株主の皆様におかれましては、当社の事業運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。ここに「NTTis…2011冬号」をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
2012年3月期上半期の取り組みについては、中期経営戦略「サービス創造グループを目指して」に基づき、ブロードバンド・ユビキタスサービスの拡大に努めました。
固定通信分野においては、Wi-Fiの活用※1など、「フレッツ光」の新たな利用シーンの創出につながるサービスの展開に取り組みました。インターネットをこれから始めるお客様、インターネットの利用機会の少ないお客様向けのサービスとして、低廉な料金から利用できる2段階定額サービス「フレッツ 光ライト」の提供を東日本エリアから開始し、利用者の裾野の拡大に努めました。
移動通信分野においては、スマートフォンの急速な拡大に対応し、端末ラインナップを充実させました。また、2010年12月に提供を開始した「Xi(クロッシィ)」サービスについて、提供エリアを東名阪地域に加えて全国主要6都市へ拡大するとともに、新たにフラット型を含めた複数の専用料金プランおよび「Xi」に対応したタブレット端末を発表いたしました。
上位レイヤサービスおよびソリューションサービスの取り組みでは、映像サービスやeラーニングサービスのコンテンツの拡充を進めるとともに、クラウドサービスのラインナップの充実にも努めました。法人のお客様向けには、信頼性や価格に応じた4種類のプランを用意した、クラウド対応のVPN※2サービス「Arcstar Universal One」の提供を開始しました。
グローバル事業においては、海外企業の買収や海外子会社の設立などサービス提供基盤の整備を進めました。また、NTTグループ全体のグローバル戦略および人事に関して、海外子会社を含むグループ各社による委員会を設置するとともに、NTTグループ全体の総合調整を行う組織として、持株会社にグローバルビジネス推進室を設置し、グローバル戦略の推進体制の強化を図りました。
2012年3月期の上期業績については、営業収益は音声関連収入の減少があるものの、「フレッツ光」契約者数の増加やスマートフォンの販売拡大によるIP関連収入の増加に加え、ディメンションデータをはじめとした連結子会社拡大によるシステムインテグレーション収入の増加などにより、対前年で1,555億円の増収となりました。営業利益はNTTコミュニケーションズ、NTTデータにおける増益、連結子会社の拡大による増益があるものの、NTT東日本、NTT西日本、NTTドコモの減益により、415億円の減益となりました。しかしながら、スマートフォンの更なる販売拡大、固定系サービスにおけるコストコントロールによる増益などを下期に見込んでおり、業績予想に関しましては、2011年5月の発表時より営業利益を100億円積み増し、対前年度351億円の増益に上方修正いたしました。
株主還元については、2012年3月期の1株当たりの年間配当額を120円から140円へ20円増配することとし、中間配当額は1株当たり70円といたしました。配当については引き続き安定性・継続性に配意しつつ、業績動向、財務状況および配当性向などを総合的に勘案して決定してまいります。
また、2011年11月9日の取締役会において、保有する自己株式のうち約1億2,500万株の消却および2012年3月末までに4,400万株または2,200億円を上限とする自己株式の取得を決定いたしました。
株主の皆様におかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2011年12月