



撤去通信設備の分野でゼロエミッション達成

安心・安全な情報通信サービスを提供するため、NTTグループではさまざまな通信設備を活用しており、それに伴う通信設備の撤去・廃棄が発生しています。そのため、NTTグループでは、撤去・廃棄した交換装置類、通信ケーブル、コンクリート電柱などの通信設備の適正処理を行うとともに、リユース、リサイクルに努めています。
2004年度にはNTTグループ全体で、通信ケーブル2,106km分をリユースし、また交換装置類1.3万トン、通信ケーブル2.5万トン、コンクリート電柱15.6万トンをリサイクルしました。その結果、通信設備全体でのリサイクル率は99.2%に達し、この分野における「ゼロエミッション」を達成しました。
使用済み通信機器および電池などの回収・リサイクル

NTTグループでは、お客さまが不要となった通信機器や付属品を回収し、リサイクルしています。例えばNTT東日本とNTT西日本では、コードレスホンなどに使用されている小型二次電池(ニカド電池、リチウムイオン電池など)のほか、普通紙ファクスで使われているトナーカートリッジなどの回収・リサイクルを行っています。
またNTTドコモでは、携帯電話などの本体や電池、充電器の回収を行い、100%リサイクルしています。お客さまのご協力もあり、2004年度にはNTT東日本とNTT西日本で小型二次電池を25万個、NTTドコモグループで本体558万台、電池488万個、充電器169万個を回収できました。
植物原料を使った携帯電話機を試作
植物原料プラスチックによる試作機
NTTドコモでは、植物原料を筐体の材料とした携帯電話機の試作を行っています。植物原料プラスチックを使ったmovaシリーズの携帯電話機を、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)と共同で試作しました。植物原料プラスチックはトウモロコシを主な原料とし、それらから作られたポリ乳酸をベースとしたプラスチックです。石油を原料とする通常のプラスチックに比べて枯渇性資源の節約を図ることができ、温室効果ガスの発生が少ない材料です。
また、日本電気(株)とは、ケナフ繊維強化バイオプラスチックを使用したFOMAを試作しました。ケナフ繊維強化バイオプラスチックは、植物を原料とするポリ乳酸に補強剤としてケナフ繊維を添加したもので、従来のバイオプラスチックに比べて耐熱性や強度が改善されます。
どちらの試作機とも、愛知万博においてドコモ関係スタッフの連絡用として使用されたほか、万博内で展示されました。
高セキュリティ環境が確保されたPCセキュリティリサイクルセンタを開設
パソコンのデータを消去している様子
NTTネオメイトは、リースアップパソコンなどの情報機器に残留するデータの消去から中古パソコンの再生、産業廃棄物としての中間処理までを高セキュリティの環境のもとで一元的に行う「PCセキュリティリサイクルセンタ」を東京リース(株)と設立、2005年2月から運営を開始しました。
NTTネオメイトは、これまでも西日本エリアの7拠点に専用センタを設け、ハードディスクのデータ内容消去サービスなどを展開してきました。PCセキュリティリサイクルセンタは、高いセキュリティが確保されている静岡県内のNTTビルに開設。このセンタでは、データ消去だけでなく中古パソコンとしての動作チェックやクリーニング、最終検査、OSなどのライセンスの取得と管理、再インストールまでを行うパソコン再生、さらには部品・素材として最大限に再利用するための産業廃棄物中間処理までを一元的に行っています。データ内容消去にはNTTネオメイトが自社開発した米国国防総省セキュリティガイドラインに対応できる消去ソフトを使用しています。
今回の活動は、パソコンのリサイクルを推進し、環境保護を支援しており、当該センタにおける年間のパソコンの再生処理数は、約3万台を予定しています。
今後、企業経営を取り巻く環境においては、CSR(企業の社会的責任)が益々重要になってきています。自社の責任で情報漏洩を完全防止し、地球環境に配慮した処理を行うことは、お客さまや地球環境という重要なステークホルダーに対してのCSRであるといえます。
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