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                              平成9年3月13日


     世界初の超高精細画像システムによる
         美術館プレゼンテーションンソフトを共同制作
           ─米国ホイットニー美術館で公開─


 NTTでは、HDTV*1の6倍の情報量をもつディジタルメディア:超高精細(S
HD)画像システムを用いたプレゼンテーション用ソフト「The American
Century:The Director’s Preview」を米国ホイットニ
ー美術館*2と共同で制作しました。
 このプレゼンテーションソフトは、ホイットニー美術館が1999年に予定している
イベント「The American Century:Art and Cultu
re,1900−2000」のプレビュー用に企画されたもので、SHD画像システム
に次々と映し出される美術品の静止画像に、併設された2台のテレビ画面から同美術館
館長の解説と関連のある動画像が写し出されるという構成をとっています。
 本ソフトは、SHD画像の高い精細度がアートの分野でも十分な表現力をもつことを
証明するものであり、将来の「電子美術館」実現に大きな可能性を示す成果であるとい
えます。
 なお、本ソフトは、3月13日からホイットニー美術館において公開される予定です
。

<背 景>
 NTTでは、SHD画像システムを利用して、病理診断画像をネットワークを介して
送り専門医の診断を仰ぐ遠隔病理診断や、商品のイメージをそのまま伝える電子カタロ
グといった、HDTVの約6倍(2048×2048画素以上、60フレーム/秒、色
信号カットなし)の情報量をいかしたアプリケーションの開発をさまざまな分野で進め
てきました。
 今回のプレゼンテーションソフトは、新しいメディアによってより多くの人々により
多くの芸術を楽しんでもらいたいというホイットニー美術館側のニーズをNTTのSH
D技術で実現させたものです。

<プレゼンテーションソフトの構成>
 20世紀の100年間を、アメリカの芸術・文化の側面から解説する内容です。通常
のNTSC*3動画と音声でホイットニー美術館館長がテーマを解説すると、それに同
期して100点以上の美術品の静止画像がさまざまな特殊効果によって次々とSHD画
像上で切り替えられます。さらにもう1台併設されたNTSC画像端末からは、各美術
品に関わりのある映像が流れるという構成となっています。

<今後の展開>
 今回、SHD画像のクォリティーが認められたことを受けて、今後NTTでは、電子
美術館実現に向けたさまざまな取り組み、たとえば所蔵品のSHD画像データベース化
、ネットワーク化、並びに美術教育、美術研究、美術品取引など今後、アート分野での
アプリケーションの展開を図っていく予定です。

<用語解説>
*1)HDTV(High Definition Television)
   現在のテレビに比べ、格段に高精密の画像を生み出すことのできるテレビで、日
  本での規格はNHKが開発した走査線1125本の「ハイビジョン」を採用してい
  ます。画面(ディスプレイ)の縦横比率はは16対9となっています。

*2)ホイットニー美術館
   20世紀のアメリカ美術を幅広く紹介し、特に現役の芸術家に焦点をあてている
  美術館として有名です。また世界で初めてインターネット上に所蔵品の画像を乗せ
  た「インターネット・ミュージアム」という試みを実施しています。アメリカとい
  う多民族国家から生まれた多様な文化、そこで育まれた芸術を賞賛するというコン
  セプトをもとに組まれるプログラムは市民の共感と高い評価を得ています。
     Whitney Museum of American Art
     945 Madison Avenue
     New York, NY 10021
     Tel.212−606−0219
     Fax.212−570−1807

*3)NTSC(National Television System Comm
        ittee)
   1953年に標準化されたカラーテレビジョン信号であり、走査線525本、毎
  秒像数30枚で、画面(ディスプレイ)の縦横比率はは3対4となっています。






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