特集

センシング用レーザ光源技術
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NTTフォトニクス研究所では、光通信システムの高性能化のために培ってきた高度な波長制御技術を基に、センシング用レーザ光源の研究開発を行っている。本特集では、環境・産業・医療分野への展開について紹介する。


センシング用レーザ光源の研究開発
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◆執筆者 近藤 康洋/遊部 雅生/大橋 弘美
◆所属 NTTフォトニクス研究所

NTTフォトニクス研究所では、通信システムの高性能化のために、波長制御性に優れたレーザ光源を開発してきました。この特長は、通信分野以外の装置においても有効です。今回新たに開発したレーザ光源は、環境・医療分野のセンシング装置に対し、従来光源で困難であった高性能化を可能にしています。


光ガスセンサに向けた波長2.3μmの分布帰還型半導体レーザ
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◆執筆者 佐藤 具就/満原 学/近藤 康洋
◆所属 NTTフォトニクス研究所

2μm波長帯で発振する半導体レーザは、環境負荷ガスの光センサ用光源として注目されています。本稿では、これまで困難であったInAs(インジウムヒ素)結晶作製技術の確立によって実現された、発振波長2.3μmの分布帰還型半導体レーザを紹介します。


医療センシング用140nm高速波長スイープ光源
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◆執筆者 藤原 直樹/石井 啓之/狩野 文良
◆所属 NTTフォトニクス研究所

医療用光干渉断層法に用いる光源として、通信用に開発した高速波長可変光源の適用が有望視されています。光干渉断層法で求められる高速・広帯域な連続波長スイープ(sweep:掃引)を行うため、レーザの素子温度を正確に制御できる新型SSG-DBRレーザ(SuperStructure Grating Distributed Bragg Reflector Laser)を開発し、143nmにわたる広帯域の波長スイープをわずか350μsで実現しました。


高感度ガス検出用中赤外波長変換光源
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◆執筆者 忠永 修/柳川 勉/遊部 雅生
◆所属 NTTフォトニクス研究所

中赤外光源はメタンやCO、CO2などの環境ガスの高感度検出に有効です。NTTフォトニクス研究所では、通信用半導体レーザと擬似位相整合LiNbO3(ニオブ酸リチウム)導波路を用いた差周波発生による中赤外光源を開発しました。この中赤外光源は室温CW(Continuous Wave)駆動が可能です。この光源を用いてメタンガスのリアルタイム吸収線測定をした結果についても紹介します。


主役登場
光を操り医療へ
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◆執筆者 藤原 直樹
◆所属 NTTフォトニクス研究所 社員

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