ブロードバンド・ユビキタスサービスを支える通信ネットワーク、基盤技術を開発
NTTグループは、サービス創造グループを目指して、“より高速で快適”、“安心・安全”、“いつでもどこでも何でもつながる”ブロードバンド・ユビキタスサービスを実現する技術革新に取り組んでいます。
通信ネットワークの技術開発においては、さらなる高速・大容量伝送を可能にする光伝送技術の開発や、高品質・高信頼なネットワークを支える設計・運用に関する技術やセキュリティ技術などで多くの成果をあげています。
また、多彩なアプリケーションを実現するための基盤技術の開発にも力を注いでいます。例えば、ハイビジョン映像配信などの高精細映像サービスや放送・広告・音楽などのコンテンツ配信を実現するためのコンテンツ・アプリケーション技術の研究開発を推進しています。さらに、著作権管理・配信など、電子商取引やコンテンツ流通ビジネスの実現に不可欠な共通機能を備えた情報流通プラットフォーム技術の研究にも取り組んでいます。
現在、このページの5分の1程度です。
NGNを利用したハイビジョン映像配信を実現するプラットフォーム技術を研究
NTTサイバーソリューション研究所は、次世代ネットワーク(NGN)を利用したハイビジョン映像配信サービスのためのプラットフォーム技術を研究しています。この技術を活用することで、例えばマルチキャスト(注1)によるIP放送、ユニキャスト(注2)によるVOD(Video On Demand)、メタデータ(注3)を利用した多様な応用サービスなどの提供が可能になります。映像のエンコード方式には、現行のDVDやデジタル放送などで用いられているMPEG2方式と比べ、圧縮率を上げても画質劣化の少ないH.264を採用し、効率的なハイビジョン映像配信を実現しています。
2006年度からスタートした「NGNフィールドトライアル」(注4)では、このプラットフォーム技術を使って放送番組のVOD視聴や、視聴者の嗜好に合わせたCMの自動挿入、地上デジタル放送のIP再送信サービスなどを試みました。これら映像配信実験は、NGNを用いたトライアルにおける中核サービスとして高く評価され、NTTグループの技術力を広くアピールする結果となりました。
2007年度からは、ハイビジョン映像配信サービス、IP再送信サービスに関する商用化実験を実施。実験結果は、NTTグループのプロバイダ「NTTぷらら」が2008年3月末から開始した「ひかりTV」商用サービスに生かされています。
これらの取り組みは、NTTグループが中期経営戦略に掲げる「通信放送連携サービス」(注5)の実践でもあり、今後もサービスのさらなる高機能化や、利便性、経済性の向上を図り、商業サービスの拡大を目指していきます。
(注1) マルチキャスト
ネットワーク上の特定の複数ユーザーに対し、同じ内容のデータを同時に送信する仕組み。
(注2) ユニキャスト/VOD(Video On Demand)
複数ユーザーにデータを同時配信するマルチキャストに対し、個別の1ユーザーに対してのみ情報の送信を行なう通信形態をユニキャストと呼ぶ。VOD(Video On Demand)は、このユニキャスト方式による動画配信サービスであり、コンテンツサーバに蓄積された動画コンテンツを、個々のユーザーが好きな時にストリーミング視聴できる。
(注3) メタデータ
映像などのデータファイル本体に関する属性や種類などを記述した付加情報。
(注4) NGNフィールドトライアル
NTTグループが、次世代ネットワーク(NGN)の本格的な商用サービス開始に向けた技術確認やお客さまのニーズの把握を目的に実施した実証実験。2006年12月から約1年間、東京と大阪のショールームで、NGNを用いた各種サービスや情報通信機器を紹介した。
関連リンク:
http://www.ntt-east.co.jp/release/0611/061122a.html![]()
(注5) 通信放送連携サービス
放送と通信の連携により、新しいTV視聴形態を実現するメディア流通技術の開発を行なっている。メタデータ技術を中核とした、コンテンツの配信制御技術、番組ナビゲーション技術、権利保護技術などにより、コンテンツ提供者、サービス事業者、視聴者が安心してさまざまなコンテンツを提供・視聴できるサービスの実現を目指している。
現在、このページの5分の2程度です。
「gooラボ」を用いて次世代ポータル技術の実証実験を実施
NTTサイバーソリューション研究所は、ブロードバンド・ユビキタス時代を担う新たなアプリケーションサービスの実用化に向けて、ユーザー参加型の実証実験を積極的に実施しています。グループ会社のNTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」内に設置された「gooラボ」では、同研究所が開発したさまざまな次世代ポータル技術を実際に体験していただけます。
関連リンク:「gooラボ」
http://labs.goo.ne.jp![]()
どれみる?マップ
