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NTTグループ

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ステークホルダーダイアログ2009

CSR重点活動項目の策定:NTTグループは社会から何を求められているか?また、その期待にどう応えていくべきか?

NTTは、2008年度に、グループ一体となってCSR活動を推進していくために「NTTグループのCSR重点活動項目」を策定しました。
NTTグループは、この重点活動項目を今後どのように活用していくのか、また課題は何か、NTTグループが社会からの信頼を得るために何を果たすべきか――
さまざまな企業のCSR活動推進体制に造詣が深く、「ISO/SR国内委員会」の委員でもある東京交通短期大学の田中教授を招いて、CSR担当役員の金澤副社長、グループ各社の中堅社員が語り合いました。

(注)
このステークホルダーダイアログは「CSR報告書2009」に掲載した内容です。

[テーマ1] 企業が「グループ」として評価される時代グループの全体最適を目指して

田中 宏司氏の写真を掲載しています。

田中 宏司
東京交通短期大学学長・教授(前立教大学大学院教授)、日本経営倫理学会副会長、日本大学兼任講師、経営倫理実践研究センター首席研究員 経済産業省・日本規格協会「ISO/SR国内委員会」委員、同「事例WG」主査

NTT代表取締役副社長 金澤薫の写真を掲載しています。

日本電信電話株式会社
代表取締役副社長
金澤 薫

田中 CSRを実践していくうえでは、単体でもグループでも、CSRに取り組む基本理念が一番大事になると思います。NTTグループは、この点に関してどういう考えをおもちでしょうか。

金澤 NTTグループは、2006年に「CSR憲章」を策定しました。この憲章には大きく3つの考え方を込めています。 1つは、本業を通じてさまざまな社会的課題、例えば環境問題や少子・高齢化問題などの解決に貢献していくこと。2つめは、ステークホルダーの皆さまとの対話を通じて期待や要望をお聞きし、それらを経営課題と位置づけること。多様なステークホルダーの利害は必ずしも一致するわけではないので、そのバランスをいかにとっていくかが重要です。そして3つめが、国際標準的な規範・ルールにこたえていくということです。これらを通じ、企業と社会双方が持続的に発展していくことが、われわれの目指すCSRの本質であると考えています。

田中 私は日本のISO/SR国内委員会の委員を8年務めていますが、今のお話から、NTTグループは国際的なCSRに関する議論のエッセンス、トレンドをきちっと踏まえているという強い印象を受けました。
グループとしてのCSRマネジメントについては、どのようにお考えでしょうか。

金澤 NTTは、CSR活動に限らず、「グループ」という考え方をとても重視しています。その背景には、情報通信の世界における技術革新による「放送」と「通信」、IP化にともなう「固定」と「移動」の融合・連携の進展があり、サービスの充実・向上という点でグループ一体でシナジーを創出していく必要があります。また、内部統制や連結決算などにより、企業が「グループ」として評価される時代になったということもあげられます。
そうしたなかで、ガバナンスやコンプライアンスの面でもグループとして評価を得る必要があり、したがって、CSRについてもグループ一体として取り組み、全体最適を目指していかねばなりません。

田中 NTTグループには、規模が大きく、それぞれ特徴を持った会社がありますが、多くの人々は、どの会社も「NTT」という一つのイメージで見ています。そういう世の中の見方に対して、個々の企業が社会から信頼を得ようとすると、今のお話のようにグループとしての理念や行動規範を統一しておく必要がありますね。

立野 事業会社の区分によらないお客さまニーズや社会的課題にこたえていくためには、個々の事業会社が部分最適な事業を行なうのではなく、グループの指針に基づいた活動を行なっていくことが必要だと思います。

現在、このページの4分の1程度です。

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[テーマ2] 8つの重点活動項目を軸に各社が事業特性に応じた活動を推進

NTTレゾナント ビジネスプラットフォーム事業部 森下朋子の写真を掲載しています。

NTTレゾナント株式会社
ビジネスプラットフォーム事業部
森下 朋子

NTTコミュニケーションズ  ITマネジメントサービス事業部 ビジネス推進部 立野哲宏の写真を掲載しています。

NTTコミュニケーションズ株式会社
ITマネジメントサービス事業部
ビジネス推進部
立野 哲宏

NTT-ME ネットワークサービス事業本部 ネットワークエンジニアリング 事業部 岩堀章子の写真を掲載しています。

株式会社NTT-ME
ネットワークサービス事業本部
ネットワークエンジニアリング 事業部
岩堀 章子

田中 その指針になると思いますが、昨年「NTTグループのCSR重点活動項目」を選定されましたね。この8項目について、第一線の皆さんはどうお考えですか?

森下 たくさんあるCSR課題のなかで、何を選択し、どのように取り組んでいくかが知恵の出しどころだと思うのですが、重点活動項目があることで、どのように会社の事業特性を生かした活動を展開していくのか議論しやすくなったと思います。

立野 私の所属組織では、お客さまのプライベートネットワークの監視・運用やデータセンタを提供しており、「重要インフラとして高い安定性と信頼性の確保」という項目に密接に関連します。重点活動項目の選定によって、本業を通じたCSRの担い手であるという当事者意識をこれまで以上にもてるようになりました。

田中 ねらいどおり、グループとしての大きな指針のもとでそれぞれの現場が動いているようですね。運用上の課題は何かありますか。

岩堀 課題ではないのですが、「CSRマネジメント」という言葉には、現場からするとやや違和感があります。電話事業は100年を超える歴史があり、仕事には大きな責任と誇りをもっていますが、ある意味それは「やって当たり前」ということで、努力している姿を人に伝えるということはしていませんでした。例えば後輩たちにこの活動をどう伝えていけばいいのか悩むこともあります。

