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PartⅠ「東日本大震災情報」「安心・安全のための情報」から「復旧・復興のための情報」へ。 メディア事業部 編集(Top/News)担当マネージャー 鈴木 基久(すずき・もとひさ)

さまざまな人々の「知りたい」ニーズに応えるために

「東日本大震災」サイト:初期デザイン

「東日本大震災」サイト:初期デザイン

大きな出来事が起こった時、誰もが知りたいのは、まず「何が起こっているのか?」ということと、「今、自分はどうすべきか?」の2つです。わが国有数のポータルサイトを運営している自分たちには「成すべきこと」がある。そう考え、大きな揺れに恐怖しながらも、この災害に関する情報をまとめたサイトを、世界最速で立ち上げることを決意しました。

揺れが収まらぬ間に、スタッフの安否確認をしつつ情報収集を指示しました。私自身、阪神淡路大震災での被災経験がありますので、非常時においては「情報」が、被災者や被災者を案じる多くの人々を不安や絶望から救うということを身にしみて理解しています。そんな思いから、いろいろな立場の方が求めるであろう情報を、圧倒的なボリュームで網羅して提供していくことにしました。刻々と明らかになる、しかも拡大し続ける被災地の被害状況、どこに避難所があるかという情報、被災地の方々が必要とする医療、支援物資、交通、ライフラインなどの情報――未曾有の大震災に関わる幅広い関心事に応えるために夜を徹してコンテンツ収集を続けました。

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正しく判断し、行動できる情報を

必要な情報を、どこよりも迅速に…ポータルサイトとしての機能を発揮しつつ、その責任も果たしていくために、情報発信に際しては2つのことにこだわりました。

1つは、正確さです。おそらく情報は錯綜し混乱するであろうなかで、「goo」が誤った情報を流すとパニックを引き起こすおそれがあります。情報サービスのプロとして、どんな事態にあろうと正しい情報を見極め、人々に届けていく責任がある。そう肝に銘じていました。マスコミの誤報をも指摘、修正していく覚悟でした。

もう1つは、「自分は何をすべきか」という判断材料となる情報を加えていくことです。「何が起こったか」という事実は事実として、それが一体何を意味するのか、どんな影響を及ぼすのか、それが自分の将来にどう影響するかまで理解できないと平常心を維持できませんし、正しく判断、行動することもできません。また、行動するためには、その方法やノウハウも必要です。そこで、各種情報にはできるだけ基礎知識となる言葉の解説や、避難の仕方など、例えば「教えて!goo」に蓄積されている知恵などのほか、自社コンテンツに拘らずWeb上にある有益な情報、サイトへのリンクも加えていきました。

また、被害の大きさに「自分にも何かできることはないか?何か役に立ちたい」と考える人がたくさん出てくるはずだと考えていました。そこで、gooユーザーにそうした機会を提供することも重要な役割だと考え、前例はありませんでしたが「goo募金」を即日に立ち上げました。

ちなみに、こうした“多くの人々の知りたいニーズに応えながら、自ら考えたり判断したりするのに役立つコンテンツ提供”という編集コンセプトは、gooサイトの基本姿勢として日頃から模索し続けていることです。結果、アクセス数も大幅に増えましたし、省庁の方からも後日、「数ある震災情報サイトのなかで最も的を射たサイト」という評価をいただくことができました。

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「みんなで生きていくための情報」を提供し続ける

レイアウト変更後の「東日本大震災」サイト(3月23日)

レイアウト変更後の「東日本大震災」サイト(3月23日)

サイトを立ち上げた以降も、事態は刻々と変化していきますから、当然、閲覧者のニーズや関心事項も刻々と変わっていきます。地震直後には災害の全貌を確認するための情報が求められますが、安否情報や交通情報、さらに今回の場合は原発事故状況や放射線量の情報、そして計画停電に伴う電力情報へと、数日間という短い期間に注目テーマが次々と変遷していきました。

そこで、「gooトップ」、「gooニュース」の編集体制も通常時の7時から23時までの3交替制から、24時間・4交替制の勤務シフトに変更しました。また、被害地域からのアクセスの多さに応えて「東日本大震災情報」のなかから「被災者の方への情報」を独立させ、特別編集を行ないました。

事実報道をしながらも、「世界が日本の被災者の振る舞いを賞賛してくれているぞ!世界中が日本を応援してくれているぞ!」というメッセージが込められた記事や写真を必ずピックアップするなど、協力・団結・つながり・あきらめないといった気持ちを共有・醸成していけるようなコンテンツも発信していきました。

人々の「知りたい」に応えるポータルサイトの役割は、突き詰めていくと、「みんなで生きていくための情報」を提供することにあるのではないか、そう思っています。

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「今ここにいるからこそ、できることをやろう」

こうして最初の2週間ほどは帰宅することもなく、ろくに睡眠もとらずにコンテンツを更新し続けていきました。実のところ、スタッフなかにも、被災地に実家がある者や家族や友人の安否がわからない者もいました。ただ、現地に行こうと思っても行けない状況のなかで、彼らを落ち込ませたままにさせておくわけにはいきません。「私たちには私たちの役割がある。直接現地で人を助けることはできないけれど、今、ここでできること、私たちだからこそできることを迅速に、心を込めてやろう。被災地を支える情報を届けよう」。そう声を掛け、更新作業を進めていきました。

作業に没頭する日々が続きましたが、少し落ち着いてからトラフィックを見てみると、サイトの閲覧者数もアクセス数も格段に増えており、大きな手応えと、少しは役に立てているのかなという安堵を感じました。一般の方々よりも多量の情報に触れているからこそ、実は誰よりも不安にもなっていたであろうなかで頑張ってくれたスタッフたちには本当に感謝しています。

これからも、強固な意志と柔軟な発想をもって、必要とされる情報を必要とされる形で、必要としている人にスピーディに届けるとともに、「goo」らしい想いを込めたコンテンツを発信し続けていきたいと考えています。

関連リンク:「東日本大震災」サイト
新しいウィンドウを開きます。http://news.goo.ne.jp/feature/tohokuearthquake/

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