平成9年5月7日 日本電信電話株式会社 マレーシア国マルチメディア・スーパー・コリドール(MSC)計画 に対する取組みについて マレーシア国の推進するマルチメディア・スーパー・コリドール計画について、 NTTはマスタープランの作成段階から参画してきたが、その中核となるインテリジェ ント都市「サイバージャヤ」の開発について開発主体となる「サイバービュー社」の 合弁事業契約書に5月7日夕刻(現地時間)調印するとともに、出資することとしまし た。 出資金額は5,120万リンギット(約27億円)であり、これにより、サイバービュー 社の株式総数の15%を取得することとなります。他の出資者としては、MSCの推進母体 である政府100%出資のマルチメディア開発会社(Multimedia DevelopmentCorporation:MDC)をはじめ、マレーシアの有力企業及び政府機関等が予 定されております。 5月17日にはサイバージャヤの鍬入式が予定されており、NTTもこれに参加する 予定です。この鍬入式は、サイバージャヤ予定地で行われ、マハティール首相初め政 府閣僚、マレーシア政財界の要人、及びMSCに進出を予定している内外の企業の代表 等が出席する予定です。 なお、NTTはこのほど、マレーシア政府より「MSCステータス」会社の認定を受けま したので、これを活用し、マレーシアでの事業展開を行うため、その拠点となる現地 法人を本年度上期に設立する予定です。 この現地法人の一部門として、R&Dセンタをサイバージャヤ内に設置することを検 討しています。現地法人の詳細につきましては、設立準備が終了した段階で、改めて 発表したいと考えております。 (参考)MSCステータス MSCのサイバージャヤ等に進出する企業が、マルチメディアの提供者または利用者 としてMSCの推進に寄与する等、一定の条件を満たす場合、マレーシア政府から付与 される資格で、これを取得すると、法人税の免除、外国人雇用の自由等の優遇措置を 受けることができる。現在MSCステータスの認定を受けている企業は、NTTの他、米国 のサンマイクロシステムズ社及びマレーシアのテレコムマレーシア社及びミモス社の 計4社である。 (別紙) MSCサイバージャヤ開発会社(Cyberview社)への出資について 1.出資の目的 マレーシアのマルチメディア・スーパー・コリドール計画(MSC)の中核となるイ ンテリジェントシティ(Cyberjaya)について、この開発を担うサイバービュー (Cyberview)社に対し出資を行うことにより、IT、マルチメディアを使い、サイ バー法等の画期的なソフトインフラの環境下での、総合的な国家開発計画の実施に参 加する。 2.サイバージャヤの概要 MSCの中核都市となるサイバージャヤは、総面積7,000haのエリアで、高速道路、 高度通信網等のインフラストラクチャーを整備し、海外のマルチメディア関連企業、 大学、研究施設等を集積することが計画されている。サイバージャヤの中でも中核と なる 2,855haの開発対象地域については、四つのフェーズに分けて開発する予定である。 なお、サイバージャヤへの進出企業には、マルチメディア関連企業として一定条件 を満たせば、優遇税制等を適用するMSCステータスが与えられることになっている。 3.サイバービュー社の概要 サイバービュー社は、サイバージャヤの開発主体として計画され、MSC推進母体の MDC、マレーシアの有力企業及び政府関連企業を中心に設立される。 事業の主たる目的は、IT、マルチメディア等のインフラ整備を柱としたマス ター・プラン作り、開発の調整管理及び誘致企業を対象とした各種施設の建設などで ある。
