2007年1月24日
(報道発表資料)
日本電信電話株式会社
NTTレゾナント株式会社


「gooラボ」上でブラウザ操作履歴蓄積・検索実験
「gooメモリ・リトリーバβ」の共同実験を開始


 日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和田紀夫)と、ポータルサイト「goo※1」を提供するNTTレゾナント株式会社(以下NTTレゾナント、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才博美)は、過去に閲覧した際に有益であったと推測されるWebページをブラウザの操作履歴からキーワードにて検索可能で、その検索結果を一連の操作履歴として表示するアプリケーションソフトウェア「gooメモリ・リトリーバβ」の検証・評価のための共同実験を開始します。本ソフトウェアは、ポータルサイト「goo」上に開設した実験サイト「gooラボ」( http://labs.goo.ne.jp/ )から無料でダウンロードできます。
 なお、実験期間は、本日から2007年6月30日までを予定しています。


1.「gooメモリ・リトリーバβ」の概要(別紙1)
 「gooメモリ・リトリーバβ」は、過去に閲覧して有益であったと思われるWebページを再度見つけ出すことを支援するソフトウェアです。ブラウザの操作履歴を自動的に保存し、参照することで、ユーザの役に立ったと思われるWebページを分かりやすく表示します。また、インターネット検索を行ったときに使用したキーワードなどの操作時の背景情報も併せて表示することで、どのようなWebページを見ていたかだけでなく、そのWebページを閲覧した理由や得た情報を思い出すヒントを提供します。
 本ソフトウェアの機能は、NTTのサイバーソリューション研究所※2(以下、NTT研究所)が開発したPC操作履歴に関する「蓄積・管理技術」、および「検索・表示技術」により実現しています。
 「PC操作履歴蓄積・管理技術」は、PC上のブラウザ操作履歴(Webページ閲覧、コピー、印刷等)をユーザが特別な操作をしなくても自動的に蓄積し、検索対象として利用しやすい形態で管理する技術です。また「PC操作履歴検索・表示技術」は、入力されたキーワードにより操作履歴を検索し、インターネット検索を行ったときに使用したキーワード、クリックしたリンクの張られたテキスト等の操作の背景情報とともに、一連の操作履歴を出力できる技術です。
 例えば、「デジタルカメラ」と入力するとPCに蓄積されている操作履歴を解析し、過去に閲覧したWebページの中から「デジタルカメラ」について書かれたものを抽出して時系列にまとめて表示します。閲覧時間の長さ、コピー、印刷等の行動履歴により、ユーザにとってのWebページの重要度(行動スコア)の判定も行い、重要と思われるWebページについてはハイライト表示します。またWeb上の各種検索サービスを利用する際に入力したキーワード、マウスで選択した文章も表示するなどWebページ閲覧時の詳細な行動も分かりやすく表示します。


2.背景と目的(別紙2)
 ブロードバンド化の進展と常時接続環境の普及により、Webから情報を得る際にいつでも気軽に検索サービスを利用するユーザが増えています。これにより閲覧してきたWebページが増加する一方で、その中から任意のWebページを再度閲覧しようとしてもなかなか思い出すことができない場合や、探し出すことも難しい場合が増えてきました。また、デスクトップ検索ツールにより閲覧したWebページをキーワード検索する場合、Webページ記載内容とキーワードとの適合性、日時といった条件のみで抽出されたWebページが検索結果に大量に一覧表示され、該当するWebページを見つけだすことは容易ではありませんでした。
 「gooメモリ・リトリーバβ」は、Webページ閲覧時の一連の操作履歴を保存し、キーワード検索による検索結果を過去の操作内容から重要度が高いと判断される順に表示します。全てのWebページ閲覧操作の検索が可能で、操作履歴はユーザPC内に蓄積されます。今後、Webページ閲覧操作に限らない検索範囲の拡大やユーザの任意による履歴情報の提供といった機能拡大により、新たなパーソナライズ・サービスの実現を目指します。


3.技術のポイント
(1)PC操作履歴蓄積・管理技術
 オペレーティング・システム(OS)のイベントメッセージを監視することにより収集できるアプリケーションに依存しない操作履歴の取得、各アプリケーションに特化した詳細情報(WebブラウザではURL、HTMLファイル、サムネイル等)の取得、検索を効率的に行うための管理機能から構成される技術です。日時や操作情報等、特にプライバシー保護の上で重要なデータは暗号化して蓄積します。これにより、Webページ閲覧などブラウザによるアプリケーションレベルの情報と印刷などのOSレベルの操作情報とを組み合わせ、効率よく管理することを可能としました。
(2)PC操作履歴検索・表示技術
 入力されたキーワードに関連する一連のPC操作履歴を、ユーザにとって重要度の高い順に表示する技術です。一連のWebページ閲覧操作は、インターネット検索キーワード、クリックしたリンクの張られたテキスト、Webページ内注目箇所等の背景情報とともに時系列順に表示されます。操作履歴検索結果を操作の一覧の流れで表示するという点において国内初の試みです。これによりユーザは、検索結果として閲覧したWebページを個々に示される場合に比べて、より的確に過去のWebページ閲覧操作状況を思い出すことができ、容易に求めるWebページを探し出すことができます。


4.各社の役割と今後の予定
(1)NTT
 本実験サービスに必要なNTT開発の技術を提供します。これにより、同機能の有用性および有効性を検証します。
(2)NTTレゾナント
 利用動向やユーザのご意見を基に、パーソナライズ・サービス等の提供等ユーザ支援機能の拡大を目指し、「goo」でのサービス化を視野に入れ検討を行う予定です。


[用語解説]
※1  goo( http://www.goo.ne.jp/ )
  NTTレゾナントが運営する『goo』は、1か月あたり約3,410万ブラウザからのアクセスを有する、日本を代表するインターネットポータルです。サービスの中核である「検索サービス」ではWebページの検索サービスのみならず、辞書や地図、その他各種実用情報などの多彩且つ膨大なデータベースの検索サービスを提供しています。併せて「コンテンツ」「パーソナル便利ツール」「コミュニティサービス」等の幅広いサービスも提供し、これらのサービスをより便利に活用できる「gooID」の会員数は、約750万にも達しています。また、それらサービスへのアクセス者数を背景として、国内屈指のネット調査サービス「gooリサーチ」等を、主に法人向けに提供しています。
2006年10月の自社ログシステムより、『goo』へのアクセスデータから、当該期間中にアクセスされたユニークブラウザ数をカウントし算出。
※2  サイバーソリューション研究所( http://www.ntt.co.jp/cclab/ccsouken/sl/sl_index.html )
  ユーザの視点に立ったブロードバンド・ユビキタス時代の情報通信サービスを目指し、サービスプラットフォームによる新しいサービスの自由な協調・連携と、ネットワールドの調和に向けた技術を核として、近未来の生活ITサービスの研究開発を行っています。



別紙1 gooメモリ・リトリーバβ概要
別紙2 背景と目的



[本件に関する問合せ先]
 NTTサイバーコミュニケーション総合研究所
 (サイバーソリューション研究所)
 企画部広報担当 河野・山下
 Tel:046-859-2032
 URL:https://www.ntt.co.jp/cclab/contact/index.html

 NTTレゾナント
 ポータル事業本部 田畑・栗山
 Tel:03-5224-5500
 E-mail:pr@nttr.co.jp


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