(報道発表資料)

2002年2月25日

日本電信電話株式会社
株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ


光ファイバを活用した映像配信共同実験を開始


 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮津純一郎)と、株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ(以下SPTV、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:細田泰)は、光マーケットクリエーション活動*1の一環として、光映像配信の技術検証を目的とした共同実験を、本年3月から平成15年1月まで実施します。

 本共同実験は、昨年からのADSLユーザ増加によるブロードバンド利用人口の急増を契機に、更なる高速・広帯域化に対応した光ファイバによるブロードバンドの本格的普及が予想される今年、世界に先駆けて光ファイバの伝送能力を最大限活用した伝送システムおよびその利用に係わる技術検証を行うものです。
 既に光ファイバによる超高速インターネット(100Mbps〜)は、先端的なブロードバンド・マンションを中心として一般住民まで利用層が広がりつつあります。超高速インターネットでは、ストリーミング動画や音楽配信等のリッチコンテンツを視聴したり、ビデオチャットによる双方向コミュニケーションを自由に楽しめる利用環境が実現しています。本共同実験においては、アクセスネットワークに初めてB−PON*2技術を適用し、同じ一芯の光ファイバ上で異なる波長光を多重化して利用することによって、インターネット利用と同時に高画質デジタル映像(MPEG−2) *3の片方向・多チャンネル配信を実現します。
 本実験でベースとなるB-PON技術は、NTT研究所の開発技術であり、3波多重により超高速インターネットと高画質デジタル映像配信を一芯の光ファイバで実現します。
 実験で配信するコンテンツは、デジタル衛星放送でノウハウを持つSPTVが中心となり様々なコンテンツを用意します。
 デジタル映像については、多チャンネル(標準テレビ映像換算で、最大500チャンネルまで伝送可能)に加えて、通常のインターネット通信とは異なる帯域保証型で遅延なく配信を行います。
 また、映像コンテンツをIP化せずに伝送することにより、新たな不正コピー防止措置などを行なう必要がありません。

 今回の共同利用実験においては、NTTは、光映像配信技術の提供及び実験通信設備構築と運用を、SPTVは、映像送信設備構築と運用及びコンテンツ提供をそれぞれ行います。
 具体的な実験フィールドは、超高速インターネットが既に利用可能な東京都新宿区の一般向けブロードバンド・マンションを予定しており、居住者からサービスモニタを募集します。各モニターユーザは、実験期間中は、様々なジャンルのコンテンツを視聴できます。

 共同実験による技術検証を踏まえて、本格的な光ファイバの普及に向けたビジネスやサービスのあり方等の検討を、今後行ってまいります。



(用語解説)
*1  光マーケットクリエーション活動
NTTが業界パートナーと連携して、光ネットワークのもつ「高速・広帯域」、「双方向」、「複合メディア融合」といった特長を活かした「光ならでは」の新しい情報流通サービスを世の中のお客様に提供し評価していただくことによって、光の需要開拓を図り、新たな市場を創造していく活動であり、平成12年11月に発表しました。
(http://www.ntt.co.jp/news/news00/0011/001128.html)

*2  B−PON
(Broadband Passive Optical Network)
B−PONは、ピーク100Mbpsの広帯域マルチメディアサービスを低コストで提供する光アクセスシステムです。本システムは、伝送帯域を最大32ユーザで共用しながら、帯域制御による公平なネットワーク利用を実現します。また、光波長多重により、多チャンネル映像配信サービスを同時に提供できます。

*3  MPEG−2(Moving Picture Experts Group)
カラー動画像のデジタル符号/復号方式の1つです。MPEG−2はテレビ映像、HDTVなどを含めた高画質の映像を対象としています。



〔別紙〕
共同実験システム構成図




〔本件問い合わせ先〕
日本電信電話株式会社
  第一部門 出口 定池
  TEL: 03-5205-5634
  E-mail:hikari@hco.ntt.co.jp

株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズ
  企業広報部 小松 藤(とう)
  TEL: 03-5468-9400
  E-mail:hkomatsu@skyperfectv.co.jp



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