特集

情報通信サービスの環境負荷低減に向けた取り組み
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本特集では、NTTグループ環境ビジョン「THE GREEN VISION 2020」達成に向けた環境影響評価技術策定の取り組み、所外線路などの線路基盤の省資源・長寿命化技術の取り組み、および省エネに貢献する通信装置の省電力化と、高電圧直流給電技術のNTTグループ内外への導入拡大に向けた取り組みを紹介する。


情報通信サービスの環境負荷低減に向けた取り組み
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◆執筆者 渡部 信幸/秋山 佳春/杉山 聡
◆所属 NTT環境エネルギー研究所

情報通信サービスの提供には、ネットワーク装置や空調装置、電源装置、アクセス設備など、さまざまな設備で構成される通信インフラが必要です。本稿では、各設備を主管するNTTの研究所やグループ会社をメンバとしたグリーン&サステナブルインフラ委員会を中心とした、情報通信サービスの環境負荷低減に向けた取り組みについて紹介します。


By ICT効果評価技術の開発
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◆執筆者 長尾 友美/武井 雄一郎/飯橋 真輔
◆所属 NTT環境エネルギー研究所

NTT環境エネルギー研究所ではNTTグループの環境ビジョン「THE GREEN VISION 2020」の目標達成に向け、ICTを利活用することによる社会の環境負荷削減効果を企業レベルで評価するBy ICT効果評価技術を開発しました。これにより、NTTグループが提供するICTサービスによる環境負荷削減効果の総量を売上高や契約数などの経営指標を用いて簡易に算出することが可能となりました。


電気通信用設備材料の省資源化に向けたR&Dの取り組み
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◆執筆者 東 康弘/橋 和枝/澤田 孝
◆所属 NTT環境エネルギー研究所

NTT環境エネルギー研究所では、電気通信用設備を構成する材料に着目して、次期設備の長寿命化、現行設備の延命化、設備更改時における省資源化を実現するためのグリーンインフラ技術のR&Dを進めています。本稿では、電気通信用設備材料の省資源化に貢献する取り組みとして、現行設備の延命化につながる「下部支線地中部の劣化診断・評価技術」と、設備更改時の省資源化につながる「資源見える化技術」について紹介します。


エネルギーの創出・蓄積を目指した材料技術の研究開発
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◆執筆者 中村 二朗/小松 武志/林 政彦
◆所属 NTT環境エネルギー研究所

地球の温暖化防止は喫緊の課題であり、NTTグループにとっても企業活動に伴う二酸化炭素排出削減への貢献が求められつつあります。また、大規模な自然災害に伴う停電に備えることも事業の継続性(BCP)の観点からも求められています。本稿では、NTT環境エネルギー研究所で取り組んでいる、太陽光などの自然エネルギーから電力・燃料を創出するための創エネ材料技術、および停電時のバックアップ電源として自然エネルギーを蓄積するための蓄エネ材料技術を紹介します。


ネットワーク系通信装置の省電力化の取り組み
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◆執筆者 古賀 淳一/栗本 崇/濱野 貴文/寺内 敦/宮坂 昌宏
◆所属 NTTネットワークサービスシステム研究所

NTTネットワークサービスシステム研究所では、次の世代を担う「将来ネットワーク」に向け、サービス指向型プラットフォームの実現、および光コラボレーションやサービス卸といったビジネスモデルによる新たな価値創造を目指し、ネットワークアーキテクチャやそれを支える技術開発に取り組んでいます。本稿では、サーバやルータなどのネットワーク系通信装置の省電力化に向けた取り組みを紹介します。


光アクセス系通信装置の省電力化の取り組み
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◆執筆者 氏川 裕隆/柴田 朋子/鈴木 謙一
◆所属 NTTアクセスサービスシステム研究所

