報道発表資料                          平成9年5月8日                                日本電信電話株式会社                          NTTテレマーケティング株式会社         暗号化ソフトウエアと鍵配信・クレジット決済を組み合わせた       「インターネットmiTa KaTTa」電子流通サービスの提供開始について  日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮純一郎)と NTTテレマーケティング株式会社(以下NTM、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井 関 雅夫)は、NTTが開発した暗号技術とオンライン決済に関する技術的ノウハウを利用し て、インターネット上でソフトウェアの配布及び決済を同時に行うことのできる電子流通 サービス「インターネットmiTa KaTTa」を平成9年5月9日(金)より開始します。この サービスにより、CD-ROM等のパッケ−ジを使った物流を一切伴わない、完全オンラインで のソフトウェア流通・決済が可能になります。また、株式会社リコー(以下リコー、本社: 東京都港区、代表取締役社長:浜田 広)は、平成9年5月9日(金)より本サービスを 利用してアウトラインフォント(*1)や著作権フリーのイラスト素材などのソフトウエア を販売します。  (*1)アウトラインフォントとは、拡大縮小してもきれいな輪郭が描かれるパソコン用 の文字です。 1.概要  平成9年1月より開始した従来の「インターネットmiTa KaTTa」サービスでは、主に 通信販売等の代金決済のための、インターネット上でのクレジットカードによる決済代行 サービスを提供してきました。今回、このサービスにソフトウェアを暗号化して流通させ る機能を追加します。これにより、エンドユーザは、24時間、安全かつ簡易に、自宅に居 ながら、ソフトウェア等の電子的なコンテンツの購入、代金の支払いが同時にできる電子 流通サービスを利用できるようになります。 2.開発の背景  従来の「インターネットmiTa KaTTa」サービスについては、決済処理を電話回線で行っ ていますが、セキュリティの高さが評価され、通信販売や各種サービス申込の代金決済に 広くご利用いただいています。しかしながら、エンドユーザや「インターネットmiTa KaTTa」サ−ビスを利用して商品等を販売している事業者から、代金決済にとどまらず、 ソフトウェアも合わせてインターネット上で直接取り引きしたいとの要望が強くなってきま した。そこで、NTTは従来の決済機能に加え、新たにソフトウェアを暗号化・復号化す るシステムを開発しました。このシステムは、エンドユーザが、暗号化されたソフトウェ アをインターネット上で購入し、その代金を支払うと同時にソフトウェアを復号化する、 という機能を有しています。これにより、インターネットで安全なソフトウェアの流通・ 取り引きが可能になりました。 3.特徴 (1)サービス内容  ア.電子的コンテンツ等購入者(エンドユーザ)  (ア)インターネットを利用して、24時間いつでも自宅から暗号化されたソフトウェアを     入手できます。  (イ)セキュリティ−確保のため電話/ISDN回線にてオンラインでクレジットカ−ド代金     決済を行うと、直ちに暗号化されていたソフトウェアは解凍され、利用可能になり     ます。  (ウ)エンドユーザはセキュリティ−確保のため、NTMが運営するmiTa KaTTaセンタ−に     一度、電話/ISDN回線を通じて直接、認証登録しておくと以後インタ−ネットmiTa     KaTTaを利用してソフトウェアを販売するどの事業者からも、コンテンツを購入する     ことができます。(*2)    (*2)miTa KaTTaサービス利用契約をNTMと締結している事業者が対象になります。  イ.情報提供者(電子的コンテンツ販売事業者)  (ア)インターネットを利用して、ソフトウェアの流通・販売ができます。  (イ)ソフトウェアの販売方法は、事業者が自社のWWWサーバに販売するソフトウェアを     暗号化しておき、NTMのmiTa KaTTa WWWサーバ(*3)にリンクを張るだけです。  (ウ)クレジット決済時のエンドユーザの本人認証は、miTa KaTTaセンターが行います。     事業者が自ら認証システムを構築する必要はありません。   (*3)miTa KaTTa WWWサーバとは、miTa KaTTaプログラム(クレジットカード       決済・コンテンツ復号化プログラム)をエンドユーザに初回のみダウンロード       していただくためのサーバです。       (http://www.ntm.co.jp/mitakata/aboutinternet.html)                          (2)本サービスの利用契約対象者  「インターネットmiTa KaTTa」は、ソフトウェア流通の仕組みを提供するサービスであり、  インターネットを使って事業を展開するソフトウェア販売者や通信販売業者、各種サービスを  提供する事業者が広く対象となります。 (3)安全性の高さ   NTTの開発した情報暗号技術を、コンテンツを暗号化・復号化する鍵やクレジットカード  情報を送信する際のセキュリティ保護のために利用しています。また、暗号化されたソフト  ウェアはインタ−ネットを通じてダウンロ−ドされますが、エンドユ−ザの認証登録や決済  処理時の鍵の送受信は、電話/ISDN回線を利用して、エンドユ−ザのパソコンとNTMの  miTa KaTTaセンタ−ととの間で行われており、安全性は十分確保されています。 4.本サービスの具体的な利用事例  このたび、リコーが、アウトラインフォントやマルチメディアコンテンツ制作用のイラ スト等の販売に「インタ−ネットmiTa KaTTa」を利用します。リコーは、平成6年4月 よりソフトウェアパッケージの通信販売を行ってきましたが、お客様から、CD-ROM等の パッケ−ジ流通を伴わず、申し込みと同時にソフトウェアを使用できる仕組みのご要望が 出ていたことから、本サービスを導入していただくことになりました。また、本サービス により、通信販売の受注業務の削減を図ることも可能になりました。これにより、リコー は、流通経費や受注業務経費の削減分を価格に反映させています。  エンドユーザのインターネットでのソフトウェア購入手順は次のとおりです。  (1)暗号化されたソフトウェアをリコーのホームページ(http://font.co.jp)から     ダウンロードします。  (2)miTa KaTTaホームページ     (http://www.ntm.co.jp/mitakata/aboutinternet.html)から、     miTa KaTTaプログラムをダウンロードします。  (3)miTa KaTTaセンターに、本人確認(認証)登録を行います。(初回のみ)  (4)miTa KaTTaプログラムを使用して、電話回線またはISDN回線を通してクレ     ジットカードによる代金決済を行います。  (5)決済と引き換えに取得した鍵により、暗号化されていたソフトウェアが自動的に     復号化され、インストール可能な状態になります。 5.今後の予定    NTTの暗号化技術を利用した電子流通ビジネスとしては、将来、DVDや衛星放送等を利用 したコンテンツ流通や、従来のソフトウェアを中心としたコンテンツに加えて、映像系の コンテンツ流通にも展開していきます。

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