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行動を把握するためのカメラ、マイク、センサ

NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、手首に腕輪型センサデバイスを付けるだけでデバイスを装着したユーザーが「何を行っているか」を認識する研究を行っています。これはライフログ(人間の行いをデジタルデータとして記録すること)や遠隔ユーザーの見守りサービスのための研究開発の一環として、日常生活において最もよく使われる「手」に注目して人の行いを観測しています。
センサデバイスは、ユーザーの手のひらの周辺の領域を撮影するように設置されたカメラを備えており、これによって「コーヒーをつくる」「植物へ水やりをする」など、モノを用いた行動の認識が可能となります。さらに、手の動きは「加速度センサ」で、行動する時に発生する音は「マイク」で拾うことで、より行動を把握しやすくなり、また行動を学習・認識できるようになります。今後は、より小型なセンサデバイスを開発し、より実際の環境に近い条件でのセンサデータ収集を行い、認識精度の検証を行っていく予定です。
近年、ヘルスケアや遠隔見守りサービスなど、国内では高齢化が進んでいることから、遠隔地の高齢者や子どもの見守りに関する需要が高まりつつあります。こうしたニーズに応えるためにも、センサによる自動的な見守りの実現をめざしていきます。
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NTTサイバーソリューション研究所、NTTアイティ、NTTクラルティは、障がいのある方々でも、自宅などからテレワークの仕組みを生かしてより簡単に業務に従事できる環境の実現をめざして取り組んでいます。
2009年度は、遠隔地から簡単・安全に会社のパソコンに接続できる「MagicConnect」と、パソコンからインターネット経由で会議参加や遠隔共同作業ができる「MeetingPlaza」を、視覚障がいのある方々向けにサービスメニューを音声で読み上げられるよう改善しました。2010年2月〜3月に、基本機能が適切に動作し、視覚障がいのある方々がネット経由で遠隔協同作業ができることを確認しました。
また2011年4月〜6月は、視覚障がいのある方によるユーザーテストなどを実施。視覚障がいのある方がMagic ConnectとMeeting Plazaを用いた在宅就労実験を実施し、自宅でオンライン会議などを開催するなど、システム機能・性能が十分であるのか、障がいのある方にとって使いやすいものかどうかなど、今後に向けた課題の抽出を行いました。その結果、会議で頻繁に用いる正常系機能については機能・性能に不足は無かったものの、トラブルが発生した場合の異常処理には対処できないことが明らかとなりました。また、多くの視覚障がいのある方が用いるスクリーンリーダとの相性が悪いことも判明しました。
実験で得られた結果については、NTTアイティに送り、トラブル対処に必要な調節機能のメニュー読み上げなどの改良を行っています。さらに、2週間以上の長期在宅就労実験も行い、在宅就労を円滑に進めるうえでのシステムリクワイアメントやソーシャルリクワイアメントの抽出を行っています。
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日本の高齢者(65歳以上)は、2000年に2,200万人でしたが、2010年には2,900万人を超え、とくに、都市圏での高齢化が急速に進むと予測されていますが、都市圏での生活は必ずしも高齢者世帯のみで生活していくには便利で住みやすい環境が整っているとはいえません。
そこで、NTT東日本と独立行政法人都市再生機構様(以下、UR都市機構)、(株)セブン-イレブン・ジャパン様、イーソリューションズ(株)様は、2011年2月4日に、高齢化社会の問題(地域のつながり、買い物弱者など)を解決することを目的とした共同プロジェクトをスタートしました。
本プロジェクトでは、UR都市機構が保有する比較的高齢者比率の高い賃貸住宅(中央区、目黒区)の入居者500世帯(モニター会員)に対して、NTT東日本の光回線「フレッツ光」と家庭向けクラウドデバイス「光iフレーム」を活用し、そのコンテンツとしてUR都市機構による「地域コミュニティ情報の配信」などのマンションポータルサービスや、セブン-イレブンなどによる「商品のデリバリーサービス」を提供しています。なお、イーソリューションズは、全体の事務局運営などを行っています。
