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PartⅡ認知症サポーター活動による地域貢献 地域密着型の事業特性を生かし、自治体と協力して認知症サポーター活動を推進。 NTTホームテクノ  九州支店 熊本営業所 人吉サービスセンタ センタ長  園田 裕(写真右)NTTホームテクノ  九州支店 熊本営業所 人吉サービスセンタ 愛甲 典義(左)

電話やFAX・プリンターなど各種情報通信機器の故障修理対応をはじめ、ネットワーク環境の一元的なサポートなど地域密着型の事業展開を行っているNTTホームテクノ九州支店では、「認知症を知り地域をつくる10ヵ年(厚生労働省)」キャンペーンの一環として、平成22年度から「認知症サポーター活動」に取り組んでいます。そこで今回は、認知症患者や家族を見守る認知症サポーター活動の先駆けとなった熊本営業所人吉サービスセンタのお二人に話を伺いました。

業務特性を生かした活動の取り組み

園田 裕所長

園田 裕所長

自治体からの連絡メール

自治体からの連絡メール

NTTホームテクノ九州支店では、事業運営方針の柱のひとつとして「きずなづくり」という地域貢献活動を推進しており、その一環として「人吉サービスセンタでは社員が何をすべきか」を話し合ったことが、認知症サポーター活動に取り組む契機となりました。

「その当時、すでに愛甲さんが地元で認知症サポーター活動に取り組んでおり、その活動を会社として推進していくことを提案してくれたことがきっかけです」と熊本営業所 人吉サービスセンタ センタ長の園田 裕は語ります。

この活動では、地域内で徘徊している方が発見されると、自治体から徘徊している方の氏名や特徴が電話やメールで人吉サービスセンタの事務所に届きます。その情報を社員の携帯電話にメールで連絡し、社員の誰かが発見すると、それを自治体に連絡する仕組みになっているのです。

「当社の社員は、通信機器の故障修理などで地域内の一般家庭を訪ねる機会が多いので、このような活動が可能です。通常の故障修理業務に支障のない範囲でやることで、一過性の取り組みではなく、無理なく継続できるものにしていこうという意図があります」(園田)

現在、このページの5分の1程度です。

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社員全員が認知症サポーター活動に参画

愛甲 典義

愛甲 典義

講座受講の様子

講座受講の様子

厚生労働省の呼び掛けで始まった認知症サポーター活動は、NPOなどによる90分程度の講座を受講し、サポーターとして認定を受ける必要があります。

「この活動に取り組もうと考えたのは、母親が認知症を患っていて、徘徊する母を近所の人たちに助けてもらったことがきっかけです。私が受講した『認知症サポーター養成講座(錦町役場主催)』では、認知症を患っている方と接するうえでの心構えを中心に教えていただきました」と、愛甲 典義は話します。

認知症の方との対面で大切なのは、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」ことだといいます。この病気の詳細を知り、相手と接するうえでの心構えを学ぶだけでも、認知症患者とのコミュニケーションはスムーズになるのです。

「熊本県民の4人に1人は高齢者。自分が認知症サポーターという意識があれば、認知症の方への対応が違ってきます。現在、人吉サービスセンタに勤務する社員全員(10名)が講座に参加し、サポーター活動に取り組んでいます」(愛甲)

人吉での取り組みが共感を生み、認知症サポーター活動はNTTホームテクノ九州支店全体に急速に拡大。現在、九州エリアでは850名以上もの社員が参加しています。

「自治体や関係者からは、高齢者への支援が厚くなることから評価も高く、地域の方々からの期待も大きいですね。人吉市によると、認知症サポーター活動に個人として参加するケースは多いですが、企業としての参加は珍しいみたいです」(園田)

現在、このページの5分の2程度です。

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気づかいや労りの心をつことで、本業の接客が丁寧に

認知症サポーター活動を通じて、社員の意識も大きく変化しています。認知症の方と日々、接することにより、「将来の自分たち、ひいては日本社会全体の課題」と考えるようになったといいます。

「相手への気づかいや労りの心は、日々の業務にも良い影響が出ています。当社の仕事は高齢者と接する機会が多いことから、接客が丁寧になり、心配りができるようになったという社員が多くなりました」(園田)

昨今は少子高齢化が進み、一人暮らし世帯の増加なども相まって、九州でも地域社会の絆が弱まっている面もあります。

「ガスがつけっぱなしになっていたり、新聞が数日分たまっていたりすれば、認知症が疑われるケースなので、即座に自治体に情報提供します。それ以外にも気づいたことを行政側に発信したりと、高齢者福祉に対してより積極的に関わるようにしています」(愛甲)

認知症は早期発見が何よりも大切。自治体側は認知症を患っている方がどれだけいるか正確には把握できないため、人吉サービスセンタの情報提供は非常に喜ばれています。

現在、このページの5分の3程度です。

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NTTの技術力を生かした高齢者ケアの商品開発が夢

安心生活応援団のステッカー

安心生活応援団のステッカー

熊本県の認知症サポーター数は人口比率においては全国一。国の施策を地域の実情にあわせた「熊本モデル」は先駆的な役割を果たしています。

「従来は徘徊している方を通報する取り組みですが、われわれがもっと積極的に活動することで社会福祉活動として発展させていきたい。今後は、自治体とのタイアップを強化するために、活動内容をもっとアピールして、熊本の広域エリアに活動範囲を広げていきたいと考えています」(園田)

官と民が一致協力することで、活動や共感の輪が広がり、高齢者を地域全体で支援していくネットワークの拡大につながります。人吉サービスセンタでは、認知症サポーター活動とは別に、高齢者だけではなく、子どもの安全なども含めて地域内の見回りに取り組む「安心生活応援団」という活動にも参加しています。

「こういった社会貢献をしながら、さらにNTTの技術力を生かして、高齢者のケアを支える新しい商品やサービスを行政サイドと一緒につくっていきたい。それが夢ですね」(愛甲)

現在、このページの5分の4程度です。

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外部の方からの声

NTT東日本-岩手 設備部 サービス運営部門 カスタマサービス担当 柿崎 優二

人吉市 健康福祉部 高齢者支援課
介護予防係(人吉市地域包括支援センター)
藤村 文子

地域で暮らす認知症の人やその家族を応援する「認知症サポーター養成講座」の講師役「キャラバン・メイト」としてお邪魔しました。

講座を受講された社員の皆さんから、電話工事に伺った時の出来事などをお聞きし、具体的な対応方法などを一緒に考えました。また、人吉サービスセンタの皆さんとの出会いを機に、認知症サポーター活動が全国規模で広まっているとのこと。

御社が地域に密着した企業として、そして社員の皆さんが地域の一住民として、人とつながることを大切にされていることを実感しています。今後とも、誰もが安心して過ごせる地域づくりをめざして、共に歩んでいきたいと思います。

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