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人口減少・高齢化社会への取り組み
- 高齢者の見守りサービスや介護予防のためのシステムソリューションの提供などに取り組みました
- 遠隔地でも医療診断・サービスが受けられるしくみの実現に取り組みました
- ICTを活用してさまざまな教育支援に取り組みました
高齢者が安心して生活できるサポート体制構築への取り組み
わが国では、人口減少・高齢化が進むなかで、安心・安全への対応や、環境・エネルギー問題、経済の活性化など解決すべき社会課題があり、なかでも、高齢化の進展は重要な社会的課題となっています。とくに、核家族化の影響により高齢者の一人暮らしや高齢者だけの世帯が急速に増加しています。NTTグループは、ICTを活用して高齢者の方々が安心して生活できるサポート体制の構築に取り組んでいます。1つは、一人暮らしや高齢者だけの世帯の方々の安否情報を親族や自治体などに知らせる見守りサービスへの取り組みです。見守りサービスでは、高齢者の方々に精神的な負担を与えることなく安否を確認するセンシング*技術や、確認した情報を伝達する技術としてICTが活用されています。
2つめは、一人暮らしの高齢者の方々の「孤独感の解消」や「離れて暮らす家族とのつながり」など、心理面からサポートする取り組みです。ボランティアや介護福祉士の方などと、一人暮らしの高齢者をICTを活用して結びつけ、その話や悩みに耳を傾けるコミュニケーションサービスです。
3つめは、高齢になっても介護を必要としないように健康を維持する活動をサポートする介護予防システムへの取り組みです。高齢者の自宅と介護事業者やリハビリセンターをICTによって結び、転倒骨折予防運動の指導や参加者同士の井戸端会議のようなコミュニケーションの場を提供します。
2006年度は、NTTの各研究所での研究開発とグループ各社での実証実験を進めました。たとえばグループ会社での実績として、阪神淡路大震災によって「災害復興住宅」などに多くの高齢者を抱える神戸市において、2005年度に高齢者見守りサービスが採用され、2006年度には見守り推進員などによる地域の高齢者の見守りを補完する役割を果たしました。
NTTグループは、一人暮らしの高齢者へのコミュニケーションサービスとして(株)ベストライフ様など3社とともに、2006年4月18日〜5月31日に、遠隔傾聴サービスのトライアルを実施しました。遠隔傾聴サービスとは、老人ホームの入居者と在宅の傾聴ボランティアの方をブロードバンドを活用したテレビ電話で接続し、遠隔地からの傾聴活動を行うもので、ボランティアの活動範囲を広げることが期待されています。NTTグループが提供するテレビ電話「フレッツフォン」の画面上には、相手の顔だけでなく、入居者の思い出の写真やビデオなどを表示し、コミュニケーションの深まりを支援します。 トライアルでは、入居者の様子(感情表出数、発話数など)を理学療法士の分析によって評価し、傾聴ボランティアへの利用感や操作性に関するアンケートも実施しました。これらのデータをもとに、遠隔傾聴の効果や有効性、事業性の検証などを続けます。 ICTを活用した遠隔傾聴サービスの利用イメージ![]() |
| 関連項目名 | 会社名 |
|---|---|
| 高齢者の見守りサービス (「みまもりほっとライン」、「アクタスみまもりアイ」、「あんしんテレちゃん」など) |
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遠隔地での医療サービス提供への取り組み
NTTグループは、ICTを活用して、すべての人々が安心して受けられる医療体制の実現へのサポートを目指しています。遠隔地に住んでいても医療診断・サービスが受けられるように、住民の自宅と医療機関を結び、次世代ネットワークを用いた遠隔地からの健康チェックや映像による問診などの遠隔医療の実現に向けた情報通信システムの開発に取り組んでいます。また、地域における病院不足を補うため、高機能総合病院から診療所までをネットワークでつなぎ、病院間の効率的な機能分担や遠隔診断などの技術サポートを実現するための情報通信のプラットフォームづくりに取り組んでいます。
2006年度は、NTTサービスインテグレーション基盤研究所による実証実験のほか、自治体や大学病院、医療法人での導入と実用化を進めました。
2006年度は、NTTサービスインテグレーション基盤研究所による実証実験のほか、自治体や大学病院、医療法人での導入と実用化を進めました。
NTTドコモ北陸は、医療分野でのモバイルコミュニケーションシステムの有効性を評価・実証する産学協同研究を(株)ナナオ様、金沢大学医学研究科様と実施し、遠隔地にいる専門医の携帯電話へX線・CT・MRIなどで撮影された画像・動画の送受信を簡単に行えるシステムの開発を目指しました。同研究に携わった金沢大学の医師からは、「本システム導入後半数程度は、システムの画像を見ながらの指示で初期診断ができ、非常に有用」と、脳神経外科領域の初期診断、治療方針決定に十分耐えうるレベルとの評価をいただき、2006年11月に実用化しました。
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| 関連項目名 | 会社名 |
|---|---|
| 双方向映像コミュニケーション技術により高齢者の自立した生活を支援する介護予防システムの提供 |
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| 健康診断や職場のストレスを予防的に把握するシステムを提供することで、企業や社会の健全な活動をサポート | NTTアイティ
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過疎地での教育支援
文部科学省では「少子化・過疎化地域の振興、活性化への取り組み」を、現代的教育ニーズのひとつとして、さまざまな支援プログラムを進めています。NTTグループは、ICTを活用したテレビ会議システムや携帯型映像受信端末などによって、遠隔授業や他校との交流を実現し、地域間における教育格差を是正するためのプラットフォームづくりに取り組んでいます。2006年度は、NTTグループ各社で、自治体と協力して実証実験を行うとともに、いくつかの自治体で、小学校の授業へのインターネット導入などを実現しました。2007年1月25日、携帯電話回線を使った新方式のテレビ授業の実験が、九州の小学校間で実施されました。これは文部科学省の「新教育システム開発プログラム」の一環で、NTTラーニングシステムズが運営し、NTTグループ各社も実験に参加しました。 携帯電話回線を利用して行われたこの方式は、固定ブロードバンド環境のない場所でも利用可能な映像を送ることができます。 全体構成概略図![]()
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