平成9年8月18日
報道発表資料
日本電信電話株式会社
慶応義塾大学大学院経営管理研究科
千本研究室/國領研究室
“インタラクティブ遠隔教育システム”の本サービス開始について
日本電信電話株式会社(以下NTT、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮津 純一
郎)と学校法人慶応義塾大学大学院経営管理研究科千本研究室/國領研究室(以下、慶応
大学経営管理研究科、東京都港区、教授:千本 倖生/助教授:國領 二郎)は、マルチメ
ディアTV会議システム「フェニックス」を活用した“インタラクティブ遠隔教育システ
ム”の本サービスを平成9年9月9日(火)から開始します。
“インタラクティブ遠隔教育システム”は「ベンチャー企業経営論」の授業を、慶応大
学の研究室と全国2か所のサテライト会場とをフェニックスで結びインタラクティブに行
うものです。
1.背景
慶応大学経営管理研究科及び附属ビジネス・スクール(神奈川県横浜市、研究科委員長:
小野 桂ノ介)では、経営学修士(MBA)取得等を目的とした経営学等の高度なビジネス教育を
昭和53年より提供してきましたが、受講生が東京に偏りがちであったことから、全国レベ
ルでのビジネス教育の提供に苦慮していました。加えて、産業界からもより多くの方々に本
格的なビジネス教育を提供できないかという要望があり、慶応大学経営管理研究科國領研究
室とNTTでは共同で“フェニックス”を活用した遠隔教育の可能性を検討するために、本
年4月から7月まで“インタラクティブ遠隔教育システム”の実験を行ってきました。
2.本サービスの概要
“インタラクティブ遠隔教育システム”は、大学側にはマルチメディアTV会議システム
「Phoenix WIDE(フェニックスワイド)」*1を、また、受講生には パソコン対応型の安価
な「Phoenix(フェニックス)」*2を利用していただきます。
授業は、研究室と2カ所のサテライト会場を結んで行い、サテライト会場側ではパソコン
画面の映像を大型のモニターに映し出し、受講生10人程度が同時に受講します。
なお、3対地を同時に結んでの授業となることから、実施にあたりNTTフェニックス通
信網株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 義孝)の提供する多地点接続サービ
ス*3を利用します。
*1:Phoenix WIDE(フェニックスワイド)
パソコンを必要とせず、テレビ等のモニターにISDN回線・映像・音声用のケー
ブルを3本接続するだけでセットアップでき、軽量で簡単に持ち運びができます。
*2:Phoenix(フェニックス)
ISDN回線利用のパソコン対応型で、安価なキットタイプのものからパソコンと
一体型のオールインワンタイプまで5機種を発売しています。
*3:多地点接続サービス
テレビ会議システム複数台を多地点で同時に利用できるもので、会議や遠隔教育等
に利用されています。
3.目的
(1)NTTでは、オフィスや自宅等で大学の教室やセミナー会場にいるのと同様な感覚で講
義やセミナーをネットワークを介して受講したりすることができるビジネスの仕組み
(サイバーカレッジビジネス)を推進し、今後の大学院及び大学教育における次世代総
合教育の先駆けになるように取り組んでいきます。
(2)慶応大学経営管理研究科千本研究室/國領研究室では、「開かれた大学院教育」を目的
に、本格的なビジネス教育を望んでいる学生や、職場で経営学等の課題に直面している
ビジネスマンなどが、手軽に再教育を受けられるインタラクティブ遠隔教育の普及に取
り組んでいきます。
4.授業の実施時期等
(1)実施時期: 9月期(9日、16日、30日)
10月期(7日、14日、21日、28日)
11月期(4日、11日) (計9回)
*成果発表会:11月25日(午前9時〜午後5時を予定)
(2)授業時間:各回とも、午前9時00分〜12時10分
(3)授業内容:「ベンチャー企業経営論(教授:千本倖生)」の授業を行います。授業では、
大学院におけるベンチャー経営等の経営理論や現場の実践的なケースについ
て議論(ディスカッション)を中心に行います。
(4)会 場:@講義会場:東京(慶応義塾大学・赤坂アークヒルズ)
A サテライト会場
(ア)東京会場:(株)シーフォートコミュニティ・会議室
(東京都品川区東品川2-3-12センタービル10階)
(イ)大阪会場:ピクチャーテル株式会社大阪営業所
(大阪市中央区東心斎橋1-11-17心斎橋NTビル7F)
5.参加費用
サテライト会場での受講料は、8万円
(受講料には、教材、資料郵送料、通信費等が含まれます)
参考.講義会場での受講料は、一般15万円、慶応大学経営管理研究科の修了生12万円
6.受講生の募集について
(1)募集条件
@原則、大卒以上で、25歳以上の方(慶応義塾大学卒でなくとも可)
A受講者相互間の積極的な討議に参加することが必要なことから、主題に予定されている
資料・ケースを読み、討議に参加できる方
B予定された日時に欠かさず会場に通える範囲に居住の方
Cパソコン(OS:Windows95)を使うため、受講時点で下記が可能な方
・インターネットでホームページの閲覧
・プレゼンテーションソフトによる発表
(2)参加申し込み方法
住所、氏名、年齢、生年月日、電話番号、電子メールアドレス、学歴、職歴、希望する
参加場所等を、電子メールでお申し込み下さい。
詳細は、ホームページを参照 URL: http://home.att.ne.jp/gold/saka/
(3)募集人員
合計20名程度(サテライト会場 各10名程度)
(4)申し込み締め切り日
平成9年8月30日(土)必着
7.今後の予定
(1)NTTでは、「Phoenix」等とNTTフェニックス通信網株式会社が提供する多地点接
続サービスを利用した本システムを、大学院、大学、塾、語学スクール等様々な教育機
関へ水平展開し、”サイバーカレッジビジネス”のより一層の普及促進を図る予定です。
(2)慶応大学経営管理研究科では、本サービスを通じて遠隔教育のノウハウを蓄積し、ビジ
ネス教育から技術開発教育、あるいは開業医等専門分野などの幅広い分野でこの遠隔教
育の導入を喚起していく予定です。

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