平成8年12月10日 太陽光発電システムの導入拡大について NTTでは、マルチメディアの進展に伴って増える電力消費について、地球環境を保 護するため、太陽光発電をはじめとしたクリーンなエネルギーを積極的に導入していま す。今年3月にNTT中央研修センタ(東京都調布市)に屋上設置型では世界最大規模 (333kW)の太陽光発電システムを設置・運用開始したほか、11月にはNTT釧 路黒金ビル(北海道釧路市)、NTT村井交換所(長野県松本市)でも導入し運用開始 しました。 これらの一環として、このたび新たにNTT戸塚ビル(神奈川県横浜市)をはじめ全 国7カ所において本システムを導入し12月11日(水)より運用を開始します。 1.新たな導入予定ビル NTT戸塚ビル (神奈川県横浜市) [システム容量 11kW] NTT蒲郡ビル (愛知県蒲郡市) [ 〃 10kW] NTT矢田ビル (愛知県名古屋市) [ 〃 11kW] NTT金沢鳴和ビル (石川県金沢市) [ 〃 11kW] NTT大阪東ビル (大阪府大阪市) [ 〃 11kW] NTT愛媛支店ビル (愛媛県松山市) [ 〃 21kW] NTT堀江交換所 (愛媛県松山市) [ 〃 11kW] 2.これまでのクリーンエネルギー導入の経過 クリーンエネルギーの取り組みについては、NTT中央研修センタへの太陽光発電 システムの導入以降、世界初の経済的で効率のよい薄膜リボン形単結晶電池を用いた 新型太陽光電池システムと昼間と夜間の電力エネルギーの平準化を目的とした電力貯 蔵用ナトリウム硫黄電池システムをNTT鈴鹿研修センタ(三重県鈴鹿市)に11月 に導入しました。さらに、太陽光と風力のハイブリッドによる本格的な発電システム [注1]を全国で初めてNTTマリントーク瀬戸内(広島県佐伯郡)[注2]に導入 しています。 [注1]太陽電池を用いた太陽光発電11kWと風車を用いた風力発電16.5 kWによる「ハイブリッド発電システム」。この発電システムにより、 夏期は、ピーク発電時に使用電力の約15%、冬の強風時期では電力の 完全自給(100%)が見込まれます。 [注2]研修・レクリエーションセンタ 3.導入効果 今回新たに運用開始する7カ所と既に運用中の中央研修センタや鈴鹿研修センタ等 を加えると、発電規模は総計で約600kWにのぼり全国で年間70万kWhの電力 をクリーンな太陽光等で発電できることになります。これは石油にしてドラム缶約 600本分に相当し、年間約350トンもの炭酸ガスの発生を抑制することができま す。 4.今後の取り組み 今年度中に、沖縄など新たに6カ所への導入を予定しております。 NTTでは、2000年までにマルチメディアの進展で今後増大する電力需要の半 分を省エネルギーで、残りの半分をクリーンエネルギーでまかなう計画に取り組んで おり、今後とも太陽光発電や風力発電等を積極的に活用していく考えです。 5.その他 (1)システムの改良点等 太陽光発電システムの導入コストを低減するため、従来の工法を改善してきまし たが、今回さらにいくつかの改良を加えております。 太陽電池モジュールの接続方法にコネクタを採用するとともに、電気ケーブルの 固定方法も、固定ブロックの上に設置した棚に固定するラック方式だったものを架 台から直接突き出した棒に固定するハルタ方式に変更し工法を簡素化しています。 また、太陽電池の架台基礎についても屋上の防水層を切断してビルの鉄筋に固定 する独立式からコンクリートの重しで地震や風圧に耐える自重式に変更し、防水工 事を不要 にしています。 (2)ホームページでの紹介 NTTのクリーンエネルギーの取り組み等についてはインターネットのホームペ ージ“WNN−E マルチメディア&クリーンエネルギー”においてご覧いただけ ます。 (URL:http://www.wnn.or.jp/wnn-e/) (3)関連イベントの紹介 「地球に優しいマルチメディア社会を目指して情報通信とクリーンエネルギーの未 来講師:東京農工大学工学部教授工学博士 黒川浩助氏」のご講演を12月11日 (水)13:10より予定しております。[注3] 講演の中では、マリントーク瀬戸内やその他の太陽光発電システム導入ビルとマ ルチメディアTV会議システム「フェニックス」を使って、映像と音声で結び、実 際の導入ビルでのクリーンエネルギーの取組みや利用者の声を生でお伝えします。 [注3]「NTTまるちねっとセミナー」(12月9日〜18日、於:ア−バン ネット大手町ビル プレゼンテ−ションル−ム)の一環として開催され ます。
