平成8年9月17日 AT&T Company 国際電信電話株式会社 日本電信電話株式会社 「国際マルチメディアアプリケーション実験」の開始について AT&T Company(以下AT&T、本社米国ニュージャージー州、会長:ロ バート・アレン)、国際電信電話株式会社(以下KDD、本社東京都、代表取締役社長 :西本正)、日本電信電話株式会社(以下NTT、本社東京都、代表取締役社長:宮津 純一郎)の3は、日米間の高速通信回線を用いたマルチメディアアプリケーション実験 を9月20日から開始します。 本実験の目的は、将来のマルチメディアサービスのコンセプトと、高速のマルチメデ ィア通信に適するプラットフォームの検証です。このマルチメディア実験では、高速で 信頼性の高い通信能力を持ち、将来の様々なアプリケーションに利用できる非同期転送 モード(ATM)を用いています。 本実験では以下のアプリケーションを対象に実施します。 ・分散型知的教育システム 本システムは、インターネット上のWWWを利用し、学習者の理解状況に合わせて 内容進度を調整できるコンピュータを用いた教育システムです。 今回の実験では、日米間ATMを利用することにより、高品質で高速な国際間遠隔 教育や遠隔医療の有用性を検証します。 ・バーチャル会議システム バーチャル会議システムでは、デスクトップPC上で高速、高品質の多地点マルチ メディア会議を実現します。従来のビデオ会議システムでは専用の機器や会議室が必 要であったが、本システムでは、PCのウィンドウズ・ライクな画面を通じて、映像 、音声、図表等を用いたコラボレーションが可能となります。また、オフィスにいな がら「バーチャル会議室」への自由な入退室を行うことや、会議内容を保存し後に検 索・再生することも可能です。 ・高速TCP/IPゲートウェイシステム インターネットサービスは、国際的に急速に成長しており、国際間をより高速にか つ経済的に伝送することが望まれています。高速TCP/IPゲートウェイは、AT Mをバックボーンネットワークとして使用するインターネットにおいて、国際間の伝 送遅延によるボトルネックを解消し、TCP/IPのスループットを飛躍的に向上し 、各種トラフィックを非常に効率よく伝送することができます。 また、バーチャルLANの技術と上記システムを組み合わせることにより、端末に 変更を加えることなしに日米間のLANにおけるプラグ&プレイ*接続を検証します 。 *)プラグ&プレイ:異なるLANでも端末を差し込むだけで即時アプリケーション の使用ができること。 AT&T、KDD、NTTの3社は、これらのアプリケーション実験を、1996年 9月20日から、1997年2月までの6ヶ月間行います。 なお、現在のところ、上記アプリケーションの商用サービス化は計画していませんが 、基盤となるATMサービスについては、3社がそれぞれ提供する予定です。 3社は上記のアプリケーション実験によって、将来の顧客サービスと顧客満足度を飛 躍的に向上できるものと期待しています。
