| 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、社長:和田紀夫)は、“光”ブロードバンドを利用して、一般個人が在宅のままファイナンシャルプランナーによるライフプラン相談を行なえる「映像双方向ライフプラン相談」のトライアルを2月17日より2月末まで実施いたしましたが、この度、トライアルの結果をまとめましたのでお知らせいたします。 |
NTTグループは、昨年11月に策定した「“光”新世代ビジョン:ブロードバンドでレゾナントコミュニケーションの世界へ」をグループ共通のコンセプトとして位置付け、ユーザビリティに優れたレゾナントなコミュニケーションネットワーク環境の実現と、これを活用する多彩で豊富な新サービスやビジネスモデルの創出に向け、総力をあげて取り組んでおりますが、今回のトライアルもこれら諸活動の一環として実施しています。 |
1.トライアルの背景と目的
金融自由化の進展及び年金問題の先行き不透明感などを背景として、一般消費者は、これまで以上に自己責任でライフプランを考えていく必要に迫られています。人生の多岐にわたるイベントをシミュレーションしてライフプランを作り上げるには専門知識が不可欠ですが、手軽にシミュレーションを行い、適確なアドバイスを受ける仕組みは必ずしも整っていないのが現状です。
“光”ブロードバンドが実現するレゾナントコミュニケーション環境においては、時間と距離が克服されることにより、“知”、“リアリティ”の共有化、“商”のボーダレス化が進み、“知”の最適な選択・組み合せが可能となり、社会生活に新たな変革がもたらされます。こうした変革を先取りすることにより、一般消費者にとって切実なライフプランの設計をより効果的に行なうことが可能になると考え、検討を行なってまいりました。 |
2.トライアルの実施概要 |
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概要 今回のトライアルでは、NTTグループが、これまでに開発した、「高精彩ビデオチャットシステム」、「多地点間アプリケーション共有システム」、「ライフプランシミュレーションASP(アプリケーションサービスプロバイダ)サービス」を組み合わせることにより、利用者が個人ごとのライフプランを手軽にシミュレーションし、その後、必要に応じて、インターネットを介して専門家のアドバイスを受ける仕組みを実現しています。
トライアルでは、30名のモニター利用者、12名のファイナンシャルプランナーにご参加いただき、“光”ブロードバンドを利用して遠隔でライフプラン相談を行いました。 |
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実施目的 「映像双方向ライフプラン相談」のサービスとしての有効性、ならびにシステム相互間の連携動作に関する技術検証を行いました。 |
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3.実施結果
トライアル実施の結果、次のような効果があることが分かりました。
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ビデオチャットの利用により、距離の壁を超えてフェイス・トゥ・フェイスによるコンサルティングが現実に相対で相談しているかのように可能となること |
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ライフプランシミュレーションASPに相談者が事前に作成したプランを保存しておくことにより、相談者の問題意識が深まるため、相談内容のレベルアップが図られること、及びこれまでファイナンシャルプランナーが相談者の家計等の実態の聞き取りに要していた時間を大幅に短縮でき、相談の効率化が図られること |
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ライフプランシミュレーション画面を相談者及びファイナンシャルプランナーの間でリアルタイムに共有することにより、重要なポイントの明示や相談中のシミュレーション変更が可能となり、お客様の理解の促進が図られること
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| このような遠隔でのライフプラン相談が可能になることで、子育て、介護などにより自宅を長時間離れることができない相談者や地方在住の相談者が自宅にいながらにして相談を受けられることになると同時に、ファイナンシャルプランナーにおいても、在宅での活動などが可能となり、参加の機会が拡大します。さらに、ライフプラン相談を希望する個人がインターネット上でファイナンシャルプランナーと出会う場を提供するなど、マッチングの仕組みを用意することなどにより、利用機会を一層拡大することができます。 |
4.今後の展開 |
今後は、さらなるお客様満足度の追求、および運営コストの観点からビジネスモデルの検討を行なっていく予定です。
また、今回のトライアルで利用した仕組みは、画像情報、シミュレーションなどの計算処理結果などを共有しながら、専門家がアドバイスを行なうビジネス(住宅設計・リフォーム相談、料理指導、メイクアップ、スポーツレッスン、医療・介護相談、法律相談、税務相談など)にも応用が可能と考えており、これらの分野への展開も検討しております。 |