ユーザ端末の高性能化が進み、高速なWeb閲覧や高精細な動画コンテンツを手軽に利用できるようになったことから、ネットワークの利用頻度や、ネットワークを流れるコンテンツの容量は増加し続けています。このため、ネットワークのさらなる広帯域化が期待されていますが、現状においても通信装置の消費電力が非常に大きい中で、どのように消費電力を増加させずに広帯域化を実現するかが、世界中で大きな課題となっています。本稿では、ネットワークの消費電力の中でも大きな部分を占める光アクセスネットワーク特有の課題と、省電力化についてNTTアクセスサービスシステム研究所の取り組みを紹介します。


高電圧直流給電システム導入拡大に向けた取り組み
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◆執筆者 山下 暢彦/田中 徹/加藤 潤/櫻井 敦/岩戸 健/新宅 幹雄/高橋 晶子/浅木森 孔貴/花岡 直樹/松盛 裕明
◆所属 NTT環境エネルギー研究所

通信ビル・データセンタにおける給電システムは、省エネ化・低コスト化が期待できる直流380Vとする高電圧直流(HVDC)給電システムが注目されており、実導入段階にきています。本稿では、HVDC給電システムの導入状況と標準化の取り組み、さらなる普及推進のためNTTグループで策定したテクニカルリクワイヤメントと給電系ガイドラインについて紹介します。


高電圧直流給電システム導入に向けた装置開発
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◆執筆者 星 秀和/矢島 寛也/馬場崎 忠利/廣瀬 圭一/松尾 英徳/則竹 政俊/武田 隆
◆所属 NTTファシリティーズ

NTTファシリティーズでは高電圧直流(HVDC)給電システムの通信ビル・データセンタなどへの導入に加え、将来的には太陽光発電システムなど再生可能エネルギーを直流のまま連系したスマートグリッドへの適用も視野に入れた研究開発を行っています。本稿では幅広い領域での活用に向けた、システム開発、構築・保守などの取り組みを紹介します。


主役登場
高電圧直流給電システムの普及に向けて
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◆執筆者 浅木森 孔貴
◆所属 NTT環境エネルギー研究所 研究員

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つくばフォーラム2014 ワークショップ




柔軟なサービス提供に向けた将来の光アクセス技術
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◆執筆者 大 明浩
◆所属 NTTアクセスサービスシステム研究所 プロジェクトマネージャ

これまで光アクセスは、より高速で安定したインターネットアクセスの用途で広まってきました。一方、変化しつつある今後の市場に対応するためには、単純な高速化に向けた技術開発だけでは解決できない課題がみえてきました。次世代の光アクセスに向けてはリソースを柔軟に利用するという考え方を用いる必要があると考えています。本稿では、その概要とそれを実現するためにNTTアクセスサービスシステム研究所で取り組んでいる技術の例を紹介します。なお、本特集は2014年10月17日に開催された「つくばフォーラム2014」ワークショップでの講演を基に構成したものです。


光ファイバ・ケーブル技術における研究開発の動向
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◆執筆者 白木 和之
◆所属 NTTアクセスサービスシステム研究所

NTTアクセスサービスシステム研究所 アクセスメディアプロジェクトでは、ネットワークコストの抜本的削減に貢献する光ファイバ・ケーブル技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では、最新の研究開発動向として、大量の光ファイバ設備を効率的に維持・運用する保守・運用技術、および将来の爆発的なトラフィック増大に備えた次世代光ファイバ技術について紹介します。


将来オペレーションへの取り組み
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◆執筆者 錦戸 淳
◆所属 NTTアクセスサービスシステム研究所 プロジェクトマネージャ

NTTアクセスサービスシステム研究所アクセスオペレーションプロジェクトでは、アクセスネットワークにおけるオペレーションシステムにかかわるR&Dに取り組んでいます。本稿では、2020年ごろまでの実用化を目指した「将来ネットワーク」に向けてのオペレーションシステムの方向性や具体的取り組み内容、および既存システムに影響を与えることなく効率的な業務遂行を実現するナビゲーション技術にかかわる各種取り組みついて紹介します。

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