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組織構成

ネットワークサービスシステム研究所

研究所の概要

 ネットワークサービスシステム研究所では、“より高速で快適”、“安心・安全”、“いつでもどこでも何でもつながる”ブロードバンド・ユビキタスサービスを提供するためのコアネットワーク基盤技術の研究開発を進めています。具体的には、光時代のネットワーク基盤となる次世代ネットワーク(NGN)の研究実用化、並びに、それを支える要素技術として「より高速で快適」なネットワークを実現する『超高速フォトニックネットワーク技術・大容量バックボーンネットワーク構成技術』、「安心・安全」を支える高信頼な『ネットワーク制御サーバ構成技術』と大規模故障を未然に防ぐ『ネットワーク運用・監視技術』等に取り組んでいます。

所長あいさつ

所長顔写真
所長 渡部 信幸

 NTTグループは、現在の固定電話・ISDN・フレッツのお客様に「次世代ネットワーク」を利用していただけるよう普及・拡大を目指しています。

 「次世代ネットワーク」は、最新の光通信、IP技術、ソフトウェア技術を駆使して高品質・高信頼な電話サービスだけでなく、固定電話と移動通信の融合サービス、QoSやIPマルチキャスト技術を用いた通信と放送の融合サービス、インターネットと電話の融合サービス、IPv4/v6インターネット接続サービス、様々なビジネスから利用可能な高度ネットワークサービスを提供可能で、お客様の新たなビジネス創造に寄与できるネットワークです。即ち、電話の信頼性、安定性とIPネットワークの経済性、柔軟性という両方のいい点を兼ね備えたネットワークと考えられます。

 次世代ネットワークは、ITU-Tの場を中心に議論されているNGN(Next Generation Network)に準拠しており、ユーザネットワーク、アクセスネットワーク、コアネットワーク、サービス制御・アプリケーション制御の4階層から構成されますが、キャリアネットワークの中核を構成するコアネットワーク、サービス制御を中心に研究実用化をネットワークサービスシステム研究所が担当しております。

 また、「次世代ネットワーク」上で様々なサービスを実現するための基盤技術や「次世代ネットワーク」の次の世代のネットワークに向けた様々な要素技術の研究に取り組んでおります。

 ネットワークサービスシステム研究所は、技術の世界標準の潮流を見定めながらスピード感や競争力を持って内外の優れた研究開発成果を積極的に取り入れつつ、皆様が次世代ネットワークに期待される新サービスの実現や機能・性能・信頼性の向上についても着実に取り組んでまいります。

(2011年7月1日)

プロジェクト

  • ネットワーク戦略プロジェクト
  • NGNネットワーク方式プロジェクト
  • 第一推進プロジェクト
  • 第二推進プロジェクト
  • 第三推進プロジェクト
  • 第四推進プロジェクト
  • 第五推進プロジェクト
  • 第六推進プロジェクト
  • 次世代ネットワークサービスプロジェクト
  • ブロードバンドネットワークシステムプロジェクト

(2011年7月1日現在)

主な研究内容

(1) 次世代ネットワーク(NGN)の研究実用化

次世代ネットワークは、電話、映像配信、インターネット接続など様々なサービスを提供する統合IPネットワークで、NTTが培った電話技術が持つ信頼性・安定性と、インターネット標準であるIP技術が持つ柔軟性・経済性を両立しています。次世代ネットワークの研究開発においては、サービス統合ネットワークとして多様な品質条件の通信に対応するために品質制御を行うセッション制御サーバ類、高速・大容量のIP転送を行う転送系・リンク系装置、及びこれらの装置を運用するオペレーション装置を世界に先駆けて商用導入しました。現在は携帯電話網との融合(FMC)や映像配信機能(IPTV)の高度化などの研究開発に取り組んでいます。更に、安心・安全な通信環境を提供するセキュリティ技術やネットワーク高信頼化技術の研究開発も進めています。

(2) レイヤ統合トランスポートネットワークの基盤技術

新世代NW時代の多彩なサービスをサポートする大容量かつ経済的なネットワーク

お客さまに、映像コミュニケーションなどの光の特性を活かした多彩なサービスを提供することを目標に、大容量トラヒックを効率的に情報伝達するトランスポートネットワークの研究開発を行っています。本テーマでは、ネットワークのシンプル化および大容量化による省電力化・経済化を目指して、100G光伝送による大容量物理層とデータリンク層とのレイヤ間の装置を統合するレイヤ統合トランスポートネットワークの研究開発を進めています。

(3) 次世代NWオペレーション技術

NGNに代表される大規模IP系NW上で高品質・高信頼サービスを提供するには、装置の運用を支援するシステム(Operations Support System)が不可欠です。サービスの高品質・高信頼化には障害からの迅速な復旧が重要であり、高いスキルを要する障害検出や原因切り分け・試験・回復を高速にする技術(導通確認、トポロジ探索、装置情報収集)や、容易にする技術(り障範囲特定、トラフィック障害特定)の確立に取り組んでいます。

(4) 将来NWの実現に向けたNWインフラ構築基盤技術

将来のエッジノード系およびNW制御系コア技術の確立

将来NWのスケール性やサービスの多様化に対して、柔軟かつ効率的に対応可能なネットワークとするため、(1)光レイヤからIPレイヤまでの網資源を仮想網に分割すると共に、需要に応じて網資源を効率的に割り当てることが可能なネットワーク仮想化制御技術、(2)需要や新サービス追加などに応じてスケーラブルに論理的なルータを構成可能とする技術、(3)電気スイッチを光デバイスに置き換えることで大容量スイッチの省電力化を目指す光パケットスイッチ技術の研究開発に取り組んでいます。

(5) 新ネットワーク制御ノードの研究

近年、BB契約者の増加やサービスの多様化により、トラヒック量が増加しつつあり、将来的なトラヒック増にも耐えうるサーバ/ルータの性能が求められている。ここで、従来のように1台のサーバでの大容量化では障害発生時のり障範囲が拡大する問題となることや、トラヒック変動への設備の有効活用を目指すことから、本研究では多数のサーバをトラヒック量に応じて柔軟に集め、サーバ/ルータを構成する方式の検討を進めている。