




NTTグループでは、電話帳の発行などにより紙資源、とくに純正パルプを多く使用しているため、この使用量を2010年に1990年の80%(8.4万トン)以下に削減することを目標に活動を継続しています。主な活動内容は、電話帳のリサイクルや、電話帳、電報用紙の古紙配合率の向上、事務用紙の両面印刷や電子決済によるペーパーレス化です。
これらの活動の結果、純正パルプ使用量は2004年度に3.3万トンとなり、5年連続して目標をクリアしました。継続的な活動の実施により、電話帳や電報用紙における古紙配合率の向上は技術的な限界に達し、また両面印刷や電子決済がグループ各社に浸透したことから、2004年度末で目標達成としました。今後は現在の純正パルプ使用量の維持に努めるとともに、さらなる削減努力を行っていきます。

電話帳の循環型リサイクル
1年間に約1億2,000万部も発行されている電話帳。その紙の使用量は約10万トンにのぼり、国内の紙総生産量の約0.3%を占めています。電話帳の業務委託を受けているNTT番号情報では、古い電話帳を使って新しい電話帳用紙に再生する「クローズドループリサイクル」を構築、2001年4月からスタートさせました。この方式により制作された電話帳は、すでに2001年9月発行版からお客さまにお届けしています。2004年度も、原材料となる古電話帳の回収率拡大に努め、回収率は約64%、回収量は約5万トンとなっています。また古紙配合率は約67%まで上昇しています。
 
インターネットを利用したビリングサービスによる紙資源の削減

NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモでは、電話料金のお支払いを口座振替などで行っているお客さまを対象に、料金請求情報などをインターネットのWebサイトや電子メール、携帯端末などを活用して照会・通知するビリングサービスを提供しています。このサービスをご利用いただくことにより、請求書の作成に必要な紙資源の削減も可能となります。
NTTグループにおける2004年度のビリングサービスのご契約者数は約304.4万件に達し、従来の方法に比べて年間約560.1トン(A4用紙1億4,000万枚相当)の紙資源を削減することができました。
電報用紙や請求書などの古紙配合率の向上
くまのプーさんDENPO
NTTグループでは、さまざまな紙資源・純正パルプ使用量の削減に取り組んでいます。例えばNTT東日本・NTT西日本で提供している電報サービスにおいては、台紙メーカーと協力して電報台紙の紙部材へ古紙の配合を促進する取り組みを進めています。新商品の開発時や台紙リニューアル時に古紙配合率を上げるなどの取り組みを進めることにより、紙使用量に対する古紙配合率を70%以上にすることができました。
また、紙以外の素材による台紙として「キティちゃんDENPO」「くまのプーさんDENPO」などのキャラクター電報を、1998年から順次発売しています。これまで単なるメッセージペーパーの印象が強かった電報を、思い出の品として保存してもらう「後利用」の工夫により環境全体に配慮をしています。
さらに、請求書やそれを送付する封筒でも古紙配合率の向上に取り組み、純正パルプ使用量の削減を進めています。例えばNTT東日本・NTT西日本では、2004年度の請求書、事前案内書での古紙配合率を50%、封筒では70%まで高めました。また請求書を合算して1枚の請求書にまとめるなどの工夫も取り入れています。
|