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PartⅢ「全国放射線量マップβ版」 チームワークを発揮して国民的関心事を、より迅速に、明確に。 ビジネスプラットフォーム事業部 神田 勇介(かんだ ゆうすけ)

自ら手を挙げてプロジェクトに参加

「全国放射線量マップβ版」サイト

「全国放射線量マップβ版」サイト

普段は法人ソリューション部門に所属し、お客様に開発環境の提案などをしていますが、震災以降はずっと「自分も何か皆さんの役に立つことはできないか」という想いをもっていました。そんな時、「goo」で開示していた「放射線量情報」サイトの運用メンバーを募集していると聞き、すぐに手を挙げてプロジェクトに参加させてもらいました。

元々このプロジェクトは、当社が経済産業省や総務省から支援物資を配布するシステムなどの相談を受けていた際、「文部科学省が定点観測している放射線量データを開示する会社を募集している」という情報を得てスタートしたものです。当初は文部科学省が自身のサイトでPDFファイルをアップする計画だったんですが、計画停電の発表後、アクセスが集中してサーバーがダウンした東京電力(株)の例を踏まえて、より確実に多くの人に見てもらうために、当社を含めた4社のサーバーにPDFファイルを置いて開示を始めていました。

ところが、その画面を見ると、各種のテキストやデータがリンク情報として羅列されていて「見づらい」というのが正直な感想でした。自分ならもう少し工夫できるかも。そう考えていた矢先にプロジェクトに参加できることになったわけです。

現在、このページの3分の1程度です。

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理想の「色」を求めて試行錯誤を繰り返す

プロジェクトに参加して、温めていた「文字データを地域のマップ上でグラフィカルに展開する」というアイディアを提案したところ、多くのスタッフが賛成してくれました。

が、その実現までには試行錯誤が必要でした。というのも、放射線量を色分けして可視化して示すこと自体は技術さえあれば何とかなりますが、問題は、色です。多くの人々が大きな危機感をもって注視する、非常にデリケートな情報ですから、色の選び方によっては大きな不安、あるいは誤解を与えてしまいます。ある程度視認性の高い色を使いつつ、見た時の印象、心理的な解釈が見る人によってあまり大きくぶれないようにするには、どんな色が良いのか。シミュレーションしては社内のいろいろな人の意見を聞くということを何度も繰り返しました。

そして3月24日、「全国放射線量マップβ版」を公開しました。運用当初の数日間は毎日10回程度、文部科学省からメールで送られてくるデータをもとに手作業で入力していましたが、数日かけて更新作業を自動アップロードするシステムを開発しました。また、長期にわたって閲覧されるサイトになると考え、最終更新時刻を掲載するなど、次々と新しい機能を追加していきました。

現在、このページの3分の2程度です。

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「鮮明な目的意識」がチームワークに結実

自分たちの作業が落ち着いた頃、改めて他社のサイトも見てみたのですが、放射線量を誰でも理解できるよう、グラフィカルに示したのは当社が最も早く、5月中旬時点で1日あたり4万アクセスを超えるコンテンツとなっており、誰も望まない出来事とはいえ、多くの人の関心・・・懸念には応えられたのではないかと思っています。

もちろん、自分の力だけでマップができたわけではありません。プロジェクトには自分同様、他部署から多くの有志たちが集まってきています。いわば即席プロジェクトなんですが、目的意識が鮮明であった分、それぞれが得意技術を出し合いながら進めていくという、初めて仕事を一緒にしたとは思えないほどのチームワークが発揮されたと思っています。また、そうしたなかで開発に没頭できる環境をつくってくれた周囲の先輩方には本当に感謝しています。

自分は入社2年目なのですが、もともと「情報のもつ力で社会に貢献したい」と考えてこの会社に入社しましたので、今回、こういった形で役割を果たせたことは、自分にとって大きな自信になりました。これからは日常業務においてもお客様の先の「社会」を意識していきたいと思います。

関連リンク:「全国放射線量マップβ版」サイト
新しいウィンドウを開きます。http://radiation.goo.ne.jp/

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