NTTサイバーソリューション研究所は、ブログ上の語句出現パターンを分析してネットコンテンツの注目度を判定する「注目度判定技術」、各コンテンツの属性をアイコンで表現してマップ上に配置する「コンテンツ可視化技術」、利用者のネット閲覧傾向を分析し、利用者の興味に沿ったコンテンツを自動的に推薦する「興味情報推薦技術」などの独自技術を活用して、イベント会場などをインターネット上でバーチャル体験できる新サービス「どれみる?マップ」を実用化しました。
「gooラボ」では、2007年10月25日から12月31日まで、「どれみる?マップ」を用いて「第40回東京モーターショー2007」の会場をバーチャル体験する実証実験を公開しました。サイトでは、モーターショーの会場をグラフィカルなマップとして再現し、マップ上で各ブースの出品車に関するインターネット上の注目度や、関連ニュース記事、ブログなどから抽出した口コミ情報、コンパニオン情報などを表示。利用者からは「興味ある車種の情報や会場の全体像が直感的にわかる」と好評を博しました。
BLOGRANGER TG
「BLOGRANGER TG」は、インターネット上に存在するさまざまなブログの存在をグラフィカルな地形図として表示することで、インターネット利用者が自身の興味に沿ったブログを簡単に探索できるナビゲーションサービスです。2007年12月から「gooラボ」で実証実験を開始し、新聞やネットニュース、実験参加者のブログなどで数多く紹介されました。
携帯動画共有実験
2006年から、カメラ付き携帯電話で撮影した映像を「gooラボ」のサイト上にアップロードして自動的にパノラマ写真やサムネイル画像にする実験を行なってきましたが、2007年4月からは、これを「携帯動画共有実験」としてリニューアル。サイトにアクセスした実験参加者(ユーザー)が、カメラ付き携帯電話で撮影した映像を編集して、容易に共有・公開できるサービスを提供し、大きな反響を呼んでいます。
「携帯動画共有実験」の画面
現在、このページの5分の3程度です。
メモリ・リトリーバ
「メモリ・リトリーバ」は、ユーザーが閲覧したWebサイトの各ページの閲覧時間や、キーボードやマウスの操作、印刷・テキスト選択・コピー&ペーストといった作業を分析してページの重要度を自動的に判断・蓄積し、ユーザーの求めに応じて一覧表示やキーワードを用いた履歴検索ができる「閲覧行動管理支援ソフト」です。「gooラボ」では、2007年1月から6月末まで「メモリ・リトリーバ」の実証実験を実施。新聞やニュースサイトをはじめ、実験に参加いただいたユーザーのブログなどで紹介されるなど大きな反響を呼びました。
オピニオンReader for 映画
NTTサイバーソリューション研究所は、ブログなどの文章を分析して筆者の意見を的確に抽出する「意見抽出技術」、抽出した意見を整理・分析する「意見分類技術」を開発。これらの技術を活用して、インターネット上のブログに掲載されている映画作品に関する意見を抽出・分類して、映画作品に関する評判やイメージの最新情報を提供する「オピニオンReader for 映画」を実用化しました。「gooラボ」では、2006年12月から2007年12月17日まで、広く一般の方々を対象とした実証実験を開始しており、利用者からは「いろんな映画に対する意見が見られておもしろい」と好評を博しました。
超大容量データを光ファイバで長距離伝送する実験に成功
ブロードバンドサービスの急速な普及により、近年、通信トラヒック(注)は急激に増大しており、そのバックボーンとなる基幹光ネットワークには、インフラとしての信頼性の維持とともにいっそうの大容量化が求められています。
NTT未来ねっと研究所は、こうした通信トラヒックの増大を見すえ、2007年3月、1本の光ファイバで毎秒20テラビット(テラは1兆)の超大容量データを240kmの長距離まで伝送する実験に成功しました。この20Tbpsという値は、ハイビジョン映画約200本相当のデータを1秒で転送できる速度で、昨年の14Tbitからさらなる更新となりました。2007年、北米光通信国際会議で最新の成果として発表。現在、2015年の実用化を目指しています。
(注) 通信トラヒック
通信路やネットワーク網全体に流れるデータ量。
現在、このページの5分の4程度です。
「同室感」をもたらす未来の電話「t-Room」を研究
NTTコミュニケーション科学基礎研究所は、たとえ遠く離れた利用者同士でも、まるで同じ部屋にいるような感覚「同室感」を提供しながらコミュニケーションできる未来の電話「t-Room」を開発し、2008年2月7日と8日にNTT武蔵野研究センタで開催した「NTT R&Dフォーラム2008」に出展しました。
「t-Room」は、65インチの大型ディスプレイを各利用者を取り囲むように8台配置したコミュニケーション・システムで、通話の相手の姿だけでなく、共通の背景を投影することによって、同じ距離感、方向感をもったやりとりが可能になります。
現在は「t-Room 2.0」による通信実験を行なっており、今後は、安定化、効率化、機能拡張などのシステムを改良するとともに、同室感に関する科学的な知見をシステムにフィードバックしていきます。
「t-Room」を使った対話の様子
本文はここまでです。CSRのメインメニューへ戻る



新しいウィンドウを開きます。

新しいウィンドウを開きます。


