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共同実験の背景と目的
コクヨは、1998年からモバイルワーカーのためのIT環境を完備した時間貸しレンタルスペース‘DESK@(デスカット)’(別紙1参照)を運営してきました。その後、モバイルワーク環境などのインフラの充実やオフィスコスト低減といった利用者ニーズを踏まえ、昨年4月より『ユビキタス社会におけるビジネスパーソンの知的活動を支援する場の提供』をコンセプトとして店舗拡大を図り、サービス内容の差別化を模索してきました。
一方、NTTグループでは、21世紀の情報流通サービスを支える柱の一つとして「ユビキタスサービス(*1)」を掲げて研究開発を進めています。ユビキタスサービスでは、場所の制約を越えて、どこでもサービスが利用できることが重要な要素です。NTTサイバーソリューション研究所(以下NTT研究所)では、この実現手段の一つとして、シェアードPCシステムの研究開発を進めてきました。
共同実験では、コクヨは、PCを持ち歩くこと自体に抵抗のあるビジネスパーソンを対象に‘DESK@’の新たなサービスメニューとしてシェアードPCシステムの可能性を検証します。また、NTT研究所は、シェアードPCシステムの動作環境・セキュリティ機能などの技術面の検証と今後の新たな機能の必要性を模索します。 |
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実験の概要
本実験では、ビジネスレンタルスペース‘DESK@新橋店’と‘DESK@東京店’にシェアードPCシステムを設置します。(別紙2参照)
モニター対象者は、当面DESK@会員とし、11月より一般利用者への拡大を図ります。また、モニター希望者は、DESK@のホームページ(http://www.kokuyo.co.jp/desk/index.html)から、実験への参加申し込みを行うことで、シェアードPC用ICカードが発行され、シェアードPCシステムをご利用いただけます。 |
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シェアードPCシステムの特徴
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ICカードを挿入するだけで自分用に設定したPC環境を実現 |
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自分専用のICカードの挿入とパスワードを入力するだけで、サーバ上に保存された自分用に設定したPC環境を作業するPC上に自動的に再現します。 |
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高いセキュリティにより安心、安全なPC環境を実現 |
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ICカードのパスワードによるユーザ認証を行い、ICカードから読み出した鍵で利用者のデータ内容や設定環境をサーバに暗号化して保存するので、サーバ管理者さえもその内容を確認することができないというセキュリティの高いPC環境ローミング(*2)を実現しました。また、作業終了時には、ハードディスクのデータを自動的に消去するため、利用者のデータや設定環境は残りません。 |
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ビデオチャットや動画ファイル等のスムーズな再生を実現 |
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クライアントPC上でアプリケーションが動作するため、ビデオチャット等のマルチメディアアプリケーションもスムーズに動作することを実現しました。 |
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今後の予定
両社は、利用状況の把握、モニターを対象としたアンケートによる機能面の評価・分析およびシステム性能面の評価を行い、利用者の利便性を追求します。 |