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| 3.経営方針 |
(1) 会社の経営の基本方針と中長期的な経営目標
NTTグループは、100年以上の永きにわたりわが国の電気通信の発展を支えてきた自信・実績と世界をリードする研究開発力を基盤として「これからも安心・安全なサービスを提供し続け、いつまでも皆様に信頼される企業としてお役に立ち続ける」を合言葉に、激しい競争環境の中でそれぞれの事業において求められる法の責務や社会的な使命を果たしながら、21世紀のブロードバンド・ユビキタス社会のニーズに応えられるよう積極的に事業を展開し、お客様や株主の皆様から常に高い信頼を得て持続的な発展を目指してまいります。
この経営方針を踏まえた中長期的な取り組みとして、NTTグループは、情報通信市場の急速な発展に伴い多様化・複合化するお客様のニーズにお応えするため、2004年11月に「NTTグループ中期経営戦略」を策定し、市場や技術の変化を踏まえた具体的な取組みを適時、明らかにしてきたところです。今後とも、その実現を通じ、お客様の利便性の向上、社会的課題の克服に積極的に貢献するとともに、株主様重視の経営を推進してまいります。
(2) 会社の対処すべき課題
わが国経済は、当面は減速が続くものの、住宅建設の持ち直しや輸出の増加等により景気の緩やかな回復が期待されます。ただし、海外経済や国際金融市場を巡る不確実性、エネルギー・原材料価格高騰の影響等に引き続き留意する必要があります。
情報通信分野では、ネットワークのIP化、ブロードバンド化・ユビキタス化が引き続き進展し、固定と移動、通信と放送等、サービスの融合が加速し、これに伴うお客様要望の多様化に対応するため、競争は激しさを増すものと想定されます。
このような状況のなか、NTTグループは、中期経営戦略に基づき、「オープン」と「コラボレーション」をキーワードに、次世代ネットワーク(NGN)の構築を進め、他の事業者のネットワークとオープンに接続するとともに、幅広い分野の企業の方々と協業して、新しいサービスや価値を創造してまいります。
NGNの具体的な事業展開といたしましては、本年3月より首都圏および大阪府の一部のエリアにおいて、商用サービスを開始いたしましたが、順次、政令指定都市や県庁所在地級都市へ提供エリアを拡大してまいります。また、NGNの特長である高品質・高セキュリティ等を活かした利便性の高いサービスの拡充を図ってまいります。NGNを利用した新たなサービスの開発・事業化にあたっては、「次世代サービス共創フォーラム」等を活用し、様々なパートナーの皆様との共創に取り組んでまいります。
NGNによる魅力的なサービスの提供、お客様の要望に的確・迅速に対応できる業務プロセスの確立に引き続き取り組み、光アクセスサービスの普及拡大をさらに推進してまいります。
「FOMA」では、お客様の満足を高め、関係をより深めていくことを第一に、高品質で安定したネットワークの構築、アフターサービスの充実、利用しやすい料金プラン・サービスの提供、端末ラインナップの拡充等、総合的な競争力を引き続き強化してまいります。
また、地域ドコモ8社を統合し、全国1社体制による事業運営へ見直し、お客様サービスの統一・強化に努めるとともに、事業の効率化に取り組んでまいります。
法人のお客様向けのサービスでは、引き続き営業力および開発力の強化に努め、各種ソリューションを提供してまいります。国内外一体でのICT活用、エンドエンドでのネットワーク品質確保等のお客様要望に対しては、海外の事業者との協業も図りつつ、グループの総合力を活かして対応してまいります。
さらに、NGNをはじめとする、研究開発に基づいたサービスの提供実績やノウハウを活用し、国・地域ごとの市場環境に応じたグローバルビジネスを展開してまいります。
また、トラヒックに依存しない新分野ビジネスの拡大に引き続き取り組んでまいります。グループをあげて業務プロセスの見直しを進め、拠点の集約やアウトソーシングによる経営効率化への取り組みも継続してまいります。
そのなかで当社は、経営資源の機動的かつ弾力的な配分や一元的な基盤的研究開発など、持株会社方式の利点を活用したグループ経営を推進するとともに、各グループ会社に対する必要な助言、あっせんなどの実施、効率的な資金調達等に取り組んでまいります。
研究開発では、安心・安全で便利なブロードバンド・ユビキタス社会の発展を支える高度なネットワークと新サービスを実現する基盤技術の創出に向けて取り組むとともに、将来を見据えた基礎技術についても積極的に取り組んでまいります。また、成果を着実に事業に反映させるため、グループ会社との緊密な連携のもと、実用化に向けた開発を一層推進してまいります。引き続き基盤的研究開発の成果の普及に努めるとともに、標準化への更なる貢献や他の研究機関等と連携した研究開発活動についても積極的に進めてまいります。
以上のような活動を展開し、NTTグループは、ブロードバンド・ユビキタスネットワークによる豊かなコミュニケーション環境の創造、企業活動の効率化、さらには新たなビジネス機会の創出に取り組み、グループの企業価値の増大に努めてまいる所存です。
| (注) |
本決算短信に記載されている業績予想の各数値は、現在当社の経営陣が入手している情報に基づいて行った判断・評価・事実認識・方針の策定に基づいて算定しております。
また、過去に確定し正確に認識された事実以外に、将来の予想を行うために不可欠となる一定の前提(仮定)を用いて算定したものであります。将来の予想に本質的に内在する不確定性・不確実性および今後の事業運営や内外の経済、証券市場その他の状況変化等による変動可能性に照らし、現実の業績の数値は、予想数値と異なる可能性があります。 |
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