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ネットワークサービスシステム研究所
研究所の概要
ネットワークサービスシステム研究所では、あらゆるビジネスにおける収益の源泉になり、持続的・継続的に進化可能で、安心・安全なネットワーク基盤を構築するための、グローバルで先進的な技術、及び競争力のあるプロダクトの創出をミッションとし、研究開発を行っています。
スマートフォンや高速モバイル端末の利用者の増加、スマートグリッドに代表される各種センサ通信(M2M通信)の普及等により通信ネットワークは今後も進化し続ける必要があります。ネットワークサービスシステム研究所では、グローバルで先進的な新しい通信ネットワークの創造、要素技術の研究開発にチャレンジしています。
所長あいさつ
ネットワークサービスシステム研究所は、NGN上で様々なサービスを実現するための基盤技術やNGNの次の世代のネットワークに向けた様々な要素技術の研究に取り組んでおります。
具体的には、(1)100Gbps光伝送をベースとし、物理層とデータリンク層の間を統合するレイヤ統合トランスポートネットワーク実現する『転送ネットワークの統合・高度化技術』、(2)トラヒック量増加へ対応し、省電力化、コスト削減、新サービスへの柔軟な対応、信頼性の向上を実現する『次世代のエッジルータの技術確立』、(3)トラヒック変動への柔軟な対応、り障範囲極小化を実現する『サーバ類の仮想化・分散処理技術』、(4)大規模障害の発生時に収集する大量の情報を分析し障害の原因箇所,影響範囲を直観的に認識させる『ネットワーク情報の可視化技術』等に取り組んでいます。
ネットワークサービスシステム研究所は、技術の世界標準の潮流を見定めながらスピード感や競争力を持って内外の優れた研究開発成果を積極的に取り入れつつ、将来のネットワークに向けて着実に取り組んでまいります。
プロジェクト
- ネットワーク戦略プロジェクト
- NGNに関する全体開発戦略・実現方式の検討、及び、3GPP等の国際標準化対応
- 第一推進プロジェクト
- 光/パケット連携制御技術を用いた統合トランスポート網の研究
- 第二推進プロジェクト
- IP技術を用いた電話網の置き換えに関する研究
- 第三推進プロジェクト
- モバイルやインターネットと連携した将来のコミュニケーションサービスの制御技術、
および、サービスに必要となる認証技術の研究開発 - 第四推進プロジェクト
- 可視化技術等を用いたネットワークオペレーションの研究
- 第五推進プロジェクト
- 大規模通信ソフトウェア技術を用いたNGNを支えるサーバの研究
- 第六推進プロジェクト
- 高速転送制御技術を用いた次世代IP系サービスノード研究
- 次世代ネットワークサービスプロジェクト
- 分散技術を用いた次世代のネットワーク制御基盤技術の研究
- ブロードバンドネットワークシステムプロジェクト
- ネットワーク仮想化や光L2技術を中心とした、将来の革新的なネットワーク基盤の実現に
向けた研究
(2012年11月1日)
主な研究内容
ネットワークサービスシステム研究所で取り組んでいる数多くの研究開発の中から、特に注力している研究内容をご紹介します。
(1) 転送ネットワークの統合・高度化技術
レイヤ統合トランスポートネットワークの基盤技術
お客さまが、安心・安全なネットワークサービスをストレスなくご利用頂けることを目標に、大容量トラヒックを経済的・高信頼に情報伝達するトランスポートネットワークの研究開発を行っています。本テーマでは、光伝送を行うレイヤ(階層)とデータのパケット化を行うレイヤの統合を可能とする装置(マルチレイヤ統合装置)により、IP処理を低減したシンプルなコアネットワークを構築し、それら装置間に仮想的な抽象化のパス(経路)をインテリジェントに設定・制御する将来のトランスポートネットワークの研究開発を進めています。
(2) 次世代のエッジルータの技術確立
エッジルータとは、ネットワークへの入り口で様々なサービスをユーザに提供する高性能ルータです。トリプルプレイサービス(インターネット接続、電話、映像配信)の提供機能や、ユーザ認証等のセキュリティ機能などを担います。
固定網のトラヒック量の増加への対応、省電力化、コスト削減、新サービスへの柔軟な対応、更なる信頼性の向上などが次世代のエッジルータに求められます。
また、スマートフォン等の普及を背景として、モバイル網のトラヒックも急速に増加しており、固定網のエッジルータ製品をモバイル網にも適用することにより、需要に対応できる高速なパケット処理の実現が期待されています。
固定網とモバイル網との技術共用化や、ユーザが接続先の網を意識せずにサービスの利用を可能とする連携技術などシステムアーキテクチャ、ネットワークアーキテクチャ等の研究を通じて、次世代のエッジルータの技術確立に取り組んでいます。
(3) サーバ類の仮想化・分散処理技術
「次世代ネットワーク」の次の世代を担うネットワークの実現に向け、これまでNTT研究所で培ってきた技術を活かし、大規模ネットワークに対する高い信頼性や高い性能を確保しつつ、低価格でネットワークを構築可能な技術の研究開発に取り組んでいます。
本研究テーマでは、分散処理技術をベースとして、①低価格な汎用サーバの組合せで様々な種類のサービスを提供可能、②動的なシステム構成変更により、数百ユーザレベルから数千万ユーザレベルまでの利用状況に応じた処理能力の調整が可能、③災害や故障の発生時にもサービスを継続可能、といった高い要件を満たすネットワークを実現する要素技術の研究を進めています。
(4) ネットワーク情報の可視化技術
お客様に高品質・高信頼のサービスを提供するためには、ネットワークの利用状況や障害の発生状況とその影響範囲などを把握し、迅速かつ的確な回復措置を行わなければなりません。しかし、大規模障害の発生時は、ネットワークから大量の情報を収集し分析する必要があり障害の要因特定に時間を要しています。そこで、ネットワーク管理の高度化に向けて、障害把握を支援するためのネットワーク情報の可視化技術に関する研究開発を行っています。本技術では、収集した各種ネットワーク情報をサービス影響度別に色分け表示・三次元表示・リプレイ表示することにより画面からネットワークの状況(障害の原因箇所,影響範囲)を直観的に認識させることで人の正確な判断を支援します。それにより、迅速かつ的確な回復措置が行え、安心・安全なサービス提供に貢献することが出来ます。
学生のみなさまへ
ネットワークサービスシステム研究所の各分野で、活躍する社員たちのインタビューを紹介します。



