

ICTで将来の不安を取り除く
日本は今、人口減少・高齢化や介護・医療の問題、ビジネス社会における雇用のミスマッチ、地球環境問題、エネルギーの問題、さらには犯罪・災害といった、さまざまな社会的課題に直面しています。
NTTグループは、ICTを用いてこうした課題の解決をサポートすることで、だれもが安心・安全に暮らせる豊かな社会の構築を目指しています。
またこうした取り組みにより、活力ある高齢化社会を実現するための国家が掲げるICT政策の実現にも貢献していきます。

介護・医療問題解決に向けた先駆的取り組み
人口減少・高齢化社会の重要課題である介護・医療問題について、私たちNTTグループはさまざまな対策を講じています。たとえばICTを用いた健康モニタリング・映像問診による遠隔医療の実現、医療システム相互間の情報流通に向けた技術開発やシステムソリューションの提供などです。また、遠隔地から高齢者を見守ることで、高齢者の一人暮らしの不安を解消するサービスや試みも始めています。
自治体との連携による「見守りコミュニケーション支援サービス」
NTT西日本-南九州
NTT環境エネルギー研究所
NTTサービスインテグレーション基盤研究所
NTTサイバーソリューション研究所
住民の望む福祉サービスの実現を目指して

総面積のほとんどが山間地帯で占められる宮崎県木城町が、およそ100kmに及ぶ光ファイバケーブルを敷設したのは2003年3月のことでした。翌月から木城町では、デジタルディバイド*の解消を目指してブロードバンドを活用したインターネット接続や行政情報提供サービス、健康管理サービスを提供しています。並行してNTT西日本は町とともに、より利便性の高い住民向けサービスの提供のために住民参加による検討会を開催し、その結果、要望の多かった高齢者向け福祉サービスのトライアル(実証実験)を2005年3月28日より実施しました。
NTT西日本とNTT研究所が共同で取り組んだ「見守りコミュニケーション支援サービス」には、町に住む高齢者と、家族や友人、福祉担当者などがお互いの在室状況を示して気配感を伝えられる通信サービス(つながり感通信)を軸に、テレビ電話サービス、手書きメッセージサービス、災害や緊急時の通報サービスなどが盛り込まれました。
「画面上の親しみやすい魚のイラストを見て相手の気配を感じ、その魚を触るだけで通信ができる簡便なしくみにすることで高齢者の方に好評を博し、当初3カ月を予定していたトライアルは住民の強い要望により約半年間延長されました」(NTT環境エネルギー研究所 環境システムプロジェクト ライフコミュニケーショングループ研究主任 伊藤良浩)。
地域社会のコミュニケーション機会を創出

トライアルは、地域住民による見守りや地域社会でのコミュニティの活性化にも寄与しました。
ちょっとした様子見がひんぱんにできてありがたいという民生委員の方や、人とつながるのが楽しくなりパソコンを始めたという高齢者の方もいらっしゃいます。
トライアルの結果をふまえ、木城町では本格的な導入へ向けての取り組みが始まっています。NTTグループは今後も、地域社会の情報化、高齢化社会における福祉サービスの普及・促進に力を注いでいきます。
「1軒ずつお宅を訪問して使い勝手を調べました。ついボタンを2度押してしまう、文字が小さくて読みづらいといったご意見を操作性の問題解消に役立てています」(伊藤良浩)








