平成9年7月14日
報道発表資料
日本電信電話株式会社
株式会社 朝日広告社
日本語読み上げ技術を活用したマルチメールサービス
「Anetサービス」の実験開始について
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京新宿区、代表取締役社長:宮津純一
郎)と株式会社朝日広告社(以下朝日広告社、本社:東京都中央区、代表取締役社
長:村山孝喜)は、NTTが開発した「AUDIOTEX」*1と「FLUET」*
2を利用した、マルチメールサービス「Anetサービス」の実験を7月15日
(火)から開始します。また、段階的に電子メール機能を充実させるとともに利用者
に提供し、平成9年10月から本格的な運営を開始します。*1:AUDIOTEX
(日本語読み上げ技術)NTT情報通信研究所によって開発された日本語テキスト解
析(形態素解析)ソフトで、日本語文章について約36万語の大規模日本語辞書を用
いた単語区切り、品詞付与などを行い、正しい読みや自然なアクセントや息継ぎのた
めのポーズ位置や量を決定します。*2:FLUET(波形編集型音声合成技術)
NTTヒューマンインタフェース研究所によって開発された高品質音声合成エンジン
で、波形編集合成方式によって自然で明瞭性の高い音声を合成します。
1.「Anetサービス」の実験概要
(1)実験の目的
NTTは、マルチメディア時代の到来に向けて、NTT情報通信研究所が開発を進め
てきた日本語読み上げ技術「AUDIOTEX」と同ヒューマンインタフェース研究
所が開発を進めてきた音声合成技術「FLUET]をメールサービスに利用した場合
の技術の検証及び電子メール関連サービスの拡大・充実を目指して、朝日広告社と共
同で実験を開始します。メール転送のマルチサービスとは、通常の電子メール転送の
他、ファックス、音声等とのメディア変換を利用してメール転送を提供するサービス
です。また、電子メールを新たな広告媒体として活用する際に、消費者ニーズの把握
とこれに合致した広告を掲載する等、広告主からみて宣伝効果の大きい広告事業の在
り方を模索及び検証いたします。
(2)サービス概要
Anetサービスは、電子メールアドレスを会員ユーザーに配布して、会員ユーザー
への電子メールを、通常のメール転送サービスはもとより、ファックスや音声等での
メール転送サービスを可能とします。その会員個々人が日常的に受信する電子メール
を広告媒体と位置づけ、メールのヘッダーやフッターの広告枠に文字広告を掲載し、
広告主が求めるセグメント層だけへの広告掲載や、会員属性や広告効果測定などの情
報を提供をする等、広告媒体としても魅力の高い媒体を目指しています。NTTは、
システムの構築、新技術の検証・支援を受け持ち、朝日広告社は、会員及び広告主の
募集活動、顧客ニーズ、広告主ニーズに適合した広告事業の運営を受け持ちます。
(3)実験運用期間
平成9年7月15日〜平成10年3月31日までの約9ケ月間
(4)会員数
会員(利用者)3万人(実験終了時点)
(5)サービスの内容
a.メール転送サービス(Push型)
・通常転送サービス
・ファックス転送サービス
b.メール取り出しサービス(Pull型)
・ファックスから取り出し
・携帯端末(POP対応)から取り出し
・電話から音声で取り出し
(6)電子メールアドレスの登録及び配布方法
Anetサービスのホームページにアクセスして、会員自身の情報を入力し、電子
メールアドレスを請求すると、自動的に配布されます。アドレス使用料については、
無料です。 なお、メール取り出しサービスについては、当面は無料でご利用頂け
ますが、今後、メールボックス容量の決定とあわせて、使用料を設定する予定です。
(7)電子メールの転送先の設定
Anetサービスのホームページにアクセスして、リモートで電子メール転送先(通
常メール転送、ファックス転送、音声転送)を設定することができます。
(8)広告料金
a.会員1人に1回広告を送る場合の料金(40円)を設定
なお、同じ広告内容について、広告回数を重ねることにより割引
(2回目:30円、3回目:20円)を行います。
b.セグメントに応じた別途料金を今後検討
<参考>広告出稿費用の試算
以下の前提条件で1広告主・月あたりの広告出稿費用は270万円となり
ます。
(条件)・会員数3万人、
・1会員1日平均3回メール受信
・1人1回広告単価平均30円
・1ケ月広告主数平均30社
・1広告主広告出稿回数3回
2.「Anetサービス」のホームページアドレス
http://www.anet.ne.jp/

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