特集

簡単、快適、便利なコミュニケーション環境のための音声・音響処理技術
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NTTサイバースペース研究所では、簡単、快適、便利なコミュニケーションを実現する音声・音響処理技術の研究開発を進めている。本特集では要素技術である、音声認識、音声合成、音響処理、音声符号化の最新技術について紹介する。


簡単、快適、便利なコミュニケーション環境のための音声・音響処理技術
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◆執筆者 高橋 敏・岡本 学・小原 永
◆所属 NTTサイバースペース研究所

家庭でも、自動車の中でも、オフィスの片隅でも、いつでもどこでも自由に自然なスタイルで、快適な通話ができたら、さらに必要な情報が簡単に引き出せたら、通信はもっと便利で楽しいものになるでしょう。本特集では、そのような将来を目指しながら研究開発を進めている音声・音響技術の最新技術を紹介します。


高品質なユビキタス通信を実現するスケーラブル音声符号化技術
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◆執筆者 日和ア 祐介・森 岳至・大室 仲・池戸 丈太朗・徳元 大輔・片岡 章俊
◆所属 NTTサイバースペース研究所

ブロードバンドの普及により、高品質な音声通信を可能とする環境が整ってきましたが、従来の電話に取って代わるサービスを実現するためには、回線容量と再生環境の多様化に対応する必要があります。ここでは、再生品質が自在に制御可能となるスケーラブル音声符号化技術を紹介します。その設計方針はネットワーク制御技術とも親和性が高く、さまざまなシーンでの応用を可能とします。


騒音下での拡声通話を可能とするノイズ抑圧機能付きエコーキャンセラ技術
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◆執筆者 阪内 澄宇・羽田 陽一・岡本 学・佐々木 潤子・片岡 章俊
◆所属 NTTサイバースペース研究所

騒がしいオフィスでの電話会議やTV会議、PCを用いた音声通信の利用が増加しています。このような環境でも快適なハンズフリー拡声通話を行うために、ノイズ抑圧機能付きエコーキャンセラ技術を開発しました。周囲の雑音とその雑音に埋もれたエコーを抑圧する仕組みと、本技術を用いて実用化された装置を紹介します。


自由な発話による会話型サービスを実現する音声認識インタフェース技術
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◆執筆者 平沢 純一・甘粕 哲郎・山本 俊一郎・山口 義和・今村 明弘
◆所属 NTTサイバースペース研究所

近年、音声認識を利用したサービスが実用化されてきています。しかし、使いやすいインタフェースのためには、実際の日常生活で生じる不要語や言い淀みも許容できる自由発話音声認識技術が必要です。ここでは、自由発話音声認識技術の仕組みを紹介するとともに、その応用であるマルチモーダル(multi modal)な環境でのサービスを実現する音声対話エージェント技術を紹介します。


コーパスベースアプローチによるテキストからの音声合成
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◆執筆者 水野 秀之+1・磯貝 光昭+1・長谷部 未来+1・浅野 久子+1・阿部 匡伸+2
◆所属

+1 NTTサイバースペース研究所
+2 NTT東日本


コンピュータや機械が人間のように自然な音声で語りかけてくれることで、人と機械とのコミュニケーションがより自然に実現されることが期待されています。テキスト情報から肉声に迫る高品質な合成音声を生成することが可能な、コーパスベーステキスト音声合成技術について紹介します。


主役登場
コンピュータと「会う」感動を伝えたい
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◆執筆者 甘粕 哲郎
◆所属 NTTサイバースペース研究所社員

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特集

量子情報技術
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量子力学の原理を利用して革新的な情報処理技術を提供する量子情報技術。その代表例が絶対に安全な量子暗号と超高速な量子計算である。
本特集では21世紀の情報通信を支える技術として注目されている量子情報技術の概要を解説し、NTT研究所で力を入れている超伝導磁束量子ビット、半導体電荷量子ビット、半導体励起子量子ビットの研究を紹介する。


量子情報技術
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◆執筆者 平山 祥郎
◆所属 NTT物性科学基礎研究所

量子力学が未来の情報処理の鍵を握ろうとしています。量子力学の原理により絶対に盗聴されない量子暗号が可能になり、難しい問題を簡単に解く量子コンピュータも夢ではなくなろうとしています。量子コンピュータへ向けた取り組みはさまざまありますが、規模拡大の観点から固体をベースにしたシステムに期待が集まっています。


超伝導磁束量子ビットの単一回読み出し
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◆執筆者 仙場 浩一
◆所属 NTT物性科学基礎研究所

NTT物性科学基礎研究所では、超伝導永久電流の重ね合わせ状態で実現された磁束量子ビットについて、単一回状態読み出しに世界で初めて成功しました。超伝導状態を利用した量子ビットのメリット、単一回読み出し実験の概要、今後の課題などを紹介します。


半導体二重量子ドットを用いた電荷量子ビット
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◆執筆者 林 稔晶
◆所属 NTT物性科学基礎研究所

半導体量子ドットは多くの制御パラメータを持ち、単一電子の運動を制御することができるので、量子ビットへの応用が期待されています。量子計算機実現に向けてのNTT物性科学基礎研究所の研究の中から、高速電圧パルスによって駆動される半導体二重量子ドット電荷量子ビットの研究について紹介します。


半導体量子ドット励起子を使う量子コンピューティング
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◆執筆者 鎌田 英彦
◆所属 NTT物性科学基礎研究所

原子と同様に振る舞う半導体量子ドット中の電子・正孔対(励起子)を利用する量子コンピュータについて解説します。コヒーレント光による励起で量子ドット励起子がSchrodinger方程式に従ってコヒーレントな時間発展することをうまく用いれば、励起子を量子ビットに見立て量子ゲート操作を行うことができ、量子計算機のプロトタイプをつくることができます。


主役登場
単一電子ダイナミクスへの期待
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◆執筆者 藤澤 利正
◆所属 NTT物性科学基礎研究所特別研究員
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