
情報通信の世界は、ブロードバンド・ユビキタス化が進展するとともに、ネットワークのIP化に伴う各種サービスの融合が加速するなど、激しい変化を続けています。一方で現代社会においては、人口減少・少子高齢化の進展、社会的格差の拡大、介護・医療問題、資源・エネルギー問題、生態系の保全、大規模自然災害といった非常に多岐にわたる社会的課題に直面しています。特に近年は、2008年7月に開催された北海道洞爺湖サミットのメインテーマであった地球環境問題についても国をあげた対策や取り組みが進んでいます。
NTTグループでも、これらの多様化・複雑化する社会的課題に対し本業を通じて真摯に向き合い、社会の持続的発展に貢献していくことが、CSR(Corporate Social Responsibility)であると考え、「NTTグループCSR憲章」に基づきグループ一体となった取り組みを進めているところです。
2008年5月、NTTグループは、“お客さまの満足度を高め”、“お客さまや社会のニーズに合ったサービスを生み出していく”ことを目的とし、「サービス創造グループを目指して」を発表しました。
今後、NGN(Next Generation Network)やスーパー3G(携帯電話の高速データ通信仕様のひとつ)によるフルIPネットワークを構築し、ソリューションビジネス、エネルギー・環境などの新分野ビジネスにおける新しいブロードバンド・ユビキタスサービスの創出・拡充を通じて、生活の豊かさや企業の生産性向上により大きく貢献していくことを目指していきます。また、これまで以上にお客さまの視点から見て便利なサービスを提供していけるように、固定通信や移動通信、システムインテグレーション事業など、NTTグループ各社がもつビジネスリソースを結集し、“NTTグループの総合力”を一体的に発揮していくことが必要だと考えています。
NGNについては、2008年3月から、首都圏および大阪府の一部のエリアで商用サービスを開始しました。今後は順次その提供エリアを全国に拡大していき、2012年度末を目途に現在のBフレッツサービスからの移行(マイグレーション)を完了する予定です。NGNの普及と拡大は、NTTグループが社会の持続的発展に貢献していく上でも重要な基盤となるものと認識し、幅広く様々な分野の企業との協業を通じて、サービスのさらなる創出・拡充を目指していきます。
世界的な課題となっている地球環境問題に対してもグループ一体的に取り組んでいます。
なかでも、ICT(情報通信技術)サービスの普及・拡大にともなうエネルギー消費量の増大を抑えるために、環境・エネルギー関連の研究開発をはじめ、ネットワーク設備やデータセンターの省エネ推進など、事業活動にともなうCO2の削減に積極的に取り組んでいるところです。今後は、太陽光発電などの自然エネルギーの活用をグループ全体でより一層推進していく「グリーンNTT」をスタートさせるなど、さらなる温暖化対策を講じていく予定です。
また、高品質な映像配信によるTV会議やインターネットショッピングなどのICTサービスを提供することで、移動や物流によるCO2排出を削減するなど、社会全体の環境負荷低減に向けても貢献していきます。
今後、本格化するブロードバンド・ユビキタスサービス時代に向けて、NTTグループは、社会的責任を十分に認識し、CSRを重視した経営を推進してまいります。本CSR報告書では、幅広いステークホルダーの皆さまとの対話を推進するため、わかりやすい報告書を目指して作成してまいりました。
私たちNTTグループの取り組みやCSR報告書に対し、引き続き、皆さまから忌憚のないご意見やご助言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


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