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環境データ

《THE GREEN VISION 2020》とその振り返り

NTTグループでは、2011年度から2015年度まで、2020年に向けたNTTグループ環境ビジョン「THE GREEN VISION 2020」のもと、環境活動を進めてきました。

2016年に、設定から5年という節目の時期を迎えたこの「THE GREEN VISION 2020」の状況について振り返り、また地球環境に関する世の中の動向を見据えつつ、2020年からさらなる未来をめざして自らの環境活動の見直しを行い、「NTTグループ環境宣言」「環境目標2030」をまとめました。

ここでは、「THE GREEN VISION 2020」の内容と、2016年に行った振り返りの内容を紹介しています。

《THE GREEN VISION 2020》

「THE GREEN VISION 2020」では、未来にわたって取り組むべき環境テーマとして、地球環境における「低炭素社会の実現」「循環型社会の形成」「生物多様性の保全」を設定していました。また、これら3つのテーマに対し、自らの事業活動にともなう環境負荷の低減に努める「Green of ICT」、ICTサービスの利活用によって社会全体での環境負荷低減に貢献する「Green by ICT」、グループの社員やその家族が、地域とともにさまざまな環境保護活動に貢献していく「Green with Team NTT」の3つのアクションを推進してきました。

THE GREENVISION 2020ではGreen of ICT、Green by ICT、Green with Team NTの3つのアクションを推進し低炭素社会の実現(自社・社会のCO2削減)、循環型社会の形成(ゼロエミッションを目標にした取組み)、生物多様性の保全(生物多様性に配慮した活動の推進)に取り組んでいます。

  • Green of ICT

    ICT機器やネットワーク、データセンターなどICT施設の低消費電力化によるCO2排出量の削減や、ICT機器などのリユース、リサイクルによる資源の使用量の削減、通信設備が生態系に与える影響の軽減など、NTTグループの環境負荷低減に努める取り組みです。

  • Green by ICT

    ICT活用により、人や物の移動・消費の低減、エネルギー利用やサプライチェーンの効率化、環境影響の見える化などを実現することで、幅広い視点からあらゆる分野において、社会全体の環境負荷削減に貢献していく取り組みです。

  • Green with Team NTT

    正社員はもちろん、契約社員や派遣社員も含めたNTTグループで働く全社員、さらには社員のご家族や退職者、パートナーの皆さまなど、NTTグループのCSRに賛同する方々で構成される「チームNTT」のマンパワーを活かして、地域とともにさまざまな環境保護活動に参加・貢献していく取り組みです。

《THE GREEN VISION 2020》の振り返り

「THE GREEN VISION 2020」では、2020年に向けて7つの数値目標と2つの行動目標を掲げていました。2010年の設定から5年という節目の時期を迎え、2016年に2011年度から2015年度の「THE GREEN VISION 2020」の状況について振り返りました。

テーマ 2020年度目標 2015年度実績 達成
状況
低炭素社会の実現 NTTグループのCO2排出量を、成り行きから200万トン以上削減 259万トン削減
NTTグループのCO2排出量を、2008年度から15%以上削減 21%増加 ×
ICT利活用により、社会からのCO2排出量について、2,000万トン削減に貢献 6,032万トン削減
ICT利活用により、社会からのCO2排出量について、NTTグループのCO2排出量の5倍以上削減に貢献 12倍削減
循環型社会の形成 全廃棄物合計の最終処分率を2%以下 0.82%
撤去した通信設備廃棄物のゼロエミッション(1%以下) 0.10%
紙の総使用量を、2008年度から30%以上削減 46%削減
生物多様性の保全 「事業活動を軸とした展開」
事業活動による影響を把握し、保全の取り組みを継続的に推進
設備設置時の環境配慮
生物多様性に配慮したビル設計
事業活動と連動したサンゴ保護
「社会への貢献を軸とした展開」
保全に向けた取り組みをステークホルダーとともに推進
ICTを用いた情報発信や情報交流
社員による植樹・里山保全などの活動

低炭素社会の実現

Green OF ICT(NTTグループの環境負荷低減)の目標では、NTTグループのCO2排出量について「成り行きから200万トン削減」「2008年度比15%削減」の2つの目標を設定していました。

NTTグループのCO2排出量の約95%は、通信サービスを提供するための電力消費によるものです。2015年度の実績では、NTTグループの省エネ推進活動である「TPR(トータルパワー改革)運動」の推進により、9.4億kWhの成り行きからの電力削減を実現しています。2009年から2015年までの累計で、259万トンのCO2削減が達成されています。

