日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三浦 惺)のフォトニクス研究所と、アルカテル・ルーセント(以下ALU、本社:フランス、パリ、CEO:パトリシア・ルーソー)のベル研究所は、将来の大容量光ネットワークの実現に向けた光パケットスイッチング技術※1に関する共同実験契約の締結をいたしました。 |
<背景> |
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今日、IPTVやビデオオンデマンドなど、大容量データ通信サービスの利用が急速に進み、ネットワークを流れるトラヒック量は爆発的に増加しています。このような情報通信環境の変化に対応するため、サーバやルータなどのIP系装置の処理能力の高度化が進んでいますが、装置の消費電力やサイズなどが大きな課題となっています。また、膨大なデータのやりとりを行うストレージエリアネットワーク※2(SAN:Storage Area Network)や、ネットワーク上にある分散したコンピュータ資源を活用するグリッドコンピューティング※3などでは、遅延の少ないネットワークが求められています。
これらの期待に応えるため、光パケットスイッチング技術の研究開発が進められています。 |
<実験概要> |
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フォトニクス研究所とベル研究所との共同実験では、光パケットスイッチング技術に関して、光ネットワークの構成技術や光パケットの制御技術など両社が有する技術やノウハウを互いに補完し合うことで、光パケットスイッチング技術の実用化に向けた課題に取り組み、低消費電力化、高速化、小型化、低遅延化が可能な将来の大容量光ネットワークの実現を目指します。 |
<用語解説> |
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| ※1 |
光パケットスイッチング技術
光通信ネットワークにおいて光信号の切り替えを行う光スイッチ技術の一つです。光通信における最も小さい単位である「光パケット」毎にスイッチングすることで、光ネットワークの帯域を最大限かつ柔軟に活用できる方式です。
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| ※2 |
ストレージエリアネットワーク
ハードディスク装置や磁気テープ装置などのストレージと、サーバなどのコンピュータをネットワーク化したシステムであり、膨大な量のデータファイルを保存・活用・一括管理するために使用されます。
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| ※3 |
グリッドコンピューティング
インターネットなどの広域のネットワーク上にあるコンピュータ資源を結びつけ、ひとつの複合したコンピュータシステムとしてサービスを提供するものです。
一台のスーパーコンピュータでは処理することのできない大規模な計算や大量のデータを保存・利用するための手段として開発されています。 |
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<参考> |
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フォトニクス研究所
ベル研究所
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