
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
ここに「NTTis…2012夏号」をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
このたび、前社長 三浦 惺の後任として社長に就任いたしました。競争がますます激化する一方で、大きな変化と発展が続く情報通信市場において、お客様からいつまでも信頼していただける企業を目指し、NTTグループの一層の発展のため全力を尽くしてまいる所存でございます。
2012年3月期は、前年度に引き続き増収・増益を達成し、増収決算としては2期連続、増益決算としては3期連続となりました。
2013年3月期(今年度)は、2008年5月に公表した中期経営戦略の最終年度です。増収・増益を維持していくため、成長分野である海外・クラウド事業の強化を推進するとともに、「Xi(クロッシィ)」対応端末の充実や提供エリア拡大などに取り組み、スマートフォンをご利用のお客様の更なる拡大を図ります。また、二段階定額サービス「フレッツ 光ライト」や宅内での「フレッツ光+Wi-Fi」などによる「フレッツ光」の需要の掘り起こしにも引き続き取り組んでまいります。厳しい競争環境の中、コストコントロールにも従来以上に注力し、営業利益は対前年570億円増の1兆2,800億円を見込んでおります。
今年度以降の成長を期待する重点分野として、次の3つの分野における取り組みを強化してまいります。2012年3月期には約6,800億円であったこれらの分野の売上高を、今年度には約8,600億円へと、1年で3割近くの増収を図ってまいります。
NTTドコモが提供開始した「dマーケット」、「dメニュー」、NTTドコモの子会社であるmmbiが提供開始した「NOTTV」、NTTぷららが提供する「ひかりTV」などに加え、NTTドコモの提供するクラウドサービスを総称した「ドコモクラウド」を展開してまいります。
ビックデータ※1については、膨大かつ構造が複雑なデータを高速処理することにより様々なソリューションを提供してまいります。
M2M※2については、自動販売機や水道・ガスのメータに加え、建設機械や自動車、橋梁などの公共インフラを通信で監視するソリューションに取り組んでまいります。
既にサーバルーム面積は全世界で36万uと世界最大規模となっており、データセンタ※3間のネットワークも世界中をカバーしております。今後もグローバル企業のクラウド移行・総合的なICT(情報通信技術)のアウトソーシングニーズなどに応えていく考えです。
株主還元については、今年度の1株当たりの年間配当金を20円増配の160円とし、中間期より実施する予定です。
また、利益成長と資本効率の改善にも引き続き取り組み、1株当たり当期純利益(EPS)を中期的に60%以上成長させていく考えです。
株主の皆様におかれましては、より一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2012年6月
