
平素は、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。ここに「NTTis…2010夏号」をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
このたびの定時株主総会におきまして、改めてご選任いただき、引き続き社長の任にあたることになりました。事業の一層の発展に向けて、全力を尽くしてまいる所存です。
2010年3月期は、2008年5月に策定した中期経営戦略「サービス創造グループを目指して」に基づき、ブロードバンド・ユビキタスサービスの拡大に取り組みました。
固定通信分野では、次世代ネットワーク(NGN)の商用サービスである「フレッツ 光ネクスト」の提供エリア拡大やサービスの充実を図るとともに、お客様サービスの一層の向上に向け、「フレッツ光」のお申し込みから開通までの期間の短縮やサポートサービスの強化などにも取り組みました。
移動通信分野では、行動支援サービス「iコンシェル」の機能拡充や携帯での新たな決済方法を提供する「ドコモ ケータイ送金」など、携帯電話を通じてお客様の生活を支える新たなサービスの提供に取り組むとともに、更なるデータ通信の利用拡大に向けた料金体系の見直しや動画サービスなどのコンテンツの充実に努めました。
ソリューション分野については、お客様システムの構築・提供に加え、アウトソーシングや情報セキュリティ対策など、サービスラインナップの充実を図るとともに、お客様や社会の要請などに機動的に応えるため、事業運営体制の再編や他事業者の買収などを通じて営業力の強化を図りました。
また、ブロードバンドネットワークを活用してサービス提供を行う上位レイヤサービスについては、IPTVサービス「ひかりTV」などのサービス拡充に努める一方、教育分野をはじめとした様々なビジネスパートナーとの協業を推進しました。
さらに、グローバル事業については、海外におけるデータセンタ拡充やソリューションサービスの充実に努めました。またネットワークの利便性・信頼性の向上を図るとともに、コンテンツ配信などのグローバル展開も取り組みました。
2011年3月期においては、以下の3つの取り組みを推進し、引き続き中期経営戦略に基づく事業の展開を図ってまいります。
まず、「サービス創造の推進」として、固定通信・移動通信ともに世界最先端のブロードバンドネットワーク基盤の構築を進め、この基盤を活用したサービスの創造に取り組むとともに、ICT利活用の促進やブロードバンドサービスの普及に努めてまいります。
次に、「グローバル事業の展開」として、ICTサービスラインナップおよび提供エリアの拡大、ネットワークサービスの更なる充実、コンテンツ配信などに一層力を入れてまいります。
さらに、「社会的課題への対応」として、少子高齢化、医療・教育の質の向上などの様々な社会的課題への対応や道路・水道などの公共インフラの運用・管理において、ICTを利活用し、他分野のパートナーとの協業を通じて新たな社会システムを創造することにより、課題の解決に貢献してまいります。また世界共通の課題である環境問題についても、低炭素社会に向けた取り組みを強化してまいります。
当社は、株主還元を重要な経営課題のひとつと位置づけ、中期的に充実することを基本方針としております。
配当については、株主還元の軸足として考えており、2011年3月期の年間配当は安定性・継続性等に配意し、前年と同額の1株当たり120円とする予定です。
なお、2010年5月14日の取締役会において、2010年3月末現在で保有している自己株式約2億5千万株について、全て消却する方針を決定しました。消却は、2年度に分けて2分の1ずつ実施することとし、その第1回目は今年中に行う予定です。
株主の皆様におかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2010年6月
