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                              平成8年8月1日


    「WebDeFax(ウェブでFax)」(仮称)の開発について


 NTTではこのたび、LAN(インターネット)で受信したファックスを個人個人が
自席のパソコンで自由に閲覧できる「WebDeFax」を開発しました。

1.システムの概要

 「WebDeFax」は、受信したファクシミリデータをHTML文書(注1)に変
換してWWWサーバに蓄積し、パソコンからWWWブラウザを使って自由に閲覧できる
LAN対応のシステムです。パソコンで通常のインターネット接続を行うのと同様に、
ファクシミリデータの受信が可能であり、ファクシミリ端末しか持っていないユーザで
も、インターネットに接続したパソコンユーザに情報発信することが出来ます。

2.システムの特徴

 現在のファクシミリLAN対応サーバを使ったLANシステムでは、ユーザインタフ
ェースが統一されておらず、ファクシミリデータの受信は可能ですが受信したファクシ
ミリデータは、オペレータが手動でメールで転送するか、あらかじめ決められたユーザ
にのみ自動転送させる機能しか持っていませんでした。

 本システムでは、ファクシミリデータ受信側のユーザインタフェースはWWWブラウ
ザで統一されているので、ファクシミリデータの自由な閲覧や加工が可能です。さらに
WWWブラウザによってユーザインタフェースを提供する他のグループウェア・ソフト
ウェア(スケジューラ等)との整合が容易に図れます。

3.システムの構成

 「WebDeFax」は、市販FAXモデム、ワークステーションで構成され、ワー
クステーションには、市販WWWサーバソフトと連動し、FAX受信、ファクシミリデ
ータの管理、HTML文書の変換等を行う「WebDeFaxソフトウェア」(今回開
発)が搭載されます

4.主な用途

(1)オフィスに設置した「WebDeFax」宛に送られてきたファクシミリデータ
   をオフィス内でLAN接続されている自席のパソコンから見ることができます。
   さらに同じファクシミリデータをインターネットに接続したパソコンを使用して
   出張先や自宅からでも確認することができます。

(2)先にNTTで開発し、NTTのグループ企業であるNTT PCコミュニケーシ
   ョンズなどから商品提供を行っている「MediaAgent/GW」と本シス
   テムを組み合わせることが可能です。「MediaAgent/GW」は、パソ
   コンからインターネットのユーザに電子メールを送るのと同じ手順で、その電子
   メールをファクシミリ端末に送信したり、ページャに送信するためのシステムで
   す。本システムと組み合わせれば、パソコンからファクシミリ端末にFAXを送
   信したり、ファクシミリ端末から受信したFAXをパソコンで閲覧することがで
   きます。すなわち、WWWブラウザを搭載したコンピュータを、ファクシミリ端
   末に置き換えて使うことが可能になります。

(3)ファクシミリ端末とインターネットに接続したパソコンとの相互通信が可能にな
   りますので、インターネットユーザへのファクシミリ掲示板の構築が可能となり
   、ファクシミリ端末のみのユーザからインタネットへの情報発信が可能になりま
   す。

5.今後の予定

  本年秋までに商品化する予定です。

(注1)HTML(Hyper Text Makeup Language)は、
    WWWブラウザで文書、イメージ等のマルチメデイアデータを表示するため
    の文書形式の規格です。



                               

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