバーサルデザインマップ作りに参加していた地元の学生が思いを語ってくれました。

田中章仁さん(NTTクラルティ勤務)より

この日のジャパンウォークには、バリアフリーに関心を持つ多くのアスリートも参加しました。NTTクラルティに勤務し、ブラインドサッカーの日本代表として国際大会にも出場している田中章仁さん(たまハッサーズ)は、参加者と一緒にブラインドサッカーを楽しんだり、ドリブルシュートの実演をしたりして、競技の魅力を伝えました。

「視覚障がい者であっても、鈴の入ったボールを使ってサッカーができる。さまざまな障がいをもつ人がいますが、ちょっとした工夫でいろいろなことができるんだということを感じてほしいですね」と田中さん。バリアフリー社会についてもこう話します。「社会の中のバリアをなくすのは実際には難しい。でも、困っている人に気軽に手を差し伸べられるような社会なら、みんなが生活しやすいはずです。今日のように、世の中にはいろいろな人がいるということを直接感じられる機会は、そういう社会づくりのきっかけになると思います。視覚障がい者が地図情報を見ることはできませんが、行動する前に音声などで情報がわかるのは便利ですね。いろいろな人がいろいろなバリアに気づいて情報を登録するような環境になればいいと思います」

中田崇志さん(NTTデータ)より

マラソンや5,000m走の伴走者としてパラリンピックや世界選手権のメダリストと伴走してきた中田崇志さん(NTTデータ)も、田中さんと同様、日本のバリアフリーの課題として人々の意識を重視します。

「困っていても、声をかけられると遠慮してしまう障がい者の方は多いです。そうすると、声をかけた人も、次に同様の場面に出会った時に躊躇してしまいますよね。だけど、それでも『ぜひお手伝いしたい』という気持ちを持ち続けて、明るく声をかけてもらえたらと思います。”JAPAN WALK GUIDE” のような取り組みもいいですよね。みんなが身のまわりの情報を登録することで、障がいのある人が情報を得やすくなる。みんなの少しの思いやりで、障がいのある方が外に一歩踏み出しやすい世の中につながっていくんだと思います」

最後に

今回のイベントは、たくさんの参加者にとって、共生社会の実現に向けて自分に何ができるかをあらためて考える機会になったのではないでしょうか。
NTTの ”JAPAN WALK GUIDE” は、これからもよりわかりやすく使いやすくするための工夫や改良を重ね、年齢や障がいなどの有無にかかわらず、みんなが一緒に楽しく暮らせる社会への貢献を目指していきます。

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