特集

コミュニケーション環境の未来に向けた研究最前線
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NTTコミュニケーション科学基礎研究所がコンセプトとして打ち出している「環境知能」とその具体例であるt-Room、s-room、M-roomとそれを支える要素技術について紹介する。


環境知能:未来に向けて今考えるべきこと
――「伝心伝和」のコミュニケーション環境を目指す

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◆執筆者 外村 佳伸
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

21世紀に入ってしばらく経った今、私たちを取りまく環境は、従来にない速さで変化し続けています。このような中、私たちはどのように考え、何を目指して技術開発を進めていけばよいのでしょうか。本稿では、こうした課題への1つの考え方として提唱している環境知能について紹介するとともに、その考え方に基づき私たち自身が進めている「伝心伝和」の時代のコミュニケーション環境の実現に向けた研究の進め方について紹介します。


未来の電話を考える――遠隔コミュニケーションシステムt-Room
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◆執筆者 平田 圭二
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、同じ部屋にいる感覚のことを「同室感」と名付け、遠隔地にいる人々に、そしてさらに時差のある場所にいる人々に同室感をもたらすような遠隔コミュニケーションシステムt-Roomを研究開発しています。本稿ではt-Roomの構造、同室感の性質、t-Roomプロジェクトの研究開発方針などについて述べます。


s-room――実世界情報の生成とそのリアルタイムコンテンツ化
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◆執筆者 岡留 剛・岸野 泰恵・前川 卓也・柳沢 豊・櫻井 保志
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

センサネットワークを前提として、実世界に存在するモノやデキゴトに関する情報を生成し、それをリアルタイムにWebのコンテンツとし、誰もが使えるようにすることをビジョンとするs-roomプロジェクトを紹介します。


まっしゅるーむの世界――知能統合の実現に向けて
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◆執筆者 南 泰浩・前田 英作・堂坂 浩二・近藤 公久・森 啓
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

「まっしゅるーむの世界」は、NTTコミュニケーション科学基礎研究所が提唱する情報科学技術の未来像、「環境知能」の実現形態の1つです。そこでは、日々の生活に潤いを与えてくれる存在、まっしゅるーむを通して、人の心に届くコミュニケーションの実現を目指しています。本稿では、まっしゅるーむの世界の実現に向けた今後5年間の取り組みについて紹介します。


統計的機械翻訳
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◆執筆者 塚田 元・渡辺 太郎・鈴木 潤・永田 昌明・磯崎 秀樹
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

新しい機械翻訳技術、統計的機械翻訳(統計翻訳)を紹介します。本技術は、テキストデータから統計モデルを学習し、自動的に機械翻訳システムを構築するものです。アルゴリズムが言語に依存しないため、学習データさえあれば多言語化が容易であるとともに、短期間に低コストで頑健なシステムの構築が可能です。


テキスト自動分類のための半教師あり学習技術
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◆執筆者 藤野 昭典・上田 修功・斉藤 和巳
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

Webページなどのテキストデータを自動分類するための新たな学習技術を紹介します。本技術では、人手で分類されたデータが少数の場合に、大量のカテゴリ未知のデータを同時に学習に利用することで高精度な自動分類を実現します。実際のテキスト自動分類で、本技術は従来技術より高い効果を得られることを示します。


高速メディア探索
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◆執筆者 柏野 邦夫・向井 良・大塚 和弘・永野 秀尚・泉谷 知範・木村 昭悟・黒住 隆行・大和 淳司
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

メディア探索技術は、目的のメディア情報(音や映像など)を、膨大な蓄積の中から高速かつ正確に探し出すことを目指すもので、さまざまなサービス実現の核となる技術です。最近の話題を中心に、主な技術の概要と実用化の事例を紹介します。


実環境音声処理――音声認識に適した残響除去収音
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◆執筆者 木下 慶介・中谷 智広・三好 正人
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

音声は、多くの人にとって、もっとも自然で使いやすいコミュニケーション手段の1つです。私たちは、高速高精度な音声認識技術を中核に、快適で安心な音声インタフェース技術の実現・高度化を目指した研究開発を続けています。本稿では、音声認識の前処理である収音技術のうち、特に、残響除去収音技術について、最近の研究開発状況を紹介します。



五感インタフェースによるノンバーバルコミュニケーション
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◆執筆者 雨宮 智浩・安藤 英由樹・何 マ霓
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

人間の錯覚をうまく利用することで物理的限界や制約をバーチャルに超越することを特徴とする、新しいヒューマンインタフェースの実装例について報告します。特に五感の中でも視覚や聴覚ではなく、触覚、力感覚、温度感覚、バランス感覚のような従来あまり扱われない感覚器に着目しています。


匿名性とプライバシ保護の数理的技法
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◆執筆者 塚田 恭章・真野 健・河辺 義信・櫻田 英樹
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所

電子投票や電子オークションなどで用いられるセキュリティプロトコルが、匿名性(「誰が」の情報が漏洩しないこと)やプライバシ(「何をした」の情報が漏洩しないこと)に関する要件を正しく実現できているかどうかを、数理論理学・計算機科学の手法を駆使して厳密に検証する技術を紹介します。


主役登場
人間の錯覚を利用した情報提示技術の確立を目指して
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◆執筆者 雨宮 智浩
◆所属 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 社員

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