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NTT環境エネルギー研究所
エネルギーシステムプロジェクト
エネルギー最適化技術グループ
主任研究員
加藤 潤
スマートコミュニティでは、家庭やオフィスなど電力の需要家側にGW(ゲートウェイ)と呼ばれる通信・制御装置を設置し、エアコン、照明、太陽光発電などの機器を有線・無線で結びます。そして供給側のプラットフォームと電力の需給状況などの情報をやりとりしながら、必要に応じて重要性の低い機器を停止するなどして電力消費を最適にコントロールします。
こうした“スマート”な電力利用環境の実現をめざして、近年、国内外の有力な電機メーカー、住宅メーカーなどによる実証実験が活発に行われてきましたが、これまでは各社が独自の技術規格・通信手順(プロトコル)を用いてきたために、各種機器に互換性がないという課題が生じていました。
この課題の解決をめざして、総務省は2010年、「ネットワーク統合制御システム標準化推進事業」を開始。NTTグループは、国内の主要電機メーカー4社とともにこのプロジェクト(注)を受託しました。
標準規格の策定にあたっては、多様な事業者が多様なサービスを提供できるよう、柔軟性・拡張性を重視するとともに、利用者のプライバシー保護など、より安心・安全に利用できるシステムを追求。また、ネットワークシステム自体の省エネ化にも注力し、NTT武蔵野R&Dセンタでの実証実験では、目標の10%を上回る約14%の電力消費削減効果を得ました。
プロジェクトが終了した現在は、民間企業20数社による「標準化検討会」によって、国際標準化を目標にした検討・提案作業が続けられています。NTTグループは、今後もこうした標準化作業に積極的に参加し、スマートコミュニティの実用化と普及促進に貢献していきます。

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