また、東日本大震災で被災されたお客さまへの支援策の一環としても、自治体の協力のもと、仮設住宅などにお住まいのお客さまに向けた買い物支援サービスなどを、一部のエリアをパイロットモデルに展開していきます。
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兵庫県篠山市での実証実験の模様
現在、日本では高齢化が進んでおり、高齢者や障がいのある方々がより自律的・積極的に活動できる環境整備が求められています。こうしたなかNTT西日本では、国土交通省の「平成22年度モビリティサポートモデル事業」実施箇所のひとつとして選定された兵庫県篠山市にて、視覚に障がいのある方々を被験者とした「歩行支援システム」の社会実験を実施しました。
実証実験は、「コールセンターからの音声による歩行支援」と「音声情報による歩行支援」が行われました。
「コールセンターからの音声による歩行支援」とは、被験者にカメラと骨伝導ヘッドホン、マイクを備えたメガネ型機器を装着いただき、カメラの映像を遠隔拠点(コールセンター)にインターネットを介してリアルタイムに伝達するというものです。そしてコールセンターのオペレーターは、受信した映像と地理的情報を組み合わせた歩行支援を、被験者に対して骨伝導ヘッドホンを通じて行うとともに、マイクを用いて被験者と会話することで、困りごとなどのサポートを行います。また「音声情報による歩行支援の実証実験」は、被験者に音声再生機器を所持していただき、路面の変化や特定の音、匂いといった環境情報を取り入れた視覚に依存しない音声によるルート案内を聞きながら移動してもらいます。
2010年10月22日〜12月11日の毎週金曜日・土曜日に実施され、視覚がご不自由な方、延べ44人にご参加いただいたおかげで、コールセンター側の対応ノウハウや歩行ルートの選定・作成に関するノウハウが蓄積できました。また、視覚に障がいのある方にモニターとして協力いただくことで、試作機の技術的な改善点の見極めができ、次期試作機の仕様策定に生かせました。
今後は、お客さまからも実用化段階に近いと評価されている「メガネ型デバイス」の早期提供をめざすなど、次期試作機で実証実験を行い、高齢者や視覚障がいのある方々を支援するための歩行ナビゲーションサービス実用化をめざしていきます。
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シニア向けケータイ安全教室の模様
社会の高齢化が進むなか、2009年4月からシニア向けの「ケータイ安全教室」を開始し、2010年度は約800回実施、約17,700人が参加し、累計では約1,400回、約32,400人の方に受講いただきました。
内容は2部構成となっており、第1部では「被害者にならないために」をテーマに、シニア層に被害者が多い振り込め詐欺などの犯罪から身を守るための対策を説明。第2部では「身を守るために」をテーマに、「災害用伝言板」や緊急速報「エリアメール」など災害時に身を守るためのサービスや、携帯電話をなくしてしまった場合の対処方法などを紹介しています。
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ウェリスオリーブ新小岩
NTT都市開発は2010年5月、適合高齢者専用賃貸住宅(適合高専賃)(注)の「ウェリスオリーブ新小岩」(東京都葛飾区)をオープンし、ご高齢の方が安心・安全に暮らせる住まいの提供を始めました。同物件は、NTT都市開発が手掛ける適合高専賃の第1号で、ご高齢の方が抱える心の不安を取り除き、自立した生活を支援するサービスを提供しています。
建物や設備は分譲マンションにひけをとらないグレードとしつつ、ご高齢の方のニーズにきめ細かく対応しました。例えば、緊急時用呼出ボタンや、一定時間生活反応がない場合に自動通報するライフリズムセンサーを各戸に設置しています。また、コンシェルジュカウンターを設けて宅配便やクリーニングなどの取次を行い、買い物代行・無料配達サービスなど日常生活の支援体制も完備しました。
入居者の皆さまがコミュニケーションを取りつつ快適に過ごせるように、食堂ラウンジ、シアタールーム、檜の浴槽を採用した共同浴室などを用意。また、毎日のゴミ回収時に行うお声掛け、花火鑑賞会などの催し、サークル活動の支援などによって、入居者の皆さまが孤立することを防いでいます。
ご高齢の方が安らかな生活を送るための環境が充実した適合高専賃は、国もその普及に努めており、今後ますます必要とされています。当社もそのニーズに応え、スタートを切りました。
本分はここまでです。CSRのサブコンテンツです。