株主の皆様におかれましては、当社の事業運営に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。ここに「NTTis…2012冬号」をお届けするにあたり、謹んでご挨拶申し上げます。
まず、2013年3月期上半期の取り組みについて、ご報告申し上げます。
固定通信分野では、「フレッツ光」の利用拡大とお客様サポートの充実に向け、一部のサービスの月額利用料金値下げを実施したほか、Wi-Fi※1の利用シーンの拡大を目指した取り組みを実施しました。
移動通信分野では、スマートフォンの普及拡大を目指し、「Xi(クロッシィ)」対応のスマートフォンの端末ラインナップの充実を図るとともに、「らくらくスマートフォン」の発売に合わせた新たなパケット定額サービスの提供を開始しました。
上位レイヤサービス・ソリューション※2ビジネスでは、写真や動画をネットワークを介してスマートフォンやタブレットなど様々な端末で閲覧いただける「フォトコレクション」の提供を開始するなど、クラウドサービス※3のサービスメニューの充実に努めました。
グローバル事業では、事業拡大およびクラウド※3に関連する革新的技術の獲得を目的として、米国のCenterstance, Inc.※4と、同社の全株式を買収することで合意しました。
以上の取り組みにより、2013年3月期上半期の業績は、営業収益がスマートフォンの販売拡大などにより3期連続の増収(対前年同期+828億円)を達成しましたが、営業費用の増加を補えず、営業利益が対前年同期▲225億円の減益となりました。
2013年3月期の通期業績予想については、厳しい競争環境にある移動通信分野において、従来の携帯電話からスマートフォンへの移行を促進するとともに、長期継続してご利用いただいているお客様向けの取り組みを継続・強化することから、営業利益を本年5月に公表したものから▲800億円の減益へ修正いたしました。
こうした状況も踏まえ、今後の業績の回復や成長への道筋の確立に向けた取り組みを、本年11月8日に公表しました。※5
NTTグループでは、「グローバル・クラウドサービス」を今後の事業の基軸とし、グループ全体の成長と変革を実現してまいります。また、既存の「ネットワークサービス」の競争力を、効率化により徹底的に強化してまいります。
具体的な目標として、2017年3月期までに、海外売上高を200億USドルまで倍増させるとともに、法人売上高の海外比率を50%以上に引き上げてまいります。また、2015年3月期までに、固定/移動通信サービスに関連するコストを対2012年3月期比で▲4,000億円以上削減してまいります。設備投資の対売上高比率も、2016年3月期までに15%まで低減してまいります。こうした取り組みにより、2016年3月期までに、1株当たり当期純利益(EPS)を対2012年3月期比で+60%以上成長させるよう努めてまいります。
大きく変化する情報通信市場において、NTTグループは、成長を図り自らも変革することにより、お客様に選ばれ続ける“バリューパートナー”を目指してまいります。
最後になりましたが、株主還元については、今後も充実・強化に取り組んでまいります。配当につきましては、本年5月に公表したとおり2013年3月期の1株当たりの年間配当額を140円から160円へ20円増配することとし、中間配当額を1株当たり80円といたしました。今後も安定性・継続性に配意しつつ、業績動向、財務状況および配当性向などを総合的に勘案し、決定してまいります。
自己株式取得につきましては、本年9月の取締役会において、2013年3月末までに、4,200万株または1,500億円を上限とした自己株式取得を決定いたしました。既に、10月末時点で約1,300万株、500億円の取得を完了しております。
株主の皆様におかれましては、より一層、当社の事業運営へご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2012年12月