一方で、購入電力の発電にともなうCO2排出量は2010年当時に示されていた計画から大幅に増加し、2015年現在の電力排出係数(電力1kWhあたりのCO2排出量)は、基準年(2008年)から約2割増加しています。そのため、NTTグループが消費する電力からのCO2排出量は、省エネによる削減努力を加味しても、2015年度実績で21%増加する結果となりました。

Green BY ICT(社会の環境負荷削減への貢献)の目標では、NTTグループが提供するICTサービスによって、社会のCO2排出量を「2,000万トン削減」し、「NTTグループのCO2排出量の5倍以上削減」に貢献するという、2つの目標を設定していました。

スマートフォンの普及や高速・大容量のネットワークの実現にともない、動画配信などに代表されるさまざまな新しいサービスの普及が進み、お客さまによるご利用の機会も拡がってきました。社会のCO2排出削減の効果も、情報通信の利用の拡大にともない、年々大きなものとなってきていました。その結果、ICTによる社会のCO2排出削減量は2015年度の実績において6,032万トンと、NTTグループのCO2排出量の12倍以上の削減となり、目標を大幅に上回る結果となりました。

事業活動にともなうCO2排出量のグラフ:2008年度402万トン、2011年度379万トン、2012年度441万トン、2013年度485万トン、2014年度507万トン、2015年度487万トン

事業活動にともなうCO2排出量

NTTグループのICTによる社会のCO2削減効果のグラフ:2013年度2,964万トン削減、2014年度4,928万トン削減、2015年度6,032万トン削減、NTTグループのCO2排出量の12倍削減

NTTグループのICTによる社会のCO2削減効果

情報通信の活用は安心・安全で豊かな社会の実現に向けて拡大し、また災害時などでは「いつでもどこでもつながる」ことの重要性が再認識され、情報通信の果たす役割はますます大きくなってきていました。そのため、安心・安全な情報通信サービス提供のための設備拡充も必要となっていました。

一方で2020年までに排出係数が大幅に低減する可能性は小さく、設備拡充で必要となるエネルギー消費も考慮すると、NTTグループのCO2総排出量の目標達成については、2016年時点では見通しを得られていない状況となっていました。

この状況を踏まえ、私たちNTTグループは安心・安全な情報通信サービス提供のための設備拡充に努めつつ、設備の効率化、省エネ化による電力使用への対策を、これまで以上に推進していくこととしました。また、設備拡充にともなうサービスの強化により、NTTグループのサービスなどによる社会のCO2排出削減への貢献も、ますます拡大させていくこととしました。

循環型社会の形成

廃棄物削減の目標では、「全廃棄物合計の最終処分率を2%以下」とする目標に加え、「撤去した通信設備廃棄物のゼロエミッション(1%以下)」を目標に設定していました。

撤去した通信設備廃棄物については、2004年度以降2015年度まで、ゼロエミッション(1%以下)を12年連続で達成してきました。

通信設備以外の廃棄物についても、中間処理業者とも協働してリサイクル率の向上に努めるなど、3Rの取り組みをさらに推し進めることで、2015年度の全廃棄物合計の最終処分率は0.82%と、目標を上回る結果となりました。

紙使用量削減の目標では、紙の総使用量を「2008年度から30%以上削減」の目標を設定していました。電話帳のクローズドリサイクルや、請求書の電子化などに取り組むことで、2015年度の紙の総使用量は2008年度から46%の削減を達成しました。

廃棄物の最終処分率のグラフ:撤去通信設備の最終処分率は2011年度0.04%、2012年度0.02%、2013年度0.02%、2014年度0.02%、2015年度0.10%。廃棄物全体の最終処分率は2011年度1.75%、2012年度1.45%、2013年度1.15%、2014年度0.88%、2015年度0.82%

廃棄物の最終処分率

紙総使用量のグラフ:2008年度11.0万トン、2011年度6.6万トン、2012年度6.8万トン、2013年度6.0万トン、2014年度5.0万、2015年度4.5万トン、2008年度から2015年度は46%の削減を達成

紙総使用量

生物多様性の保全

NTTグループでは、2つの考え方に基づき、生物多様性の保全への取り組みを進めました。

ひとつは、事業活動を軸とした展開です。NTTグループが生態系に与える影響をできるだけ小さくするために、設備やケーブルの設置方法を工夫するなどの配慮に努めました。また、生物多様性に配慮したオフィスビルの設計や、事業活動と連動させたサンゴ保護活動などの取り組みを推進しました。

もうひとつは、社会への貢献を軸とした展開です。ICTを用いて生物多様性保全に関わる情報発信や情報交流を支援するほか、NTTグループ社員の力を結集しての植樹や里山保全などに全国各地で取り組みました。

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