金澤 そうなんです。私たちはいかに事故を起こさないかということを日々積み重ねてきました。それが今日のブランドイメージにつながってきたと自負していますが、従来の日本的な謙譲の美徳を発揮しているだけでは多くの人々に重要なことが伝わらなくなってしまいますので、今後はきちんと言葉にしていかなければならないと考えています。

田中 相手にNTTグループが何をやっているかきちっとわかってもらうことが正しい評価につながって信頼を得る。そのために、わかりやすい言葉にして現場に落とし込むということはとても重要なことなのです。

森下 まずは自分の業務がどう社会に役立っているのか、貢献しているのかを再確認し、お客さまにきちんとご説明していきたいと思います。そのうえで次の価値をどう提案していくかというところまで発展させていけると、CSRもわくわくした気持ちで取り組めるのかなと思います。

現在、このページの4分の2程度です。

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[テーマ3] 企業も社会も持続的に発展していく取り組みを

談会中の写真を掲載しています。

田中 NTTグループのCSRにおける今後の方針、課題についてお聞かせいただけますでしょうか。

金澤 基本的には、グループの重点活動項目や目標にそった形で各社が日々の活動を推進していくという方向です。
大事なのは、PDCAをきちんと回して、企業も社会も、持続的に発展していくというイメージをきちんともった取り組みであることです。

田中 その発想はとても重要です。企業は、単なる慈善事業団体ではなく、優れた製品、サービスを提供することが基本的使命であり、それが巡り巡って社会の発展への貢献をもたらし、結果として収益につながる。これは国連も論議してきたことで、NTTグループの考え方、方向性は非常に正鵠(せいこく)を射たものです。
具体的な課題という点ではいかがでしょうか。災害時の安全性確保、ネットワークのセキュリティ確保など、NTTグループならではの課題もあると思うのですが。

金澤 災害対策に関して言うと、ライフラインとして欠かせないインフラを有しており、何かあった場合には社会全体に与える影響が非常に大きい、と認識しています。事業の継続性確保のため、体制の整備に努めています。

岩堀 常日頃から、24時間365日、何が起こっても影響を最小限にすること、つながらない人をつくらないという使命は、私たち社員に浸透しています。

田中 何が起こっても、という意気込みは素晴らしい。NTTグループは災害対策においてはさまざまなことを政府とともに議論していますし、各種の委員会にも参加しています。 私も政府のワーキング・グループに参加しているので思うのですが、そうしたところで、公的な立場や現場・現実を踏まえてきちっと意見を言うことはとても貴重なことだと思います。

岩堀 セキュリティについては、NTTグループとして対策を講じているとしても、被害に遭っているお客さまがいるのは事実ですから、ここまでやったから良いだろうではなく、社会からの新しい要望にこたえていかなければならないと痛感しています。

立野 情報セキュリティの確保は重要だと考えます。NTTコミュニケーションズでは、セキュリティソリューションのひとつとして、お客さまのネットワークを24時間365日監視するセキュリティオペレーションセンタという専門のチームを有しています。

金澤 非常に大きな課題になってきたのは闇サイトなど違法有害情報がiモードやインターネット経由で流通していることです。これらは、直接的には違法な情報の提供に問題があるのですが、社会的にこれらの対策に関する通信事業者へのニーズは高い。NTTドコモではフィルタリングサービスをはじめ、さまざまなサービスの提供を開始しています。

森下 NTTレゾナントのキッズgooという子ども向けのポータルサイトでは、有害情報が表示されない子ども向けの検索サービスを提供しています。また、最近では「『家庭と学校を授業でつなぐ』情報モラル教育研究会」(注)という団体の活動支援も行なっています。これらの活動を通じてNTTグループのサービスや取り組みへの理解も深まっていくのかなと感じます。

(注)情報モラル教育研究会
教育現場と協同して、保護者や児童の実態調査、指導案の作成と実践・効果分析を行ない、情報モラル教育を推進するために発足した研究会。

現在、このページの4分の3程度です。

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[テーマ4] 社会からの信頼を得るために必要な5つの視点を踏まえて

対談を終えた、田中 宏司氏と金澤 薫の写真を掲載しています。

田中 今日のお話を伺って、企業が社会からの信頼を得るために果たすべき取り組み――多くは今日のお話に含まれていることですが、それを整理しておきたいと思います。
1番目は、経営トップのメッセージを組織内に徹底して共有すること、2番目は、良質な製品、サービスを提供することです。今日のお話では災害対策やセキュリティを使命として認識しておられるということがわかりました。3番目は本業を通じてCSRを果たしていくこと。公共的、公益的な仕事をしているNTTグループはこの点をきちんと踏まえておられ、社会の持続的な発展に貢献していると思います。4番目はステークホルダー・エンゲージメントを踏まえて対応すること。これもすでに熱心に取り組んでおられます。5番目に、どんな部署でも環境問題を忘れずにやるということ。これは今日の話題にはあまり出てきませんでしたが、報告書にはしっかりと記載されています。
これら5つの観点を柱として取り組んでいけば、個々の活動の実りが多くなるのではないか、社会からの信頼を得るというNTTグループの目指す姿に近づいていくのではないかというのが私の感想です。

金澤 ありがとうございました。
これからも、社会的な課題が何であるかをしっかり捉え、NTTグループ一体となって取り組んでいきたいと思います。

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