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重要インフラとして高い安定性と信頼性の確保
オペレーションセンタ
通信ネットワークは、社会と経済活動を支え、国民生活の安全を守るライフラインとして欠かせないものです。NTTグループは、災害に強い通信設備の構築に取り組むとともに、通信ネットワークが常に正常に機能するよう、その保守・運用に万全を期しています。
例えば、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモでは、各社のオペレーションセンタにおいて通信ネットワークを24時間365日体制で監視しています。万一、災害などによって設備が故障した際には、遠隔操作で予備装置へ切り替えるなどしてサービスの回復を図っています。
また、近年、携帯電話の普及によって公衆電話の利用は減少していますが、緊急時・災害時の通信手段として重要な役割を果たすことから、NTT東日本は約5.8万台、NTT西日本は約5.1万台の第一種公衆電話(注)を維持しています。
2011年6月以来、数回にわたる通信ネットワーク障害が発生しました。NTTドコモは、通信品質の確保に向け運用・設備運用の両面で各種の改善・強化対策を実施してきましたが、結果として多くのお客さまに多大なご迷惑をおかけいたしましたことに対して深くお詫び申し上げます。
一連の通信障害は、主にスマートフォンの普及にともなうデータ通信量や制御信号数の急増によりspモードシステムやパケット交換機などの通信設備に不具合が生じたことに起因いたします。
NTTドコモは、発生した通信障害に対して保守・開発部門一体となって原因を徹底究明し、各事象の不具合修正、処理能力向上、設備の増強などの対策を完了しました。さらに全社で再発防止に取り組むべく、12月25日に社長を本部長とする「ネットワーク基盤高度化対策本部」を設置。通信の秘密および個人情報の保護を含め、安心・安全で高品質なネットワークの構築に努めています。
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通信サービスの提供に欠かせない設備・装置のなかには、鋼管柱(電柱)や金物など屋外に設置される構造物が多数あります。これらの主な材料である金属は大気環境にさらされるうちに腐食などの劣化が進むため、劣化を防ぐための効率的な保守点検が非常に重要です。
金属の主な劣化原因は海塩粒子による塩害であるため、NTT環境エネルギー研究所では、広大なエリアの塩害リスクを地図上で把握できる「塩害マップシステム」の開発に取り組んできました。2011年度に開発を終え、NTTグループの各事業会社に成果を提供しています。
この「塩害マップシステム」では、日本各地の実測値をもとに、海塩粒子量、腐食速度、腐食量、余寿命といった指標により、塩害による影響を地図上に「可視化」することができます。そのため、膨大な数の設備の保守点検や耐食性の高い材料への更改に関する計画が立てやすくなり、業務効率化につながるとともに、設備の信頼性向上、長寿命化による環境負荷低減への貢献が期待されています。

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通信サービスの安心、安全、信頼の確保に向け、通信設備の点検・改修を定期的に実施し、予防保全に努めています。
2011年度は、NTT東日本グループが保有・管理する約350万本(2008年度末)の鉄筋コンクリート製電柱のうち、建て替えが必要と判断した約9万本の電柱を更改し、設備の安全性向上を図りました。
なお、地域の通信設備の異常や劣化・損傷などについては、周辺にお住まいのお客さまからも情報提供いただけるよう、不安全設備受付フリーダイヤルを運用するとともに、ホームページ上からも受け付けています。
今後も引き続き、事故の未然防止に向けて、不安全設備の早期発見・解消に向けた取り組みを強化していきます。
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NTT西日本グループでは、災害や故障による不安全設備の早期発見・改修に向けて、グループ内体制を整えるとともに、お客さまからも不安全設備の情報を提供していただく仕組み「設備110番」を開設しています。より多くの情報をご提供いただけるようPR活動にも取り組んでおり、2011年度もイベントにあわせたPRや料金請求書とともにお送りするハローインフォメーションにも「設備110番」について掲載しました。
情報収集件数は年々増加傾向にあり、2011年度の情報収集件数は約24万件に上りました。お客さまへのPR活動や協力会社様・NTTグループ社員の取り組み意識の向上によって前年度比33%増加しました。また、受付情報についても100%対応しており、緊急性・危険性などの判断を速やかに実施し、設備の安全に努めています。
今後も引き続き、不安全設備の取り組みと不良未解消設備の設備再確認を促進していきます。
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2011年9月4日に発生した台風12号では、土砂崩壊にともなう中継ケーブルの断線、電話交換局の浸水などによって、NTT西日本管内の和歌山、奈良、三重の3県で加入電話、専用線、フレッツ光回線が大きな被害を受けました。加入電話だけで不通回線は約47,600回線に上り、NTT西日本では、浸水した通信装置の入れ替えや断線した通信中継ケーブルの張り替え・接続などによって、通信サービスの早期復旧に取り組みました。その結果、10月24日までに、被害を受けた全て回線の復旧工事が完了しました。
今後は、東日本大震災を踏まえた災害対策の検討とあわせ、さらに災害に強い設備づくりと早期のサービス回復に向けたオペレーションの充実強化を図っていきます。
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NTTコミュニケーションズは、世界規模でビジネスを展開するお客さまに品質が高く安定したICTインフラを国内外問わず提供しており、通信の多ルート化や通信設備の二重化・分散化、サービス状態の監視、故障受付などトータルなオペレーションを24時間365日休みなく提供しています。
国内回線とグローバル回線とを組み合わせたネットワークをご利用のお客さまに、ワンストップのオペレーションを提供するため、2010年度には、従来、別フロアに設置していた国内外の保守部門をワンフロアに集約し、2011年度には同一組織に統合。さらに、2011年度には、運用/品質管理や改善提案などを行うサービスマネージャー業務も統合し、国内外のシームレス化をさらに推進しました。
東日本大震災では、国内外の保守部門はもちろん、設備部門や現地海外法人とも連携し、災害対策訓練や過去に発生した地震対応ノウハウを生かして、被害状況の把握から迂回措置までを迅速に行うことができました。
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