平成8年7月1日 報道発表資料                                日本電信電話株式会社                            マイクロソフト株式会社         NTTとマイクロソフトが中小事業所向け  LAN/WANシステム(構内/広域情報通信システム)の普及に関して提携  日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津 純一郎)とマイクロソフト株式会社(以下マイクロソフト、本社:東京都渋谷区、代表 取締役社長:成毛 真)は、LAN/WANシステム(構内/広域情報通信システム) を、主として中小事業所向けに普及する活動に関して提携しました。システムの構築に は、NTTのNow−ISDNとマイクロソフトが新たに販売を開始したExchan ge Server*1などを活用します。両社はこの活動をWINE(Window s&ISDN NEtworking)プロジェクトと名付け、今後関係業界各社に広 く参加を呼びかけます。プロジェクトの中に地域別等にフォーラムを設立し、全国規模 のプロジェクト普及活動、フォーラム活動に発展させる考えです。 *1 マイクロソフトが販売開始をアナウンスしたメッセージングサーバーソフト。電    子メール、スケジュール管理、電子会議、電子掲示板等の機能を簡単に実現でき    る。 1.提携の目的    今回の提携は、NTTとマイクロソフトが協力し、全国600万と言われる中小   事業所のニーズに応え、システムの初期導入に係る不安や負担を抑え、インターネ   ット/イントラネットを含むネットワーク環境の構築を円滑に実現することを目的   としています。本提携に際しては、NTTの通信インフラ技術と全国を網羅する販   売・サポート網、マイクロソフトの高いシェアを持つパソコン用基本ソフトと幅広   い品揃えのネットワーク関連ソフトを活用します。 2.当面の取り組み    WINEプロジェクトはまず、NTTとマイクロソフトが中心となり、協力企業   の参加を得ながらフレームワーク作りを進めます。またプロジェクトの意義と目的   に関し、広く全国のユーザーや関連ベンダーの理解と支持を得るために、両社は協   力して全国規模のセミナー展開を行う予定です。これらの活動は、約6ヶ月で完了   する予定です。    この中で両社は以下のように役割を分担していきます。 (1)NTTの役割   a.ISDNとExchange Server等を利用したネットワーク・シス     テムの構築に関するコンサルティングおよび構築支援を行う体制の全国展開。     ・具体的にはマイクロソフトとソリューション プロバイダー*2特約パート      ナー契約*3を締結し、マイクロソフト認定技術者*4の育成と全国の支社      ・支店の法人営業部門への展開を進めます。     *2 マイクロソフト製品に高い技術力を持ち、優れたソリューションを提供        できる企業で、マイクロソフトがパートナーシップ契約を結んだもの。     *3 上記ソリューション プロバイダーのうち、特に高い技術力を有する企        業。下記*4の技術者を、一定数以上要する。     *4 マイクロソフト製品に、一定以上の技術力を認められた技術者。認定試        験に合格する必要がある。   b.ISDNとExchange Server等の基本機能を重視した、安価で     簡単な「WINEキット(仮称・以下キット)」の提供準備。     ・インターネット/イントラネットの利用や、支店や自宅等からのリモート接      続を実現するために必要な、ISDN回線、各種通信機器、パソコン、基本      的なソフトウエア、基本的なシステム設定支援(コンサルティング)、など      をキットサービスにして提供します。情報共有と電子メール、掲示板等のコ      ミュニケーション系業務に絞り、モデルパターン化して提供するため、導入      事業所にとってはLAN/WAN導入にあたってのコストの削減や納期の短      縮など様々な負担の軽減が図られます。   c.ドーターボード*5を内蔵したパソコン用ISDNボードの提供、普及促進。     ・パソコンとISDN回線の接続がより簡易になります。     *5 機能をモジュール化し、TAボード等に搭載可能にしたボード。   d.キットのパイロット・ユーザーの募集、試験評価の実施。 (2)マイクロソフトの役割   a.マイクロソフト ソリューション プロバイダー等へのフォーラム結成の呼び     かけ。     ・業種・業態別フォーラムやNTTの地方拠点を含む地域のフォーラム結成を      呼びかけ、技術情報の提供や販売支援の強化を行います。   b.中小事業所向けのソフト・製品等の開拓。     ・業種別ソリューションを開発提供するベンダーを育成・支援し、ネットワー      ク対応の業種別パッケージソフトやExchange Server対応ア      ドオン製品などの開拓と普及を行ないます。   c.パソコン上で電話機能を実現するためのソフトウェア規定(以下TAPI:     Telephony Application Programming     Interface)の標準化促進。     ・TAPIに対応した自社製品の開発投入や標準としての普及を進めるととも      に、NTTの協力を得てTAPIの更なる機能強化や応用方法の検討を行い      ます。 3.その後の予定    上記の活動の後も、WINEプロジェクトは引き続き以下の活動を予定していま    す。    (1)各フォーラムの具体的な運営を開始します。    (2)NTTグループ企業、マイクロソフト ソリューション プロバイダー、       通信工事会社、ソフトウエア・ハードウエアベンダー、インターネット       サービス プロバイダー、コンサルティング会社などに対してフォーラム       への参加を呼びかけます。    (3)平成9年度第1四半期を目途に、キットサービスの本格提供を目指します       。    (4)そのほか、中小事業所向けネットワークシステム構築に関する、あらゆる       支援体制を検討し、実現していきます。  なお、本プロジェクトには、プロジェクトの各段階に応じて、中小事業所向けのコン サルティングに多くの実績を持つ株式会社船井総合研究所の協力を得る予定です。

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