「遠隔医療」「遠隔診断」の実現に向けた情報通信システムを開発
近年、医療技術がめざましい進歩を遂げる一方で、日本を含むアジア諸国においては、医療レベルの地域格差の拡大や、高度医療・診断技術の指導環境が十分に整っていないために、医師への技術伝承が円滑に進まないといった深刻な問題が顕在化しています。
こうしたなか、NTTグループは、ICTを活用して、全ての人々が安心して医療を受けられるよう、住民の自宅と医療機関を次世代ネットワークで結び、映像を使って各種の健康チェックや問診を行なう「遠隔医療」の実現に向けた情報通信システムの開発に取り組んでいます。また、地域における病院不足を補うために、高機能総合病院と診療所などをネットワークでつなぎ、病院間の効率的な機能分担や「遠隔診断」などを実現する情報通信技術のプラットフォームづくりに取り組んでいます。
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特定健康診査や保健指導などのメタボ対策を携帯メールのしくみを使って支援
現在、国内ではメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をどう予防し、改善していくかが大きな関心事項となっています。こうした状況を受けて、2008年4月から医療制度改革法に基づく「特定健康診査・保健指導」が始まりました。これは、企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市町村に、40歳から74歳までの被保険者・被扶養者の健康診査を行なうこと、また、メタボリックやその予備軍と判定された人に保健指導を行なうことを義務づける制度です。
NTTドコモは、こうした取り組みを促進していくために、オーダーメイド創薬(株)様と協業し、2008年4月から、携帯電話を活用した特定健康診査の対象者に保健指導や健康に関するコンテンツを提供するサービスを開始しました。携帯メールを活用することで、対象者は時間や場所の制約を受けずに保健指導を受けることができ、また企業や自治体などの医療保険者にとっても指導にかかる手間やコストを削減できます。
なお、メールを用いて保健指導する場合、指導対象者からの返信が必要となるため、NTTドコモは、簡単なボタン操作で返信できる仕組みを構築したほか、自動メール配信機能を設けて保健指導の実施者の負担を軽減できるよう工夫しています。
携帯画面
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九州大学とともに、日本-タイ間の「遠隔医療実証実験」に参加
NTTサービスインテグレーション基盤研究所は、医療の効率化や高度医療技術の利活用を推進していくために、ICTを活用した「遠隔医療」の研究開発を推進しています。
こうした技術蓄積を生かして、NTTサービスインテグレーション基盤研究所とNTTコミュニケーションズは、九州大学とともに、総務省の「国際情報通信ハブ形成のための高度ICT共同実験」(2005年〜2007年)の一環として実施された、日本-タイ間の遠隔医療実証実験に参加しました。
実証実験では、九州大学とタイのチュラロンコン大学の医療施設を、実験用ネットワーク(JGN2(注1))で結び、ネットワーク上に「双方向リアルタイムコミュニケーションシステム」や、医療技術の遠隔指導に用いる「アノテーションシステム」(注2)、指導用映像の蓄積・配信システムなどを構築。これらを活用して高度医療・診断技術の遠隔指導実験「メディカル・テレインストラクション」(注3)を行なったほか、遠隔手術ロボットを用いた遠隔手術の基本機能の検証などを実施しました。
その結果、遠隔指導や遠隔手術を実施するさいのネットワークシステムの構成、コミュニケーション用の映像・音声機器の特性や品質、遠隔指導時に活用するICTツールなど、基本となる要素技術の有効性が確認できたほか、ネットワーク構成や帯域、遅延時間などに関する知見も得ることができました。
NTTグループは、今回の実証実験を通じて得た成果をもとに、課題の抽出や改良点の検討を推進し、「遠隔医療」を支えるネットワークシステムの実用化を図り、日本を含むアジア地域の医療サービスの向上に貢献していきます。
(注1) JGN2
独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)が運用するテストベッドネットワーク。2004年の運用開始から、産・学・官・地域が連携し、このネットワークを活用した次世代ネットワーク関連技術や多様なアプリケーションの研究開発・実証実験が行われている。
(注2) アノテーション
あるデータに対して、関連する情報を注釈として付与すること。この実験では、研修医などが訓練の一環として操作している内視鏡画像に対し、遠隔地の指導医が、位置情報や操作すべき方向情報などを直接上書きするアノテーションシステムが活用された。
(注3) メディカル・テレインストラクション
先端医工学技術を中心とする高度医療・診断技術に関する指導をICTをベースにした遠隔指導システムで実現する技術。
実験の様子
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Web上で心の健康をチェックし、診断・アドバイスするシステムを提供
NTTアイティは、ビジネスパーソンの心の健康状態をWeb上で簡単に自己チェックできる「ストレスチェックWebシステム」を提供しています。チェック項目は「職場の対人関係」や「働きがい」など全58項目で、質問形式の問いに5分程度で回答できるよう作成しています。健康状態の結果は、回答者にアドバイスとともにメールで送られます。職場の健康管理担当者が結果を閲覧・分析し、職場別や担当業務別のストレス度を判定する機能も備えています。
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健康診断や保健指導の効率化に役立つ健康管理支援システムを開発
NTTアイティは、企業や自治体、医療機関などに向けて、健康診断や保健指導業務の効率化をサポートする健康管理支援システム「HELSMEK」を提供しています。
システムには、「健診結果の自動判定」や「アドバイス文自動作成」機能が備わっており、健診業務の効率化や注意点の見落とし防止に役立ちます。また、健診データを蓄積することで、地域特性や職場の傾向を分析することも可能です。さらに受診者自身もデータを活用して健康状態の経年変化を把握することができます。
2008年4月にスタートした「特定健診・保健指導」に関する機能もサポートしています。
関連リンク:
http://www.ntt-it.co.jp/goods/hbj/HELSMEK/system.html![]()
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