報道発表資料 平成9年4月9日
日本電信電話株式会社
株式会社インターネットイニシアティブ
インターネットコンテンツの効率的な配信に向けた共同研究の推進について
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津 純
一郎)と株式会社インターネットイニシアティブ(以下IIJ、本社:東京都千代田区、
代表取締役社長:鈴木 幸一)は、大容量のインターネットコンテンツを持つサーバ群か
ら、インターネットサービスプロバイダ(以下ISP)への効率的なコンテンツ配信を実
現する、マルチフィード(以下MF)技術の確立に向けた各種研究を共同で推進すること
で本日合意しました。
1.共同研究の背景
現在、インターネットの爆発的な普及とともに、インターネット上で流通するアプリ
ケーションの多様化や、画像、動画等の配信に伴うコンテンツの大容量化が進んでおり、
インターネット・トラヒックは増加の一途をたどっています。
このような状況下、現在のネットワークインフラが増大するトラヒックに対応しきれ
なくなり、コンテンツが期待されたパフォーマンスで利用者に到達しなかったり、また、
インターネットプロバイダ等の運用管理コストを増大させるなどの問題が生じています。
このような問題に対し、NTTとIIJは、双方が保有するリソースの相互補完によ
る研究成果の相乗効果を狙い、MF技術の確立を中核としたインターネットコンテンツ
の効率的な配信に向けた共同研究を実施することとしました。
今回の共同研究により得たノウハウを、快適なインターネット環境の構築・提供に活
かすなど業界の発展に資することとします。
2.共同研究の目的と内容
今回の共同研究は、インターネットコンテンツを効率的に集中配信するMF技術の確
立を中核とした、コンテンツ流通の為の効率的な仕組みを構築することを目的とします。
大容量コンテンツを蓄えたサーバとISPの高速回線を接続した高トラヒックの流通
環境を築き、主にコンテンツ配信の為のサーバやネットワークの構築・制御技術、およ
び、コンテンツ配信により生み出されるトラフィックの測定・管理技術に焦点を当て、
実験/検証を行う予定です。
また、新たな事業領域の開拓につながるコンテンツ流通の仕組み作りや、新しいコン
テンツビジネスの成立支援に向けた取組も併せて行います。
3.共同研究の期間等
準備が整い次第開始することとし、半年程度を予定しています。
なお今回の共同研究にあたっては、研究成果を実際のインターネット環境に反映させ
るため、既存のISPや、本格的コンテンツを有するインフォメーションプロバイダに
参加を募るなど、公開実験の実施も検討しています。

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