2001年12月25日

(報道発表資料)

日本電信電話株式会社
株式会社東京ニュース通信社


急増するブロードバンド放送番組をマップ感覚でより簡単に
ナビゲーションする次世代番組ガイドサービスの共同実験を開始

〜映像コンテンツの新たな表現方法により光マーケットクリエーションを推進〜


 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮津純一郎)と、株式会社東京ニュース通信社(以下東京ニュース通信社、本社:東京都中央区、代表取締役社長: 奥山 忠)は、光のマーケットクリエーション活動*1の一環として、より利便性の高い番組検索の実現を目指し、ブロードバンド放送の新たなナビゲーションサービスモデルの創出に向けた共同実験を、2月22日より、約4ヶ月間行います。
 これにより、膨大な数の番組の中から見たい番組探しに苦労している視聴者側と、フレキシブルな番組情報提供を行いたい提供者側の双方にとってメリットある、新たなブロードバンド放送の番組ナビゲーションサービスモデルを追求していきます。

 共同実験では、ブロードバンド時代の新しい番組ナビゲーションサービスを提案し、利用者の番組検索や番組提供者の番組登録の利便性向上を通じて、新たな映像コンテンツ流通市場の立ち上げを目指します。NTT研究所は、従来の番組表では表現しきれないほどの膨大な数の映像コンテンツを、コンテンツ相互の関連に基づいてマップ状に表示し、利用者がその上を自由に動き回って興味あるコンテンツを効率的に検索できるナビゲーション技術を提供することを通じて、こうしたナビゲーションサービスのサービス性評価に加え、システム性能などの技術面の検証を行います。
 また、東京ニュース通信社は、契約するコンテンツホルダから提供されるコンテンツ情報のとりまとめや、番組情報配信で培った同社のノウハウを活かしたジャンル設計、フィルタリング条件の設定などのユーザインタフェース設計協力を行い、インターネット上でのブロードバンド放送の視聴者にとって利便性の高い、番組情報提供サービスモデルの検討を進めます。
 なお、実験に向けたコンテンツ収集のために、12月26日から約1ヶ月間、ブロードバンド放送会社の参加を、また、フレッツユーザをはじめとしたブロードバンドユーザを対象に、モニター視聴者を、それぞれ別紙のとおり募ります。


<共同実験開始の背景>
 NTT研究所は、さまざまな業界や企業と連携し、光ネットワーク上での新たな市場創造を目的として、これまでにない新需要を喚起する光マーケットクリエーション活動を進めてきました。そしてその一環として、ライブ放送やオンデマンドコンテンツなど、インターネット上に存在する多種多様なコンテンツをディスプレイ上で、ユーザフレンドリーにナビゲートすることができるシステムの開発を進めていました。一方、国内最大の放送番組情報提供事業者である東京ニュース通信社は、インターネット上のライブ中継やオンデマンド放送の急増に着目し、ブロードバンド時代の中立的な立場から新しい番組ナビゲーションサービスのあり方を模索してきました。そしてこのたび、両社は、新たなブロードバンド放送の番組ナビゲーションサービスモデルを追求するため共同実験を行うことになりました。


<実験サービス概要>
 共同実験のベースとなるのは、NTTサイバーソリューション研究所が開発した 「アソシアガイド」です。この技術は、多種多様なコンテンツをメタデータ*2に基づいて「ドキュメンタリ」「スポーツ」「音楽」などのようなジャンルに分類します。そして、ディスプレイ上に展開されるマップ状の散策空間上に、コンテンツの概要説明文中の語彙分布から自動的に内容の関連したコンテンツ同士を近づけて配置し、ひとつのコンテンツを切っ掛けに、類似コンテンツの効率的な検索(番組散策)を可能としたシステムです。
 今回の実験では、そのコンテンツ散策マップ上に、提供されたインターネット上の映像コンテンツを配置し、次のナビゲーション機能により番組散策を行います。(図参照
 ・ 「マップ型ユーザインタフェース」
マップ感覚の直感的なインタフェースで、希望カテゴリの選択、コンテンツ絞込み、プレビュー、本視聴を可能とします。
 ・ 「コンテンツのフィルタリング機能」
これから始まるライブ放送を表示する「新着モード」、週単位・月単位の視聴率上位番組を表示する「ランキングモード」などの絞り込みにより特定のコンテンツを強調表示します。
 なお、「アソシアガイド」の付加機能である番組表やジャンル別番組表示、さらには、東京ニュース通信社のノウハウを活かして、放送会社のおすすめ番組や広告へのリンクを表示する「広告表示」、プレビュー表示のハイライト場面抽出なども提供する予定です。
 実験後は、得られたノウハウをベースに、今後、コンテンツ流通を進めていくうえで重要な役割を担う、著作権情報やコンテンツ概要などコンテンツ本体に付随するデータ(メタデータ)*2を利用した新たな情報流通ビジネスとしての展開を目指します。



(用語解説)
*1   光マーケットクリエーション活動
NTTが、各業界パートナーと連携して、光ネットワークの持つ「高速・広帯域」、「双方向」、「複合メディア融合」といった特長を活かした「光ならでは」の新しい情報流通サービス(光ソフトサービス)を世の中のお客様に提供し評価して頂くことによって光の需要開拓を図り、新たな市場を創造していく活動であり、平成12年11月に発表しました。
http://www.ntt.co.jp/news/news00/0011/001128.html

*2  

メタデータ
メタデータとは、コンテンツ本体に付属するデータで、コンテンツの内容に関する記述や制作者、著作権などに関する情報などが書かれています。具体的には,番組タイトルや番組概要、配信日時や出演者などの他、番組に関するたくさんの情報が記述されています。



別紙
図-1 ナビゲーションサービスシステム構成
図-2 画面サンプル
図-3 ナビゲーション機能例




(本件問い合わせ先)
日本電信電話株式会社
サイバーコミュニケーション総合研究所
企画部広報担当 坂本・萩野
TEL:0468-59-2032
e-mail:ckoho@tamail.rdc.ntt.co.jp

株式会社東京ニュース通信社
IT事業企画室 ブロードバンド担当
奥山・池谷
TEL: 03-3542-6635
e-mail:bbtvg@tokyonews.co.jp



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