2001年11月20日
(報道発表資料)

日本電信電話株式会社
株式会社東急エージェンシー


光ブロードバンド時代を見通した
デジタル交通広告サービスの共同実験を開始

〜光マーケットクリエーション活動を、イベント‘渋・ドコフェア’で〜


 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮津純一郎)と株式会社東急エージェンシー(以下東急エージェンシー、本社:東京都港区、代表取締役社長:久保恭一)は、光ブロードバンド時代を見通した新しいデジタル交通広告・コンテンツ配信技術の検証を目的とした共同実験を、東京急行電鉄株式会社(以下東急電鉄、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:上條清文)の協力のもと、実施します。実験は、東京・渋谷を中心に、車両内では11月21日から1週間程度、駅街頭では‘渋・ドコフェア’の名称で11月23日より3日間行います。
 共同実験において、NTT研究所はライブ映像などリッチコンテンツの配信・表示技術や光ネットワークと高速無線LAN技術AWA(Advanced Wireless  Access)*1などを提供し、これら技術の実環境における有効性の検証を行います。また、東急エージェンシーは、エリア情報誌・講談社「TOKYO1週間」と同誌のWebサイト「Web 1週間」の協力による渋谷を中心とした地域コンテンツや、東急百貨店をはじめとするグループ企業関連の広告、協賛各社の広告などのコンテンツの提供を行い、ブロードバンド時代の広告・コンテンツ配信サービスの有効性を計るためのマーケティングを行います。東急電鉄は電車や駅などの実験スペースを提供します。


<具体的な実験項目>
1.   車両内電子広告とiモード端末の連携によるインタラクティブな広告詳細情報・電子クーポンなど取得サービス実験
2.   光・高速無線LANによる電車車載端末へのブロードバンドコンテンツのリアルタイム配信実験
3.   駅街頭端末をiモードによって表示制御するインタラクティブなデジタル交通広告実験


<共同実験の背景>
 NTT研究所は、光ネットワーク上での新たな市場創造を目的に、さまざまな業界や企業と連携した「光マーケットクリエーション活動*2」を展開しています。今回の実験はこの活動の一環であり、コンテンツ配信・表示技術など情報流通プラットフォームの最先端技術を社外パートナーとともに客観的に評価することで、ブロードバンド時代のネットワーク利用者の利便性を高めて行くための試みです。
 一方、東急エージェンシーは、次世代のあるべき交通広告を志向し、インターネットに見られるようなデジタル技術のメリットである即時性、限定性、制作の簡便性、双方向性を交通広告に応用し、乗客および沿線の広告利用者の利便性を高めようと検討を重ねてきました。そして今回、複数の小さな地域を結ぶ鉄道の車両、および地域の入り口としての駅の利用者に実際のサービスをテスト提供することで、次世代デジタル交通広告展開のためのデータ収集を行うため、共同実験を実施することになりました。


<実験の概要 : 参照>
詳細情報・電子クーポンダウンロードサービス実験
 東急東横線の車両内に設置された車載端末に広告コンテンツを表示します。広告には講談社「TOKYO1週間」によるエリア情報などがあり、これを見た乗客が、指定されたURL(http://web1week.com/i/)をiモード端末に入力することで、表示されているコンテンツの詳細情報や電子クーポンなどを携帯電話にダウンロードすることが可能です。
高速無線LAN・光通信によるリッチコンテンツ配信実験
 電車車載端末には広告に加えて渋谷駅周辺(東横線渋谷駅構内など)に設置されたカメラからのライブ映像も写し出されます。これは、自由が丘駅・渋谷駅のホームに設置された高速無線LAN(2.4GHz帯)により、停車中の車輛へリッチコンテンツを配信するという世界でも初めての試みです。また、カメラ・カメラサーバ間は、設置場所の柔軟性と高速性を考慮し5GHz帯高速無線アクセス標準規格に準拠した高速無線LAN技術AWAを利用します。
駅街頭端末・iモード端末の連携によるインタラクティブなデジタル広告実験
 東急東横線渋谷駅の大改札前に100インチDLPディスプレイ1台と18インチディスプレイ5台からなる電子広告ボードを設置し、車両内で放映されるコンテンツに加え、渋谷上映予定映画のプレビュー、協賛各社の広告などが画面上に展開します。それぞれのコンテンツは、視聴者のiモード端末からの制御で表示内容の切り替えを可能とし、インタラクティブな電子広告の可能性を実験します。


<今後の予定>
 実験終了後は、本実験で得られたデータを基に将来のビジネス化に向けた検討を進めて行く予定です。





<用語解説>

*1  

AWA(Advanced Wireless Access)
NTTアクセスサービスシステム研究所で開発された、高速無線通信方式。最大36Mbpsという従来の無線LAN方式の約3倍の高速を実現しているほか、1対多点通信など柔軟な通信方式が可能です。
AWAは電波産業会(ARIB:Association of Radio Industries and Businesses)が規格化した5GHz帯高速無線アクセスシステムHiSWANa(High Speed Wireless Access Networks type a)に準拠しています。

*2  

光マーケットクリエーション活動
光ネットワークの持つ「高速・広帯域」、「双方向」、「複合メディア融合」といった特長を活かした「光ならでは」の新しい情報流通サービス(光ソフトサービス)を世の中のお客様に提供し、評価して頂くことにより、光の需要開拓を図り新たな市場を創造していく活動のことです。NTT研究所が、さまざまな業界パートナーと連携して展開をすすめており、平成12年11月に報道発表しました。(http://www.ntt.co.jp/news/news00/0011/001128.html



別紙 <実験の詳細>
図-1 デジタル交通広告:電車車載端末
図-2 デジタル交通広告:駅街頭端末
図-3 実験システム概観




(本件問い合わせ先)
日本電信電話株式会社
サイバーコミュニケーション総合研究所
企画部 広報担当 坂本・鈴木
TEL:0468-59-2032
e-mail: ckoho@tamail.rdc.ntt.co.jp

株式会社東急エージェンシー
媒体本部 交通広告局
交通広告第1部 早川
TEL: 03-3475-3631
e-mail: river@tokyu-agc.co.jp



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